〜第2話の続きを回想シーンで〜
「…それはありがたいが…送る場所はザックシティだぞ? …ここからだとどう考えても丸半日はかかる場所……」
えーと確かアルサレアの大きな町では一番北にある…シャトルベースとか空港があるところで知られてますよね〜…
「お安いご用ですよぉ〜これでもここに来るまではキャンプ生活だったんですから慣れてます〜」
「……本当になれているのか? 確か相当切羽詰まっていたように聞こえたが?」
にゃあ〜それは言わないでくださいよぉ〜
「…だ、大丈夫です。行って帰ってくるだけだから3日もあれば十分ですし……初日以外は向こうでお泊まりすれば………」
…工場長さんは口元を隠しながら視線を反らして何かを考えてます……?
あぅ…私ってそんなに信用ないんですか〜〜?
「……わかった。準備するから手荷物を揃えておいてくれ。……ああ、あと厨房に保存食があるだろうから、晩と朝の食事分くらいは何とかなるだろ」
「…はいです〜!」
30分後、準備が終わった私はロキくんで出発……比較的安全という事だった迂回ルートを選択して、途中にあった小さな川の近くで一泊する事にしました。
〜回想シーン終了〜
「いただきます〜」
ミナは孤児院で貰った保存食を食べるところだった。
……山の幸たっぷりの炊き込み釜飯に具沢山のみそ汁、ビーフシチュー…後はお茶と、昼に採ったばかりのトマト、キュウリ、柑橘系果物がテーブル…らしき物に置かれており、テーブルの上には釣り竿のようなものを利用してカンテラがぶら下げられていた。
「便利になりました〜貰った新しい武器ってこんな使い方もあるんですねぇ〜♪」
ミナは自分の足元と目の前…川のほとりに出来ているものを見回した。
……テーブルだと思われたのは大きな岩だった。それをまるで鋭利な包丁で豆腐かチーズでも切ったかのような、やたらと綺麗な断面をテーブルに見立てており、その切った岩を使ってさらにサイコロ状の椅子まで作っていた。
…川のほとりにはエクスカリヴァ…『ク〜ちゃん』で仕切られている瓢箪みたいな水たまりがあり、そこからは湯気が出ていた。
「温泉みたいで素敵でした〜♪」
ちなみにそれは温泉ではなく、ロキくんに搭載されている武器を使った即席の露天風呂である。
……そういう使い方もあったか……(この事を後に聞いた工場長との会話より)
「…シートもフワフワになりましたし〜背もたれも可変しますからゆっくり眠れそうです」
…耐G対策用にシートも衝撃吸収を考慮したものに変えているのだが、たしかにその分居住性も快適になっているのだろう(苦笑)
食事を済ませたミナは容器を火で燃やしたあと、PFに戻って寝る準備をした。
ラジオのスイッチを入れると、相変わらずヴァリムやテロに関する問題などが流れていた。
「……いつ終わるのかなぁ…戦争が終わればロキくんと一緒に旅がしたいです」
ミナはラジオだけ持って外に出ると、音楽が鳴っているチャンネルに切り替えて夜空を見上げつつ、残った果物を食べて久々のアウトドア生活を満喫するのだった。
さて、時間を少々遡り…ミナが孤児院を出発した頃……
『艦長になった気分はどうかね?』
「…一時的なものとは言え、悪くはありませんなぁ。ただ、じっと座って指示を送るのは、私の性には合わんようです…前線で戦いながら指示を出す方が、なにかと気は楽ですな」
『ははは、キミならそう言うと思ったよ、ヴァイス君』
「恐縮です、ツェレンコフ参謀本部長閣下」
アルサレア軍VIP警護部隊『ロイヤル・ガーディアン』の総隊長にして、自らも小隊の隊長を務める白髪の男性、アルサレアで『最強の兵士は誰か?』とアンケートを取れば4人に1人はこの名前を出すであろう人物……『ヴァイス=ランドール』その人である。
普段は首相や将軍を守るべく忙しい彼であるが、今回は参謀本部長直々の命令である艦艇の艦長を任されていた。
『……すまんの。艦の飛行テストなど、本来なら君らに頼むような仕事ではないのだが…』
「承知しております。カシュー平原での一件は我々にも伝わっておりますので」
ヴァイスに代わって彼が最も信頼する部下の一人であり、限りなく恋人に近い関係と噂される(本人達は言葉を濁しているため)、『シリア=ブルーナイト』が応えた。
『うむ…その件でキリシマ監察官も出張っておるし、本来なら私自ら指揮を執らなければいけないところだが…ヴァリムの動きに妙な所があっての…その調査のために今参謀本部は手が離せない状況なのでな』
「…妙な動き?」
『……この場では詳しく言えんが、ヴァリムの次の狙いが何処か……この一件の調査結果如何では、こちらの想定が大きく覆されるかもしれん』
「…………」
事の重大さに沈黙するヴァイスとシリア。
「……了解。ではせめてこの任務を万全に処して、参謀本部長閣下の荷を少しでも軽くするといたしましょうか」
いつもの笑顔で答えるヴァイスに、参謀本部長も微笑で答えた。
『君からその言葉を聞くだけで、十分だよ。…では、色々大変かもしれないが、よろしく頼む』
「…ハッ!」
ゴルビー参謀本部長との通信が切れると、ヴァイスはあらためて表情を引き締めて、ブリッジクルーの表情を見渡す。
「……レーダーに異常なし」
「…各ジェネレーター正常……」
「……はい、これお願い」
「了解、こっちの端末に情報転送頼む」
……さすがにこの任務のために厳選されたメンバーである。
ヴァイスが指示するまでも無く、自分の職務を全うすべく作業を行なっていた。
「失礼します!」
するとそこに少尉の階級をつけた兵士が入ってくる。
その人物がここにいる事を知っているヴァイスとシリアは特に動じた様子も無いが、ブリッジクルー達は少し驚いていたような感じだった。
「…自分の事はどうかお気になさらずに、そのまま作業を続けてください」
周りにそう言うと、兵士はヴァイスの座っている艦長席に向かう。
「この度、キリシマ監察官に代わりまして、防衛空中空母『ヤタガラス』の飛行試験に同行する事になりました、ルーク=ガンフォード監察官代行であります!」
この艦は先の戦闘(J2及びJ1参照のこと)で撃墜、拿捕したヴァリムの強襲空中空母『オーガル・ディラム』を改修し、防衛空中空母として生まれ変わったアルサレアのオーガル級戦艦『ヤタガラス』である。
本来ならもっと早い時期に完成するはずだったのだが、物資不足の関係で遅れに遅れて、ようやく実戦可能なレベルの飛行テストを行えるまで完成したらしい。
そして今名乗った人物は参謀長直属の監察官である『アオイ=キリシマ』大佐の部下で監察官見習いでもある『ルーク=ガンフォード』少尉である。
今回、上司であるアオイが忙しかったため「あなたが行きなさい」と無理矢理押し付けられたらしい?
「任務ご苦労、一つお手柔らかに頼むよ。監察官殿!」
「いえ、こちらこそよろしくお願いいたします。噂に聞く大佐の大胆不敵な用兵術、この目でしっかりと観察し、後学にしようと思います」
そう言うことを真っ正面から言うあたり、この人物の真面目さがよくわかる。
「はっはっは…これでますます不様な所は見せられないか」
こういう人物は嫌いでないヴァイスは苦笑するとトレードマークとなっている葉巻を懐から出し火をつけようとする……
「…大佐、ここは禁煙です」
特に面識のない部下がいる手前、階級で注意するシリア。
「む……」
指摘されて気がついたヴァイスは仕方なくライターを戻す。
「…良い機会ですから、任務中は禁煙してみてはどうですか?」
「健康に気を付けて欲しいという君の気持ちは嬉しいが…これはもう私の体の一部みたいなものなのでねぇ」
苦笑するヴァイスに軽く嘆息するシリア。
二人の様子から察するに、こういったやり取りは何度もされているのだろう?
………………
「さて……監察官殿はすでに格納庫を視察されたようだが、物資の搬入状況はいかがだったかな?」
気まずい雰囲気を誤魔化すようにヴァイスはルークに問いかけた。
「はい、先ほど聞いた限りでは現在95%終了ですが……」
「ふむ…何かあったのかね?」
優しく問うヴァイスにいささか気後れしたルークは軽く会釈を返しながら話を続ける。
「……やはりヴァイス大佐とシリア少佐の機体を搬入するのは難しいみたいですね…」
「…そうか……」
任務上、戦闘があったとしてもこの席を離れるわけには行かないヴァイス達であるが…やはり自分の愛機がある方が落ち着くらしいので、搬入を頼んでいたのだが……
「……機体を解体しての搬入ならば可能らしいですが…どうしましょう?」
「いや、それには及ばんよ。一旦解体したら組み上げるのに時間がかかる…それではいざという時に困るからねぇ」
…やはりいざと言う時は出るつもりだったようだ?(汗)
「今回特別に整備班として乗艦されるガバメント大佐は、多少の無理は通す方だと……」
そういいかけた兵士の言葉を軽く手で制してやめさせるヴァイス。
「…彼の事は、かつて部下だった男からよく聞いているよ。…しかしただでさえ、PF積載量をオーバーしている状態での運行になる事を鑑みても、彼のような優秀な整備士にこれ以上余計な手間を増やすわけにはいかんよ」
「……了解しました。では、そのように伝えてまいります」
「…監察官自ら出向かなくとも、私のほうから連絡しておきますが…?」
「いえ、監察官という役職を負っていたとしても、自分はまだ少尉です。まだ学ぶべき事も多い身ですから、このくらいの雑務は自分でやらせてください、少佐」
二人に敬礼してその場を去るルーク。
ヴァイス達も感心した様子でそれを見送ると、ふたたびブリッジクルーの様子をみながら指示を送った。
………所変わって…ヤタガラスの格納庫内………
すでにほとんどの物資搬入を終えた格納庫内はそれこそ戦場のように慌しかった。
荷物搬送用のキャリアが荷物を物資格納庫や弾薬庫へ運び入れ、甲板ではPFの固定作業に各員が必至に動いている中、先程ヴァイス達との会話の中に出ていた「彼」も忙しく動き回りながら指示を出していた。
「こら、てめぇらそこで油売ってるならむこう手伝え!! …あ゛ぁ、そこのお前、それは奥の格納庫だろうが、そこに置いとくんじゃねぇっ!」
自らもPFの固定作業をしながら周囲を把握しつつ的確に指示を送る……。
…多少口は悪いが、その腕前は自他共に認めるものなので誰も文句を言わなかった。
『…ガバメント大佐〜搬入作業終了しました〜!』
「おぅ、直ぐに行く!!」
本当に速攻で固定作業を終わらせた(しかも手抜き無し)『ガバメント=フューラー』技術大佐は、汚れた手を軽く拭きながら先程大佐を呼んだ整備士の所に走る。
その整備士はどう見ても自分より若そうな人間を相手に最敬礼していた。…よく見れば先ほどまでブリッジにいたルークと、物資搬入を担当していた人間である。
どうやら物資搬入班に先ほどの話をしていたようであるが……?
「ご苦労様です大佐殿! お忙しい所ではあると思いますが、こちらの物資搬入一覧を確認願います」
「……ん…5分待て…」
しばし書類の束をパラパラ捲って確認するガバメント………
「……結局ヴァイス大佐とシリア少佐の機体搬入は無しか?」
「はい。ただでさえ規定積載量を超えている中で、我儘は言えないと……」
「なぁ〜に言ってやがる! それを何とかするのが整備士魂ってもんだろうが!!」
(いや、俺は整備士じゃないんですけど)
ガバメントの言葉に思わず心の中で反論するルークである。
「もう機体解体は終わってるんだろ?」
「…い、いえ……」
「なら、隣に泊めてある俺の『バハムート・ゼロ』を使え! 機体の解体なんざ20分もあれば終わらせられる!」
「しかしですね…これはヴァイス大佐のご命令です。それに予定時間をすでに30分もオーバーしてますので……」
「……ちっならしゃ〜ねぇか。…ったく前もって俺に相談しておけば隔壁壊してでも収容スペース用意してやったのにな」
(…だからガバメント大佐には言わなかったのだと思いますよ)
ヴァイスとシリアの性格を考えると、戦闘が始まればPFに乗って真っ先に出撃するだろうと言うのが、参謀本部長他、彼らをよく知る者の見解である。
そのためにわざとPFをヤタガラスの搭載可能台数以上を保有し、参謀本部長がある程度なら自由に動かせて且つ戦艦防衛に適した機動力重視の部隊に護衛任務を任せているのだが(苦笑)
「大佐、お久しぶりです」
その護衛任務を任された部隊の長である人物…閃光の爪中隊隊長である『ケン=サンジョウ』が部下を伴って姿を現した。
「おぅ、やっときたか、ケン坊。アマテラス攻略戦以来だな」
「…その節はどうも……それとその呼び名はやめてください」
「ははは了解だ…また機体カラー変えたくなったらいつでも言え。ちゃんと用意してるぞ?」
目でピンクやらチタンブルーやらの塗料ペンキの入っていると思われる容器を示しながらニヤリと笑うガバメントにやや苦笑気味の顔で応じるケン。
「丁重にお断りします」
「…ま、今のも半分冗談だが、機体整備なら任せておけ。多少勝手は違うが、万全の状態で送り出してやる!」
「了解です」
ケンは手で合図を送り、部下を各自の機体の方へ行かせる。
「……タケルとかはどうした?」
暴走特急と呼ばれていた応急的(限定的)に組織された小隊の一人で、原隊である閃光の爪中隊に復帰していた『タケル=ミラーソード』の姿が見えない事が気になったのか、ガバメントはケンに尋ねる。
「…タケルなら、本作戦のミーティング終了直後に第4小隊の連中に拉致…もとい、同行して買い物に出かけて……コウスケは士官学校出立てのオペレーターナンパしてくるとか言ってたな…シオンとマユが絞めこ…捕まえに行くと走っていったから程なく戻ってくるはずですが」
「ははは、相変わらず面白れぇ事になってるな」
「まったく、少しは隊長の苦労というものを考えて欲しいものです」
…もし、この場に他のメンバーがいたら「隊長にだけはそんな事言われたくない!!」と絶叫するものが何人いることだろう……(苦笑)
「…ま、改めてよろしく頼む」
「こちらこそよろしくお願いします」
とりあえず握手した二人だが旧交を温める暇も無く、片や搬入した荷物の整理と固定、片や機体のチェックと本作戦の最終的な打ち合わせ作業に戻ることになった。
そして、1時間後ヤタガラスはアルサレア要塞を後にし、一旦海上に出て大陸を大きく迂回し、ザッハ空港を目指す事になるのだが…?
……ほぼ同時刻………
いきなり話は変わるが、アルサレア軍の中枢であるアルサレア要塞は『惑星J最大』と言って差し支えの無い規模がある。
PF一個大隊の一斉放火を物ともしない外壁と各種迎撃用装備、ヘルファイアクラスの攻撃であろうと耐えられるシェルター構造、数千から万近いPFを収容出来るだけでなく、大型輸送機や戦闘艦さえも丸ごと収容できる地下格納庫…そして兵器開発・生産工場のみならず総合教育施設(保育園から大学院、士官学校・各種専門学校まで)や各研究・医療施設の数々……はっきり言って『要塞』というより『城塞都市』と表現しても間違っていない要塞である。
そして、それだけの施設を管理するのには、それだけ多くの人材と物資が必要であるのは当然の事で、要塞内には居住ブロックもあった。
その居住ブロックは大半が要塞内の各施設に詰めている兵士や職員と、その家族の住居用であるが、ショッピングモールや娯楽施設などもあるので、有事以外では物資の流通も多い、一般人も入りやすい開けた場所でもある。
もっとも、軍関係施設や重要区画には関係者以外は入れないし、当然中に入るためには念入りなチェックを受ける事になるので、セキュリティ対策も万全らしいが。
その居住ブロックのショッピングモールでは先程話にでていたように、タケルが第4小隊の4人…『シズル=タカミネ』、『タカノ=サカイ』、『シェリー=ベレッタ』、『ミランダ=フォーゲル』…に連れ回されてウインドゥショッピングをしていた。
「……なあ、おい…そろそろ戻らないとやばいんじゃないか?」
「ふふふ〜いいのいいの、隊長からはちゃーんと許可貰ってるし〜♪」
「「「そうそう♪」」」
ミランダが言うと、にこやかな笑みで頷く他の3人。
…バチバチッ!!(4人の間に火花が一瞬散る)
…ただし表面上はにこやかな笑顔の裏で、明らかに殺気らしきものが辺りを漂っていたが(汗)
基本的に女性に優しいタケルであるが、さすがにこの雰囲気は嫌らしい。
(あの天然恋愛無関心隊長がぁ〜!!)
思わず怒りをケンに向けるタケルだが、ケンから言わせれば『煮え切らない態度しているお前が悪い』というところだろう(苦笑)
(しかし、本当の事言っても信じてくれないだろうし……)
自分の事は結構あからさまに話しているタケルだが、一部の人間以外には夢物語か何かの冗談としか受け取られていない上、ひどい時になると「病院に行こう!」と無理矢理引っ張られる始末なので、最近はあまり喋っていない。
(最初言い寄られた時一応説明したけど『タケル君って冗談上手だねぇ』とか言われてるしなぁ…)
…どうやらこの4人も本気にしなかったようである(汗)
ならばはっきりと「そんな気はまったく無い! これ以上付きまとわないでくれ!」と断言すれば良いのであるが…タケルはそんなこと考えもしなかった。
「…だから、本当にまずいって。出発時間までもう1時間切ってるぞ?」
「…まだ、1時間ですわタケル様」
「そうですね〜30分もあれば十分……」
「…あの…何をする気なの…タカノちゃん?」
「…ん〜…秘密♪」
……こいつ……!
他の3人はほぼ同じ事を想像して、顔は笑顔のままでさらに険呑とした雰囲気になる。
何を想像したのかはあえて言わないでおこう(汗)
(…買い物でもする気なのか?)
一人、蚊帳の外はタケルのみである。(まてこら)
しばし談笑をしつつ(少なくても表面上は)歩く5人だが………
「…あ、タケル君…あれ買ってくれない?」
「……ん?」
ミランダが指差しているのは、露天販売している装飾屋さんだった。
立て掛けている看板には『一律1000』と書かれている。
(…買わないって言ったら泣きかねないかな?)
「………(財布の中身を探る)……ま、このくらいなら…」
「「「ちょ〜っとまった〜〜!!」」て〜…!」
恐ろしいほどの早業でミランダをタケルから引き離す3人。
「てめぇ、言うに事欠いて何言ってやがる、ゴラァ!?」
「タケル君に物買ってもらうのは私だけで十分!」
「…あの…その、私も〜」
「別に婚約指輪欲しいなんて言ってないじゃない〜」
「「「なお、悪いわ〜!!」」です…!」
ついに堪忍袋の尾が切れた…もしくは理性のダムが決壊したのか、口論を始める4人にタケルもどうしたもんかと悩む。
「…このまま逃げるってのも手だけど…後が怖そうだな……」
「おにーさん、おにーさん」
「ん?」
タケルを呼び止めたのは装飾品を売っていた人間だった。
…パッと見た目、タケルよりも年下に見える女の子だが、ブカブカの作業服と帽子をかぶっていたので顔立ちや体付きまでは判別できなかった。
「…こういうときはね、4人全員に買ってあげると収まるかもしれないよ?」
「……なるほど〜…そうやって売り物捌こうって魂胆か」
「…うーんばれちゃったか…でも、おにーさんカッコいいからね〜特別におまけして4つ2000でどうかな?」
「……じゃあ、8つ貰おうかな? それで3000でどうだい?」
「…商売上手だね〜…よし、気にいった、売ろう!」
「OK」
数ある商品の中からペンダントとかブローチの類を選ぶタケル…さすがに指輪は買わなかったようだ。
「毎度あり〜♪」
商品を選んだタケルは料金を支払い、店員はお釣りを払う。
「…そうそう、一つ忠告しとこうか? これ渡す時は『他意はない。争いの元になるから』と前もって説明しといた方がいいよ? あのコ達、思い込み激しそうだし」
いまだに言い争いを続けている4人を見ながら指摘する店員に感心した様子のタケル。
「…なるほど、そうさせてもらうよ」
「…じゃね〜、次もよろしく〜♪」
「また来ることがあればね」
パタパタ手を振って露店を後にするタケルだが……
「にゃはは、今のって道案内の事なんだけど♪」
…どうやらただの装飾屋の店員ではないようである。
(この人物が誰であるかは賢明な方ならお分かりであろう(苦笑))
……さらに時間をさかのぼり、昨日のヴァリム某所……
「…無謀です! この戦力でオーガル級戦艦を沈めろなどと……!」
『少数精鋭だからこそ良いのだよ。この任務は拙速と隠密な移動が要となるからな』
カシュー平原から北北東…小さいながらもかなり強固な防備を固めている基地で、一人の兵士と佐官がモニター越しで口論していた。
『それに何も君らの部隊だけで沈めろなどとはいっとらんよ。別働隊としてベリウム閣下の部隊が動くそうだ』
「…ベリウム閣下? なぜ東方方面軍司令である…『ベリウム=ヴァレリウス』閣下が?」
『余計な詮索はしない方が身の為だ、サーカム中尉。…貴官の部隊は準備完了次第、同封した作戦要綱に従い行動して、アルサレアに侵攻したまえ!』
「ですから、せめて補給をお願いします! 我が隊は先の決戦でグリュウ大尉…中佐を失って以降、十分な補給を受けていないのです!」
サーカム中尉こと、『ルキア=サーカム』はグリュウ大尉貴下の中隊の中で小隊長を務めており、宇宙へ地上へと激戦区を奔走していたグリュウの代理として、地上に残っていたグリュウ貴下の部隊の維持と新人教育に当たっていた。
そして、半ば単身アルサレア戦役最大の激戦区、アルサレア要塞戦にダン・ルキアなど若くて才能のある部下を後方支援に回して攻め込み、そのまま帰らぬ人となったグリュウ大尉(戦死後中佐に昇進)の意思を継いで、大分規模的に縮小したとは言え残存した部隊を維持していたのだが…その行動が強硬派軍人の感に障ったのか、このような事態になっているらしい。
『…よかろう、ベリウム閣下にはそのように伝えておく。しかし、作戦には従って貰うぞ?』
「………了解」
『…フ…では、貴君らの健闘を祈る』
拳を思い切り握り締めて返事するルキアだが、佐官はそれを意に介さず鼻で笑うと通信を切る。
「…………」
しばし無言でモニターを凝視するルキア……
しばらくすると、同じくグリュウの部下だった『ダン=ロンシュタット』が部屋に入ってくる。
「いやぁ…まいったぜ…また賭けに負けた…ん、ようルキアどうした?」
……プチッ…!!
「…この忙しいときに何やってんのよあんたは〜〜!!」
ドカバキグシャ!!
「なっグア、おぅっ! …いきなりグーはねぇだろグーは!!?」
「うっさいわね! 私に何も言わないで宇宙に行くわ肝心な時にいないわ挙句に遊んでるわ! 温厚な私でもしまいには切れて暴れるわよ!?」
「もう十分暴れてるだろ!? それに誰が温厚だ!? 第二の『ヴァリムの猛牛』の名前を受け継ぎそうな奴なら目の前にいるが…」
「ぬぁんですって〜!!?」
手近に会った椅子を持ち上げるルキア………(おいおい)
ゴシュドォバキゴァキンッ!!
諸事情により、一時表現を控えさせて頂きます(滝汗)
……10分後……
…ルキアと言う名の嵐は、ダンと言う名の生贄を捧げる事でどうにか沈静化した(まて)
「…ふぅ…前途多難ね」
(…お前が言うな、お前が)
ダンは全身包帯巻きにされているが、意識だけははっきりしていたのでベッド代わりのソファーに寝込みながらそう思う。…見た目よりも元気そうで何よりだった(汗)
「…しかし、ちゃんと補給してくれんだろ? だったら願ったり叶ったりじゃねぇか。上(宇宙)と違って、こっちはいまだにロキやヌエのカスタム使ってるんだしな?」
「私が気にしてるのは、作戦地域の問題よ! 今回の任地はアルサレア領内なのよ? 下手したら生きて帰れないかも……」
「へっ…上等じゃねぇか…グリュウ大尉亡き後、煮え湯を飲まされ続けた俺達が、アルサレアの馬鹿連中に奪われたオーガル・ディラムを撃破する……一旗上げるには絶好のチャンスだろ?」
(……この単純馬鹿! そんな都合のいい話を私たちに回す事自体が怪しいって普通思うでしょ!?)
ダンの性格をよく知るルキアは、ため息を吐きながらそう思った。
…よくよく苦労の絶えない二人である(苦笑)
「…まったく…とにかく私は準備してるから、ダンは作戦書の内容、頭に詰め込んどいて! この前みたいに勝手に突っ込んで、こっちへ余計な手間と苦労増やさないでよね!?」
「ほっとけ!!」
「ほっとけるんなら、とっくの昔にそうしてるわよ!」
舌を出しながら、半ば告白に近い意思表明をして退室するルキア。
「……なんなんだよ、人を散々ボコっておきながら……わかんねぇ奴だな〜……」
鈍いダンはとりあえず作戦書をパラパラめくる……。
「…えーと……要はオーガル…向こうじゃヤタガラスって妙な名前で呼んでるのか…だれが考えたんだ? ……とにかくそいつが要塞からザッハ空港までテスト飛行するから係留後、ベリウムの部隊と協力して挟撃しろってことだな?」
本当にざっくばらんに解釈するダンである。
しかもベリウムを呼び捨てである。(苦笑)
「……準備完了後現基地で待機、高速輸送機と合流後アルサレア領内に移送…か……補給はここでするんだろうな?」
……ルキアに言われた手前、一応一通り作戦書に目を通すダン……
一方ルキアも引継ぎの部隊に基地を任せると、輸送機に搬入する物資の準備に追われていた。
「弾薬や燃料は積めるだけ準備して! 輸送機で高高度から投下すれば十分爆弾として使えるから!」
指示を出しながら使用しているPFを一機一機見回るルキア。
「……半分以上が旧式のヌエとロキ…か。補給といってもあんまり期待は出来ないわね」
改めて嘆息するルキア。
穏健派に属している部隊は一部の例外を除いては軒並み似たような状況である。グリュウが率いていた頃はその例外に含まれていた部隊であったのだが、そのしわ寄せが一気に来ているのだろう……。
再び落ち込むルキアだが、そうそう消沈してもいられないので、空元気とばかりに腕を振り上げて指示を出していた。
「…隊長〜お客様です〜!」
そんな時だったルキアが部下である兵士に呼ばれたのは。
「な…な…なんでここに貴方達がいるのよ!?」
ルキアはお客と言う事で軍服を整えてきたのだが…格納庫の入り口で待っていたのは彼女にとってありがたくもあり、ある意味で一番嫌な相手だった。
「……任務だから」
「…ま、そういうことだな」
「そうじゃなくて、確かこの間、カシュー平原で暴れたばかりじゃなかったの!?」
そこで待っていたのは『双子の悪魔』こと、『ユイ=キサラギ』と『マイ=キサラギ』の二人だった。
確かに基地こそ違えどカシュー平原に近い事もあり、この二人がカシュー平原から越境し、アルサレアの部隊と一戦交えた事はルキアの耳にも入っていたのだ。
「ゴチャゴチャうっさいねぇ〜…べつにあたいらがどこで何してようと関係ないだろ?」
「…帰還中に指令があったのよ。たいした損傷も無かったようだから、このまま次の作戦に参加しろとね」
「……そ、そう……(まさか補給ってこの事じゃないわよね?)」
何となく嫌な予感がルキアを襲う。
「…まさか、せっかくの出番なのに引き立て役で終わっちゃうのかな……」
…その可能性は多分にある…かもしれない(まて!)
「さぁーて…っと、ちょっとシャワー借りるからな〜? そのくらいの時間あんだろ?」
「そうね…まだ輸送機も到着していないようだし」
「……う…そ、そうね」
「……あと、一言忠告しておくわ…戦闘は力押しだけではないのよ。…もう少し精密作業や共同作業を訓練に取り入れたほうが良いと思うけれど?」
「……ぐ……」
ユイが軽く指で示す光景を見てうめくルキア。
確かに、ただでさえベテランが軒並み転属され、新人が多いせいもあるのか、PFを使った物資運搬作業は若干遅れ気味だった。
新人といっても、それなりに苦労と訓練を重ねているので戦闘実績やPFの扱いに関しては並以上の腕前を備えていると自負はあるルキアだが…双子レベルの錬度からすれば、稚拙に見えるのだろう?
「……ちなみに、シャワー室はどこかしら?」
「………そのドア入って、奥に行った所……」
「あっそ、行こうぜ姉貴」
「ええ」
そのまま基地に入っていく二人を見送るルキア。
…二人も悪気や他意はないのだろうが、ルキアにして見ればまるで自分の事などまるで眼中に無い様子の二人に少々腹を立てているのも事実である。
「…あーもうっ! ちゃんとこっちの指示で動いてもらうわよ!!」
聞いているのかいないのか分からないが、ドアに入っていく二人にそう叫ぶと、ルキアは先程にもまして鼻息荒くして歩くが……その直後、凄まじい轟音が背後から聞こえて、吹き飛ばされそうになる。
「な、何なの!!?」
姿勢を低くして振り返ると、そこには二人が乗ってきたシンザンの他に、もう一体空中からPFが飛んできて、今まさに着地しようとしていた所だった。
……ズシンッ!!
「わっ!?」
衝撃で思わずバランスを崩すルキア。
『……ルキア=サーカム中尉か?』
そのPFから声が聞こえる。
「…え、誰ですか! 所属を言いなさい!」
『…ああ、そうだな。すまん』
PFから出てきたのは……黒髪に琥珀色の瞳を持つ、中尉の階級を身につけていた
男性だった。
それを見たルキアが「うわ、あの人ってまさか!?」と思いつつ、敬礼する。
「し、失礼しました!」
「いや、構わん。むしろ俺の方が礼儀を欠いていたようだ」
「…いえ、そんなことは無いかと」
「……ジーク=フェルナンデスだ。グリュウ中佐とはいささか面識があったが、サーカム中尉とは確か初対面…だったか?」
「…いえ、フェルナンデス中尉とはかつて一度、作戦中にお会いした事があります」
「…そうか、それは失礼した」
軽く敬礼で謝辞を示すと、ジークは咳払いしながらルキアを見る。
「…ところでサーカム中尉、勝手な事だと思うだろうが、今回の作戦、俺も参加させてもらいたいのだが」
「…は…え? しかし…フェルナンデス中尉が来るなどとは伺ってはおりませんが……」
「まあ、そうだろうな。これは俺の独断だからな」
「……はぁ…(いいの、そんないい加減な事で?)」
…軍規には厳しいルキアだけに、ジークの意図がよく理解できないらしい…
「…不肖ながらこの部隊をまとめる部隊長として伺いますが…何故…」
「……強いて言うならば、中佐への義理立てか」
それ以上黙して語らないジークにルキアは訝しげな顔をしながら敬礼し直す。
「……了解しました。こちらも間もなく準備が終わるので、輸送機が到着次第、機体を輸送機に搬入してください」
「了解した、感謝する」
ルキアに敬礼を返し、再び愛機であるオニカスタムに搭乗すると、滑走路の方向に向かうジーク。
それを見ていたルキアだが………
「……ねぇ、ホントに出番あるの?」
…カメラ目線で呟く…って、誰に言ってるんだろう?(汗)
……数時間後……
「……キシンにヴェタール、アシュラ…しかも極地戦仕様!? 最新鋭機じゃねぇか!!」
到着した複数の高速輸送機から受領した補給目録を見て、硬直したルキアの代わり(?)にダンが絶叫した。
補給で到着したのは、ダンの言葉どおりお世辞抜きの最新鋭機体ばかりだったからだ。
「…何か裏がありそうね……」
近くで見ていたユイが呟く。
派閥に関係なく危険な任地で活動することが多い事もあり、強硬派のやり口は嫌と言うほど知っているユイなので、こう思うのは当然だろう。
ちなみにマイとジークは仮眠を取るとかで個室を借りているのでここには居なかったが、この場にいれば同じように思う事だろう。
それはダン達も同様だが……まさかここまで潤いのある補給を受けられるとは思っていなかったので、疑念より驚きの気持ちが先に出ているようである。
「……補給は以上ですが…なにかありますか?」
輸送機に乗ってきた兵士がルキアに聞くと、彼女も我に返り、再度目録を確認する。
「…問題ない…と思います。でも、これだけの装備……頂いてもかまわないのですか?」
「……さぁ、私からは何とも……ただ、バール様が色々手回しされたようですよ? 『今回限り』だとも仰っていたような?」
「…そうですか…では、ありがたく受領させていただきます!」
敬礼をしながら今は東方方面軍本拠地に居ると思われる『バール=アックス』に感謝するルキア。
「さて、荷物搬入を急ぐとするか!」
ダンも気合いを入れるように拳をならすと自らの愛機にして、目標であり乗り越える壁でもあったグリュウのかつての愛機だった、ヤシャをベースにしたカスタム機に向かう。
「…ちょっと、機体よりも先に物資の搬入手伝いなさいよ!」
ルキアはそう叫ぶと何かを投げる。
…ガコンッ!
「イテッ…俺を殺す気かよ!?」
「木槌当たったくらいでどうにかなるような頭じゃないでしょうが!」
…そんな物を持ってるルキアもルキアだが(汗)
「…失礼します。この部隊の指揮官はあなたですか?」
ダンを物資がおいてある方へ向かわせるルキアに、二人の兵士が近寄ってくる。
「…(本当は先任である、ジーク中尉が指揮官になるんだろうけど…)…はい、何か?」
仮眠を取る前に「堅苦しいのは無しにしよう」と言うのでジークの事を名前で呼ぶルキアである。
「この度、検分役としてこの部隊に同行することになった者です」
「検分役?」
「はい、すでにベリウム閣下の部隊は先行してアルサレアに向かっております。おそらく、作戦地域での合流となりますので、私達が伝令・後方支援役として派遣されました」
「…(……そういうことか)…了解しました。任務ご苦労様です」
「よろしくお願いします」
ボケツッコミや引き立て役が多い(暴言)ルキアだが、指揮官としての任務も長いのでこの二人が派遣されてきた裏の意味を感じる事が出来たようだ。
…検分といえばまだ聞こえは良いが、ようは監視役である。
「……っと、申し訳ありません、名前を言うのを忘れておりました」
「いえ、それはこちらも同じです……私はルキア=サーカム…階級は中尉…あなた達は?」
「自分はオマイクロン=ブリッツ少尉であります」
「…クシー=ハルバート少尉です」
……二人を知る者ならば、ただの監視役で無い事は容易に察する事が出来るだろうが、この二人を知る者など、現時点では誰一人居なかった。
…第4話へつづく…
設定
防衛空中空母艦『ヤタガラス』(踊る風さん原案)
アルサレアが拿捕したオーガルディラムを改修し、強襲から拠点防衛を前提とした運用に特化した戦艦。
主な武装を排除し、武装は対空機銃と迎撃用ミサイル、ECMなどの対電子戦装備やデコイ…そして甲板部分を利用した巨大シールドのみ、その分搬送能力とPF積載能力を向上させている。(オーガルは11機(内部:3 甲板:8)だが、ヤタガラスは17機(内部:3 甲板:14)搭載可能)
変形も可能だが歩行速度は落ちているのでその状態での移動は向いていないが、旋回速度及び腕速度はやや上昇しているので立ち止まってシールドを構える動作には支障はない。
なおカラーリングについては名前を意識してか、アイボリーから黒・灰系色に変更されている。
あとがき
……話が全然進まない……(汗)
戦闘の直前まで書こうと思ったのに、結局双方とも主だったキャラ紹介と状況説明、私のオリキャラ登場までしかかけませんでした(涙)
…それとよく考えたら新登場キャラ以外の紹介してませんでした(殴打)
という訳で1話から改めて紹介(但し独断と偏見に満ちたもので、オリキャラ紹介で述べられている事は省きます)<手抜きと人は言う(滝汗))
感想もお待ちしております…でも石は投げないでね(滝汗)
では次回はいよいよ戦闘シーン直前か直後までを書きたいと思います(まて!)
キャラ紹介
モモネ=トキノ(桃音さんより)
ミラムーン所属の軍人。
このSSでは同じミラムーン軍のゴールド=スレイブのコアファンとして登場(苦笑)
ミナとはネットで知り合っており、時々メールで連絡を取り合っているらしい。
ゴールド=スレイブ(踊る風さんより)
ミラムーンの軍人で階級は特佐、このSSでは名前のみ登場。
その性格と実績から「聖女」とまで呼ばれる女性で、ミラムーンはもとよりアルサレア・ヴァリムにも多数のファンを持つ。その数は最低でも数万以上とか(汗)
ミナヅキ=レイジ(タングラムさんより)
ミラムーン辺境にある地方都市のジャンクショップに居候している謎の多い人物。
グリフィス工場とはパーツの売買で馴染みがあるらしいが、裏でも何か繋がりを持っている雰囲気である(苦笑)
ウィリアム=アクト(タングラムさんより)
レイジが世話になっているジャンクショップ「エルム」の経営者。
なお、作中に出ている「家族の写真」には娘であるミズホ、そしてケイ、カズハ、ワタル、アキラ(整形前)も映っているはずだが、ミズホとケイは諸事情でとある場所に出かけており、カズハとワタルはそれに付き添っている、もしくは買い物に出かけているものと思われる。(単に狩人の展開上、出すとネタばれになるので出さなかっただけですけど)
ナオヤ=アカサカ(タングラムさんより)
PFを使用しての運送代行業を営む。
国境を越えた商売をしているのでその筋では顔が広く、グリフィス孤児院及び工場とは商売や孤児院同士の付き合いで面識があるようだ?
現在はレイジの協力もあり、商売は順調であるとの事だ。
エド(神楽歌さんより)
本名は長いので略称で紹介(まて)
アルサレア所属のパイロットにして、参謀長直属の工作員という顔を持つ。
あの女装(仮装)の数々は自分の本性を誤魔化すための芝居なのか、それとも単に趣味なのか?(汗)
現時間軸上では彼はモルモット小隊に所属している…筈である(汗)
ヴァイス=ランドール(双首蒼竜さんより)
アルサレア所属のパイロット。VIP護衛部隊「ロイヤルガーディアン」総隊長。
今回、参謀長が自ら指揮するはずだったヤタガラス指揮を行なう事になった。
なお、作中で書かれている「カシュー平原の一件」はモルモットのDR改強奪事件の事を指している…とお考えください(滝汗)
シリア=ブルーナイト(双首蒼竜さんより)
アルサレア所属のパイロット。VIP護衛部隊「ロイヤルガーディアン」副隊長にして自らも小隊の隊長を務める。ヴァイス同様、多忙な参謀長に代わってヤタガラス副官になった。
おそらくオリキャラ中最強の格闘技能保持者だと思われる(汗)
アオイ=キリシマ(我龍さんより)
参謀長の側近の一人で監察官を務める才女で、このSSで名前のみ登場。
今回多忙なためとルークにとって勉強になると思い、彼にヤタガラス観察を押し付ける。
…もっとも、彼が七転八倒する事を密かに期待している素振りもあったらしいが(苦笑)
ルーク=ガンフォード(我龍さんより)
アオイの部下で監察官見習い。ヤタガラスの視察をアオイに代わって実行する事になったらしい。
…普段は上司であるアオイの補佐(後始末)を主に担当しているので、今回初めて(?)監察官らしい仕事を任されているのか、それとも生来の気質なのか、完遂させようと必死である。
ガバメント=フューラー(踊る風さんより)
アルサレア所属の整備士。グレン小隊専属だったという実績が示すとおりの腕前だけでなく、総合格闘術の段位をも持つ、アルサレア最強の整備士(戦闘能力も含めて)<まて
このSSではもはやトレードマークとなっている(?)整備輸送艦『バハムート・ゼロ』を直属のスタッフに任せて、ヤタガラスの臨時整備主任として同乗している。
ケン=サンジョウ(神楽歌さんより)
アルサレア所属の兵士。参謀長直轄の部隊『閃光の爪』中隊隊長兼第0番小隊隊長。
機動性を優先させた部隊編成が災いして(?)ヤタガラス護衛の任務を任される事になったが、スタッフが強敵ぞろいなのでいつもの破天荒ぶりと放浪癖は少々影を潜めているようである?
タケル=ミラーソード(神楽歌さんより)
アルサレア所属の兵士。参謀長直轄の部隊『閃光の爪』第0番小隊員。
その容姿と女性に優しい性格、その気質も影響しているのか、とにかく女性にモテるが、本人はとある事情により迷惑以外の何者でもないらしい。
それが影響しているのか、時々閃光の爪中隊から離れて別の小隊作ったりいきなり姿を消してまたひょっこり現れたりというある意味で謎の多い人物(苦笑)
閃光の爪第4小隊の4人
思いっきり手抜きに紹介(激マテ)
『シズル=タカミネ』、『タカノ=サカイ』、『シェリー=ベレッタ』、『ミランダ=フォーゲル』の4人で構成されている小隊で、何故かは知らないがタケルの事を好きになり機会があれば追い回すと言う何処かの小隊のような事をしている(汗)
…なぜか妙に書きやすかった……(ぉぃ)<作中の話は、私がずっと抱え込んだまま使えなかったネタだったり(滝汗)
…なお、余談ですが名前だけ出ている他の閃光の爪メンバーは後でちゃんと出てきますので、その時に紹介させていただきます(謝)
ジーク=フェルナンデス(我龍さんより)
ヴァリム所属のパイロット。『剣狼』という異名を持つエースパイロット。
戦隊指揮も出来るが一騎駆けを好むので単独での作戦が多い。
今回も独断で作戦に参加しているようであるが、彼にも彼なりに事情があるようで、決して自己の欲望(強い奴と戦いたい&勝ちたい)のためだけに来ているのではない…と信じたい(マテ!)
なお、現在は強い奴を求めて武者修行(刀狩)中だったので、彼があそこにいる事は軍も把握してはいない(苦笑)<良いのかそれで?(汗)
管理人より
ヨニカさんより第3話をご投稿頂きました!
……暗躍してますねぇ(笑)<最低3人以上
次回は遂に……ミナはどうなるのでしょう?(爆)
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