〜第3話の続き〜
ミナが孤児院を出発した次の日早朝………フィアッツァ大陸から西にある海の上にて……
東の空がうっすらと明るくなり、黒かった空と海を山吹色に染めあげ始めている頃、ヤタガラスは順調に試験や訓練などのスケジュールを消化しながら移動していた。
アルサレア要塞を出発したヤタガラスはゆっくりとした速度で海上に…そしてフランズス地方から湾外へと出て、大陸を沿うように海上を北上している。
しかし、甲板ではこんな時間にも関わらず作業員とパイロットが忙しく走り回っていた。
「こっちは準備終わったぞ〜そっちはどうだ〜!?」
「「……完了です〜!」」
「よぉ〜し、行って来い!!」
『…出ます』
『タケル君行って来ます〜』
『てめぇ性懲りも無く!』
『そうよそうよ〜!』
「…いいからとっとと行きやがれ〜〜っ!! それともハンガーごと落とされて逝きてぇかっ!?」
『『『『りょ、了解!』』』』
ガバメントの指示(?)の下…ハンガーからパージされ、整備員の誘導に従って大きくウイングを広げると、空戦型Jファー『スカイファルコン』4機が空に飛び立つ。
それを見送る整備員達だが、今度はクイーンネイルを装備したJブラスターを収容しなければならないので再び準備を始めていた。
ブリッジでは……
「…左舷より第4小隊全機発進確認、引き続き第1小隊収容に入ります」
「……右舷第2小隊発進確認しました。…こちらも引き続き第3小隊収容作業に入ります」
「…うむ、ご苦労さん」
オペレーターがつい先ほどまで仮眠していたヴァイスに報告していた。
…ちなみにシリアはヴァイスの仮眠中艦長を代行しており、今はブリッジに隣接する部屋で仮眠を取っているはずである。
ルークも夜遅くまで艦の各施設を視察していたから、まだ寝ているだろう。
「…さて、予定では今日の午後には空港に到着だが……?」
ヴァイスはコーヒーを飲みながら地図を見る。
「……問題は着いた後だろうねぇ……」
苦笑しながら呟くヴァイス。
…現在のヤタガラスの位置はピュノジア砂漠のある地域から沖であり、北東に向かって移動中である。
予定ではこれからピュノジア砂漠を横断し、海岸線を沿う様な進路でザックシティに到着であるが…ヴァイスが危惧している問題はヴァリムの動きだった。
この訓練、ヤタガラスの進行ルートは極秘になっているし、ヴァリムの干渉も警戒してか直接空港まで行かずにPFで襲撃しにくい海上を移動する迂回ルートを選択している。
しかし同じ様に極秘扱いだったJアームド開発を察知されている所から推測するに、アルサレア内にヴァリムのスパイが潜伏しているのはほぼ間違いない話であり、この訓練自体もヴァリムに筒抜けになっている可能性も考えられるのだった(事実、筒抜けになっています(汗))
参謀長もその事を考慮してか、性格はともかく能力実績ともに高く先のヴォナン攻防戦でも臨機応変に立ち回って目覚しい活躍を見せた閃光の爪中隊や、ヴァイスを始めとした一騎当千のスタッフを配しており、駐留先であるザッハ空港付近にもいくつか戦力を配置して万一の事態に備えているようである。
「…ここまで用意周到に警護しているヤタガラスを落としてこそ、意味がある…いや、落とそうと襲撃して見せる事に…かな?」
ヴァイスは『自分がヤタガラス襲撃任務を受けたヴァリムの指揮官』であると仮定して、作戦を想定してみた。
そして出た結論は『ヤタガラスが空港に到着した直後を狙い急襲する』というものだった。
…わざわざ警備が厳重な所を襲うのは何故か?
それはそうした方が逆に有利だからである。
空港内には当然さまざまな施設や物資が眠っている倉庫も多く、守るのには人的な事などを含めて様々な柵がある。
それに対して襲撃側はリスクこそ確かに高いが何の遠慮もいらない分好きに動けるし、仮に撃破が叶わなくとも空港破壊と言う建前上の手柄は立てられる。
もし手段を選ばないと言うのならAI搭載型PFにヘルファイアを積んで自爆させても良いだろうし、自分が強硬派だったとしたら穏健派の部隊にその危険な任務をやらせるのも良いだろう。
さらには今のヴァリム軍の心情もある。
アルサレア戦役で大敗し、軍の士気がかなり低下している事に加えて、世論からも批判が集中している現状を考えれば、あまり大規模な部隊を送るのは得策ではないし、基地襲撃ならば任務の隠密性から考慮しても少数精鋭な方が都合も良い。
そして、目標がヤタガラスならば『かつて奪われたオーガル・ディラムを再び奪い返すため』という…取って付けた様な口実が一応付けられるし、ヤタガラスが本格実用に入る前に撃破する事で『ヤタガラスが防衛を目的とした戦艦』という事実を有耶無耶にする事も出来る。
そうする事により『アルサレアがヤタガラスを使ってヴァリムに襲撃してくる』という仮説(妄想)をさも事実であるかのように公表できるし、それにより一時的なものかもしれないが世論の支持をふたたび混乱させられる可能性も出てくる……そして…
「……ま、いくら考えてもきりがないねぇ…」
考えるのをやめたヴァイスはコーヒーを飲みきり、肩の力を抜いてシートに寄りかかった。
さっきまで考えていた事に苦笑しているような様子であるが、その考えはずばり的中していた。さすがである(汗)
「大佐、第1、第3小隊収容及び固定作業終了しました」
「…よし、ヤタガラスは速度そのまま進路を予定通り東に変更、ピュノジアを横断する!」
「「「了解!」」」
……その進路付近をミナも通る予定なのだが、当然の事ながらそんな事など分かるわけは無かった。
「うにゃ〜もう朝ですねぇ〜」
短いとは言え孤児院生活ですっかり早起きになったミナは夜明けと共に目が覚めて顔を洗っていた。
そして朝食用に残してあった焼きおにぎりとスープを食べて出発する。
……山を降りてしばし平地を移動するとミナの視線に海が見えるようになってきた。
「…う〜み〜です〜ね〜♪」
ミナは一旦ロキくんを停止させて地図を開く。
「…えと…ここが昨日休んだ山……で、ここが現在位置……西はピュノジア砂漠……ザックシティは〜……?」
指で地図を追うミナ……ザックシティは、現在位置から見てほぼ真東だった。
「……この分ならちょうどお昼ぐらいに町まで付きそうです〜♪」
今度は雑誌を取り出し、『1日デートスポット特集 グルメ編』と見出しが書かれたページを開くミナ…?(汗)
「……たしかバイキング式でた〜っぷり食べられるおいしいケーキ屋さんがあるんですよね〜☆」
おいおい、届け物はどうした?(汗)
「…着いたらたくさん食べようにゃ〜♪」
しかし、そうそう都合よく自分の思い通り進まないのが世の中である(苦笑)
そんな事は露知らず、ミナは潮の香りと風景を眺めつつ、海岸線を沿うように移動を開始した。
……再びアルサレアサイド……
ヤタガラスは順調に試験や訓練のスケジュールを無事に終了して、現在は何の問題もなくピュノジア砂漠を越えた所だった。
あとは一直線にザックシティまで移動するだけだが…そのヤタガラスの中では現在………
カチャカチャ…カチャ……ガキンッ!!
互いに持っていた得物が絡みあうかのように交錯する。
「……その手、邪魔」
「…マユ、今度ばっかりは譲れないぞ?」
閃光の爪第1小隊隊長『マユ=ハイブリッド』と…同第0番小隊隊員であるタケルの二人である。
「…あの、そのくらいにした方が……」
「「…黙ってろ」て」
「……はい」
見かねた同第3小隊隊長『エヌス=ハイケルン』が止めようとするが、二人の迫力に圧されてあっさりと引き下がる。
「隊長も何か言ってくださいよ〜」
ちなみに、近くには閃光の爪中隊隊長にして同第0番小隊隊長であるケン、そして同じく中隊副隊長兼第0番小隊隊員である『コウスケ=アクアウッド』、第0番小隊隊員『シオン=フロド』もいるのだが、二人の争いには関与せず黙々と自分の作業をこなしていた。
「…好きにさせておけ」
ケンはそれだけ言うと作業を再開する。
「…エヌス、二人に構ってると自分の獲物がどんどん無くなるぞ?」
「あ、ああっいつの間に!?」
コウスケに言われてエヌスはその事実に気がつき、自分の所に戻る。
ちなみにマユとタケルも片方の手で互いの牽制をしつつも、もう片方の手でしっかりと獲物を仕留めていた。
……器用な事するなぁ……
エヌスはそう思いながらも良い獲物を探す…が、そのほとんどはタケルとマユの喧嘩に乗じてケンとコウスケが分捕っていた。
「……ずるいですよ〜隊長も副隊長も〜」
「…早い者勝ちだ」
「……ははっ、いつもの稼ぎ頭が牽制しあってくれてたおかげで、久々に満足させて貰ったな」
その稼ぎ頭の二人…マユとタケルは最後に残った『鳥の唐揚げ』を巡って争っていた。
……鳥の唐揚げ?
「……いい加減にしないとマジで潰すよ?」
「…ふ、普段はともかく、食事の時にそんな脅しに屈するかっ」
……どうやら食事中だったらしい……(苦笑)
同じテーブルの卓に大皿で具が盛られているのを、食べる分だけ摘むという…宴会でよく見られる風景であるが…この方式だと安く済む反面、各人で格差が出来やすい食べ方でもある。
「……………はぁ……」
タケルとマユのなおも激しい攻防の中、エヌスは食べ残った具のないスープとキャベツの千切り、お新香、小魚の佃煮をおかずにご飯を食べていた。(それさえも次第になくなりつつある)
「……今度こそ、別のテーブルで食事しよう……」
((……そうは問屋が卸さないけどな))
しかし、なんだかんだと言いつつも結局ケンやコウスケの誘いを断れないエヌスである。
……格好の獲物(カモ)だから(冷笑)
もし私がこの場にいるならば、一言言いたい。
……エヌス君、悪いことは言わないから転属を希望した方が良いように思う(汗)
……十数分後……
10分に及ぶ唐揚げ争奪戦に『第4小隊が来た』作戦で勝利したマユは、タケルの悔しがる顔を見ながらしばし優越感とやや不満足ながらも満腹感に身を委ねていたが……。
「……隊長、そろそろ交代の時間です」
第1小隊の隊員がマユに呼びかけるとスクッと立ち上がり、ケンに敬礼する。
「…では、警戒任務の引継に行って参ります!」
「……頼む」
「了解」
マユは足早に席を離れる…が、しっかりと入り口付近にある売店でおにぎりとバナナを購入して食堂から退室した。
そんなものを売っているのもどうかと思うかもしれないが、職務によっては満足に座って食事も出来ない者もいるので、その為だと思って欲しい(汗)
ちなみにエヌスも同様に交代の時間であるが…隊の中にあって比較的真面目な彼は既に退室して格納庫近くの休憩室で待機している筈である。
ケン達もしばし食後の休憩を取ったあと、第0小隊用に割り振られている待機室に戻る。
「……さ〜て…そろそろ昼か〜…このまま何も無いのもちょっとつまらないかな?」
コウスケは背伸びしながら時間を確認すると、席に座る。
ここで閃光の爪中隊の配置を解説しておこう。
簡単に説明すれば、閃光の爪中隊は4人1小隊として5小隊、つまり20人で1中隊の編成である。
そして各小隊の任務だが……
第0小隊 遊撃隊(艦内に待機し、万一の事態に備える)
第1小隊 先行隊(ヤタガラスの前衛として周囲の警戒を行なう)
第2小隊 後詰隊(ヤタガラスの後衛として周囲の警戒を行なう)
第3小隊 後詰隊(第2小隊の予備隊)
第4小隊 先行隊(第1小隊の予備隊)
……となっている。
つまり、第0小隊に限っては有事がない限り一番暇な任務なのである。
「…不謹慎ですよ、コウスケ君」
「そうだな…もっとも、ヴァリムの事だから何か企んでいる可能性のほうが高い……出番があるとすれば、これからだろう」
「そういや、タケルはどうした?」
「タケル君なら、ここに戻る途中でお手洗いに行くと……」
ヴヴ〜〜〜ッ!! ヴヴ〜〜〜ッ!!
『総員第1種戦闘待機、繰り返す総員第1種戦闘待機!!』
けたたましい警報と声に険しい顔をする一同。
「チッ…噂をすればかよ!?」
「……予想はしておりましたけど……早いですね」
「…ああ、もう少し何とかして欲しい物だ」
「そんな事言ってもどうもなんないでしょうが! …先に行く!」
コウスケがシオンと一緒に出る。
「……この警報の事なのだがな? …センスが前時代的過ぎる」
ケンは誰に言うわけでもないが、そんな事を呟きながら部屋を出た。
狭い廊下を急ぐ3人は途中でタケルと合流して格納庫へ急ぐ。
「隊長! この警報は!?」
「知らん! よもや緊急招集訓練ではないと思うが」
などと言いつつも、急ぐ4人。
「……ん?」
「…どうした、タケル?」
タケルの足が一瞬止まったので、コウスケが合わせる様に横に付く。
「……いや、ちょっと前の側道に見覚えある女の子がいたような気がしたんだけど…気のせいだった」
「…ほぉ〜〜…このフェロモン野郎! もう新しい女の子引っ掛けやがったのか!? 俺にも分けろ!?」
コウスケは走りながらタケルを小突く。
「違いますって!」
「今度引っ掛けたら、俺に紹介してくれよなっ」
シオンが冷たい目で見ていたのに気が付いたか、コウスケは小声でそう言うとタケルから離れ、そのまま廊下の角を曲がって格納庫へ急いだ。
「……危ない危ない……」
……ヤモリのように天井にへばりついて隠れていた女の子がいたのは、結局バレなかった(苦笑)
…少々時間を遡り、ヤタガラスブリッジ……
「…ん?」
ヴァイス達は進路の先に何か光るものを発見していた。
場所はレーダーレンジ外なのか各センサーに反応はなかったが、ただの爆発でない事はすぐに分かった。
「右前方に発光信号らしき光を確認……これは!?」
管制官が驚きの声をあげる。
「…どうした?」
「……発光信号付近一帯にレーダー妨害らしき反応! 徐々にその範囲が広がっております! …このままでは120秒後に妨害領域に突入……!」
超望遠カメラの映像には煙幕のような煙がちいさい小爆発を繰り返しながら地面を滑るように徐々に広がっていく光景が映し出された。
「至急確認を急がせろ! 総員戦闘待機!」
「もうやってます!」
「了解!」
艦内に警報が響き渡り、オペレーターが艦内放送で指示を送っている中で、ヴァイスとシリアは冷静に状況を分析していた。
「……どうおもいます?」
…シリアがヴァイスに聞く…しかし言葉の口調からしてシリアも分かっているのだろう。
「…こちらの進路を妨害する為の罠…だろうな。大方迂回ルート上に敵の部隊かさらなる罠でも張っているのだろう…」
「そうですね」
「…なるほど……」
ヴァイスの言葉にシリアとルークが頷く。それを見たヴァイスは軽く笑うと敵の思惑を考える。
……ここで仕掛ける…敵はなかなかの策士か大馬鹿のどちらかと言ったところかな……ならば、あの煙幕は陽動と考えるのが良いだろうねぇ……となれば敵の狙いは……
カメラの映像と地形・環境を見ながら次の一手を考える……。
「長距離レーダーに反応!! 前方より所属不明PF接近……推定速力…120以上!?」
「!?」
さすがにこれにはヴァイスも驚く。
「……考える間も無し、か。…やるねぇ…」
舌打ちするヴァイスだがすぐに頭を切り替えて指示を出す。
「…先行警戒中の第4小隊はレーダー妨害領域にもいると思われる敵機に警戒しつつ未確認機に警告の後従わない場合は迎撃! ヤタガラスはこのまま予定コースを飛ぶ! 第0、第1、第3各小隊発信準備! 第2小隊はそのまま後方で索敵警戒!」
「しかし大佐…それではレーダーが…!?」
オペレーターの一人と思われる女性達から疑問の声が上がるが、それを手で制するヴァイス。
「……煙幕の迂回ならば、まだ十分、間に合うよ……それよりもおそらく前方の所属不明機は陽動だろう……その後方…でなければ、こちらの側面か後方から伏兵が来るぞ……各員索敵を怠るな!」
ヴァイスはブリッジの動揺を抑えるように自信気な態度で説明しているが…実際のところ、先程から想定外ばかりな事が起こっているので彼自身かなり驚いているし、それなりに慌ててもいる。ただ、それを悟られないようにしているだけだ。
…あえてそうしているのは、ここで指揮官が動揺したような素振りを見せればブリッジクルーも不安に襲われるのを知っているからだった。
「前方に敵機の反応多数確認! …数およそ10…いえ、さらに増える!?」
ヴァイスの推測を証明するように敵機が出現する。
その事を感心するような様子でブリッジクルーがヴァイスを見るが……しかし、まさかこの事態が単なる偶然によるものだとは、ヴァイスを含めた誰もが全く予想していなかった。
……さらに時間を遡り…ヴァリムサイド………
第5研究所が近くにあるリアス式海岸の岩場に、ひっそりと隠れているPFの一団があった。
見たところ、完全規格PFではなく、アシュラやヴェタールのカスタムPFが殆どなのだが…その中にあってなお、やたらと特徴的な機体があった。
……良い例えなら水泳選手、悪い例えなら上半身筋肉達磨とでも言えば良いだろうか? …見事な…というか、アンバランスなほどの逆三角形型の機体である(苦笑)
そのPFのパイロットは今、機体から降りて端末らしきものを操作していた。
「……グフフフ…ヤタガラスはまっすぐこちらの方角へ向かっているか…どうやら情報に間違いは無い様だな?」
「……そのようで、ブライス隊長殿。後発隊も現在Gエリアを迂回するような進路でこちらに向かっています。…予定通り数分後には合流できるかと」
「フフフクククッ……私の分析どおりだな…!」
…分析の必要性があるのか、それ?(苦笑)
…もはやあえて言うまでも無いかもしれないが、ヴァリム強化兵計画の一つである『マン・マシーン計画』の「完成品」と自称している『ブライス=バウレッダー』である。
先日ルキアとの会話に出ていた『先行しているベリウムの部隊』とは彼が指揮している部隊のようであるが…?
「……そう言えば隊長殿は双子の悪魔と面識があると聞いておりますが?」
「…面識だと? …フフ、世間ではあの出来損ないの小娘どもが完成品などと思われているようだが、所詮は失敗作よ! …単に使い捨てで使っていたつもりがたまたま生き残っているに過ぎん! …そもそも、キサラギ研の頃からしてだな……」
なにやら愚痴モードになってしまったようなので、省かせてもらうが(失礼?)……私に言わせればひがみ以外の何者でも無い様な気もする。
……数分経過……
「……それにも増して腹立たしいのはアームドの件だ! 俺様ならあのような失態など!」
「…ブライス隊長殿、そろそろ準備をした方がよろしいかと」
さすがに長話を聞かされて我慢できなくなったか兵士の一人が口を挟む。
「……わかっておるわ! いちいちうるさい奴だ!?」
「…申し訳ありません」
謝る兵士だが、内心失笑している事だろう。
しかし、ブライスの言葉など全く聞いていなさそうな連中もいた。
「「HAHAHAHAHAHA!!」」
「3番、イッキしま〜ス!!」
「「ウオォォ〜イッキ〜、イッキ〜ッ!!」」
「マダマ〜ダデ〜ス! もう一杯いっきマしょおォ〜!」
…もはや説明するのもイヤになるほどの存在だが…この独特の喋り口調を聞けばもうお分かりであろう、グッドマンである。
しかも今回数が多い。先日のサーリットン戦で複数のグッドマンを確認しているが、このグッドマンたちも同じ出自なのだろうか?
「…貴様等、この私の高尚な話を聞かずに何をやっとるか!?」
…高尚だったのか?(汗)
「Oh! 隊長サンもイッパイどうですか〜!!?」
「ちょっとしたケイキヅケで〜すっ!!」
……ビールどころかウイスキーやウォッカらしきものまで転がっているのだが、彼らにはあの程度のお酒でも大した事は無い様である(滝汗)
それとも、彼らがあのような喋り口調なのは、酒が原因だとでも言うのだろうか?
「…くっ…ベリウム様も何故このような輩を………!!」
「…似たもの同士だからだろ?」
…ブライスの相手をしていた兵士が呟くが、幸いにも興奮したブライスには聞こえなかったらしい。
「イーじゃナイですカ〜サイゴの晩さんという奴デスね〜〜!」
「縁起でもない事を言うな!! それにあの馬鹿共とは違い、こちらの目的はヤタガラスの強行偵察だ!」
…やはりダン達とは与えられている任務が微妙に違う。
「…ブライス隊長…そろそろ……あの者達は私が相手をしますので……」
「…ふ、ふん…ならば任せる!」
「はっ…」
ブライスは機体に乗り込むと機体の最終チェックを始める。
グッドマンたちも兵士達に宥められて自分の機体に移動し、相手をしていた兵士達も自分の機体へ向かった。
「…ククク…この作戦で私の名前は一気に世界に響き渡る事だろう……!」
歪んだ笑みを浮かべるブライス。
しかし、ミナの時も言ったが、世の中早々上手く事が進まないのが世間の常識(?)である。(苦笑)
…そうでなければ話が面白くないし(まて!)
『……隊長、西よりPFの反応…こちらにまっすぐ向かっております』
「なに!? …西からというとヤタガラスの先行部隊か!?」
『……不明です。所属コード該当無し …外見上はロキに酷似した機体のようですが……?』
「うぬ…アルサレアめ…こちらの動きを察知しただけでなく卑怯にも騙し討ちをするつもりだな!?」
…自分達の事を完全に棚に上げてアルサレアを卑怯呼ばわりするブライスである。
『…まだそうと決まったわけでは…』
「いいや、私の分析ではその機体はアルサレアの先行隊に違いない!」
『……一機しかいないようですが?』
「…だからこそ怪しいのだ!」
『……なるほど…ではどうします? …機関停止してステルスシートで機体を保護すればレーダーには映らないので、そのままやり過ごしますか?』
「…ふむ……現在のヤタガラスはどこにいる?」
『……進路が正しく、速度も一定のままならば……今頃はピュノジア砂漠を越えて、入り江付近を移動中のはずです。……アルサレアがレーダーを改良していなければ、まだこの辺りはレーダーレンジ外になりますね』
「……ふふふ、そうか……ならばあの機体が引き返すならよし、帰らぬ場合は……」
再びニヤリと笑うブライス。
しかし、連発しているブライスの勘違いの中でもっとも不幸だったのは、今こちらに向かっている機体がミナの操縦するロキくんだったことである。
そのミナであるが……PFを操縦しながら電話をしていた(皆さんは真似しないでください。PFも車も同じです)
「…そうなんですよぉ〜モモネさん〜」
『へぇ…ミナちゃんが乗ってる機体ってロキなんだ?』
「はいです〜…でもでもぉ〜すっごい強くなったんですよ〜最大攻撃力が3万超えてるんですから〜♪」
『……ロキで3万!!? …で、でもそれだと一刀侍でしょ? …防御力とか機動力は?』
「え〜と……防御力は1700とちょっと低いですけど〜…ブースト速度は50を越えてますので大丈夫です〜」
『……一刀侍で1700…B速50って……化け物?』
「うにゃ〜そんな事言わないでくださいよぉ〜〜」
ミナがイヤイヤしながらモモネに抗議している瞬間、ロキくんのレーダーシステムに反応が映る。
「えっ?」
その距離、わずかに200…PFなら一瞬で接近できる距離だった。
『…ゴメーン………ん、ミナちゃん?』
「……に゛ゃっ!?」
『貰ったぞ、アルサレアの卑怯者共!!』
岩場の影から出現し、接近しながら真・双斬破で攻撃を仕掛けるブライス。
……画面に映ったブライスのアップを見たミナは、引きつった顔をして硬直したままだった……<気持ちは分かる!(汗)
「イニャアァァ〜〜ッッ!」
ミナはそれだけ叫ぶと、操縦桿を握り締めてエクスを思いっきり振り回す。
……キィィ……ンッ!
……短い金属音が辺りに響き渡る……
『……な……!?』
ミナの一撃は正確にブライスの持つ真・双斬破を捉えて、両刃とも綺麗に折っていた。
「来ないで下さい〜〜ッッ!」
今度はエクスを左腰部のハンガーに固定すると両肩に付いている武器を両手に装備して無造作に何度も振り回す!
……キシュンッシュシュンッ!!
…風切り音以外は金属音すらしなかったが…次の瞬間、ブライスのPFはまるで積み木で作った搭の様に崩れ落ちる。
「あっちいって〜〜っ!!」
さらに腕部装甲が開き、そこから数個の浮遊機雷が飛び出し、そのまま緊急移動用加速装置『レヴァンテイン』を起動したミナは猛スピードで来た道を引き返した。
……ちなみに、この間わずかに数秒の出来事である(汗)
「……ぐ…一体何が起こったのだ……!!?」
完全にスクラップにされた機体にあって、しぶとく生き残っていたブライスは信じられない様子で外に出ると辺りを見る。
『…大丈夫ですか?』
兵士の一人が呼びかける。
「……くっ…訳の分からぬ奇妙な技を使うとは…卑怯だぞ!!?」
『…しかし、これでこちらの居場所はバレましたね…どうしますか?』
「…ええい、こうなれば全機突入!! 私は戦局を見極めて後方から指示を送る!! 後発隊には進路変更を指示せよ!! ヤタガラス後方へ回り込むようにな!!」
『…了解…全機進軍』
『『『HAHAHA! 了解デース!』』』
『『『了解』』』
……バシュッ…カッ!!
ブライスの命令で一斉に動き出す20機近いPFだが…その数秒後ミナが残していた機雷が盛大に爆発した。
ドゴゴゴゴ……ッ!
……すでに結構離れているが、ここから見ても凄まじい爆発と閃光である。
ヘルファイアには及ばないものの、かなり広範囲にまで煙が広がっており、今も所々で小爆発らしき閃光が見える。
風向きの影響か、煙は徐々に南から西の方角に広がっているようである。
ミナはその光景をバックスクリーンで見て、浮遊機雷『ミドガルズポイズン』がちゃんと爆発したのを確認するとほっと安堵のため息を吐いた。
「…怖かったよぉ〜〜」
…怯えた声のミナだが、その割りにやってる事が洒落になってない(滝汗)
『ミナちゃん、どうしたのっ!? アルサレアがどうとかって聞こえたけど!?』
先程の悲鳴とブライスの通信がモモネにも聞こえていたのだろう。
「……よく分かりませんけどぉ…多分ヴァリムの軍人さんが私をアルサレア軍人さんだと誤解しちゃったみたいです〜…今は振り切ってますけど……」
その時、ロキくんのレーダーに新たな機影を感知した。
「ええっ!? …前方からも〜!?」
ミナが視線を元に戻すと、霧に近い低い雲の隙間から黒くて大きい戦艦…ヤタガラスと、その護衛機であるPFが見えた。
『…そこの所属不明機! その場に停止し武器を棄てろ! 指示に従わない場合は敵とみなして自衛権を発動する!』
「え、ええ〜っと…どうしよう〜」
ミナが悩んでいるその瞬間、バスターランチャーの光がロキのすぐ脇を通過し、警戒中のPF…第4小隊の方に向かって飛ぶ。
『…きゃっ!!』
『なんと〜』
散開する第4小隊。
『…なるほど、これが答えというわけですわね?』
一応通話しているから近距離で話していると思うだろうが、実はロキくんと第4小隊の4人の間は結構距離が離れている。
…つまり、今の攻撃は見ようによってはロキくんから攻撃されたとも見えるのだった。
「ち、ちがいます〜今のバスターは〜…」
しかし、ミナが言いかけたその時、煙幕の中からグッドマン専用アシュラカスタムと派手なカラーリングを施されたヴェタールが飛び出してくる。(ミドガルズポイズンの影響でペイントまみれになっているのである)
『…ガッデ〜ム!! ミサイルが使えマセン〜!』
『…ッマイガ! レーダァーもデースッ!?』
『…ッビィ〜ッチ!!…見ッツけましタヨ〜!! 卑レツなアルサレアのPF〜〜!!』
『…各機散開!! これよりヴァリム部隊へ攻撃を開始します!』
『『『…了解!』』解〜!』
「…あぅぅ〜〜違うのにぃ〜〜!!」
しかし、一個人の叫びが素直に通じるほど、戦場は甘くなかった。
……再びヴァリムサイド……
「…外したか」
ミナに向かってバスターを撃った兵士はそれだけ呟く。
「…まあ良い…勘違いで落とされるのは向こうも不本意だろうしな」
言い訳とも取れる事を喋ると、兵士は手を操縦レバーから離して脇に固定されている整備端末の信号読取装置に置く。
(14番、現在地は?)
(……目と鼻の先だ…こちらからも閃光が見えた。…何かあったのか?)
(詳細は圧縮ファイルで送る。…そちらの戦力は?)
(……ほぼ予定通りだ)
(ほぼ?)
(…それについてはこちらも圧縮ファイルで送る)
(了解)
……互いに情報交換を行なう……
(…そちらの現状は理解した)
(同じくだ)
(…では、指示通りヤタガラス後方へ向かう)
(……まて、今思いついた……作戦変更だ。上手くすれば苦も無く一撃でヤタガラスを落とせるかも知れん)
……再び圧縮ファイルを送っているのか、会話が一瞬止まる………
(…作戦、了解した…しかし、お前にしては思い切った作戦だな…あそこには…)
(……その為の『保険』…だろう? ……頼む…)
(…承知……そちらもお手並み拝見といこう、22番…作戦指揮官殿)
(……了解。互いの健闘と生還を祈る)
22番と呼ばれた兵士…『カイ=コンチェルト』は失笑とも苦笑とも取れる顔を浮かべて、再び操縦レバーを握り直した。
「……攻撃、再開」
…第5話へつづく…
あとがき
…4人目の暗躍者登場です(苦笑)<多いぞ!?(しかもさらに増えそう)
さて、これで主だった人物は登場しましたが…まだいるんだよなぁ…登場予定キャラ……(滝汗)
しかし、戦場がものすごく混沌としてきました(滝汗)
今からどうやって収拾(決着)つけようか考えとかないとこのままズルズル延びそうで怖いな〜(苦笑)
両軍に挟まれた格好のミナはどうなるのか、すでに予想が付いている方もいるかと思いますが、ご期待ください。
さて……突然ですがここで第2回SSクイズを開催します!!(爆)
問1
ヤタガラス襲撃の目的は冒頭で説明をしておりますが、実はベリウムには別の狙いがあります。それを踏まえて問題です。
(1)ヤタガラスに潜入しているキャラは誰で、その目的は?(ヤタガラス破壊や要人暗殺もありますが、それはついでです)
(2)ベリウムは何を考えてこの作戦を行なったのか?(成り行きとかではなく、ちゃんとした目的・意図があります)
問2
カイが何やら企んでいるようですが…ヤタガラスを一撃で落とせる作戦(攻撃)とは一体なんでしょう? 以下の分を完成させなさい
○○を前面に出して敵の目をひきつけている間に、○○から○○と○○を○○させ、頃合を見て○○で○○の○○を行い、ヤタガラスを攻撃する。
注 「○○」は必ずしも2文字ではないです(苦笑)
そして同じ言葉が入るかもしれないです(マテ)
問3
先述しましたがこのヤタガラス攻防戦、まだ未登場キャラであり、4話現在であの場にいないにもかかわらず、増援として登場予定のキャラがいます。それは以下のキャラのうち誰でしょう?
1番 クリステル=ミライザ(踊る風さん)<モルモット小隊所属で現在レイモンド基地(ザックシティ近郊?)にいると推測
2番 カール=オトヤマ(神楽歌さん)<アイアンメイデン中隊所属でタケルとは奇妙な縁を持つ。現在の居場所は不明(サーリットン?)
3番 ヒルツ=クライン(我龍さん)<アルサレア少佐で情報収集と情報操作及び格闘戦のプロフェッショナル。現在の居場所は不明(アルサレア要塞?)
4番 カズハ=キサラギ(タングラムさん)<ミラムーン辺境に住んでいる民間人(元ヴァリム強化兵)でレイジの仲間。現在はシャンドラにいるものと推測
5番 ライム=アレスティル(双首蒼竜さん)<ロイヤルガーディアン所属で現在オルフェンorアルサレア要塞にいるものと推測
6番 エルシール=ミストリア=リシャール(桃音さん)<参謀本部長直轄部隊「ROUGE」所属で現在地は不明(カシュー平原近くの基地?)
7番 ミュウ=オリン(ヨニカ=グリフィス)<フリーの傭兵で現在は「ミュウの商売繁盛記?」の4話〜5話間の時間軸であると思われる。現在地はヴァリム辺境かサーリットンにいる。
範囲があまりに大き過ぎるし、ヒントが少なすぎるのでこの問題は選択方式とし、各キャラの現状を、推測を交えて載せてみました。
…しかし、こうしてみるといずれも十分に出る可能性ありますね(滝汗)
各キャラの状況を考えてみると、答えが出しやすいかも知れないですね(苦笑)<特定の人には選択肢が減る&バレバレな不公平な問題(滝汗)
なお、解説付きで完全正解した方には、『指定されたオリキャラ(新規あり)を主役とした短編SSを執筆する』事をお約束しましょう(マテ)
締め切りは…第5話が掲載されるまでとします(汗)<いつになるやら
正解発表は…次話ではしません。全話終わったら発表させていただきます。<たぶん最後まで種明かしを引っ張る問題もあるからです
解答の送付についてはメールかメッセンジャーでお願いします(苦笑)
…ミュウを出せといえば出しますし、他の方が作ったキャラにしてほしいという事ならば、許可をいただいた上で書きます(滝汗)
…ただしキャラ指定の場合条件として…
1 ワールド等、他の作者独自の組織(部隊)に目を付けられそうな非常識機体&キャラを除く
2 Jフェニックス本編〜コバルト〜極光〜LIPS本編(会議室掲載)〜LIPS番外編の時間軸設定
3 神速等、他の作者独自の設定に抵触する設定を除く。ただし私の設定はそれに含めず
…以上を付けさせていただきます。
これは作成の過程で他の作者との折衝を極力控えるためと最近やたらと強すぎるオリキャラ&オリジナル機体が増えてきたように感じたからです。(人の事言えませんが)
私の設定はいくらでも使って良いので、グリフィス孤児院出身であろうと、特殊強化兵残りのメンバー(24番除く)を使っていただいても構いません(多分)<その場合はさらに制限付くけど(汗)
なお、私のキャラ設定には傾向(パターン)があるので、それを見て私が「使いやすいなぁ」と思えば短編SS以外にも出てくるかもしれません。
では、感想と合わせて解答お待ちしてます(苦笑)
キャラ紹介
コウスケ=アクアウッド(神楽歌さん)
閃光の爪中隊副隊長兼第0小隊隊員。放浪癖のあるケンが不在の場合は彼が隊長代理を務める事になる。しかし、ナンパ癖があるため事あるごとにシオンに再起不能にされている不幸な人(笑)
ケンやシオンとはかなり長い付き合いであるとの事。
シオン=フロド(神楽歌さん)
閃光の爪中隊第0小隊隊員。見た目清楚、中身は過激な女性で元ヴァリム強化兵という過去を持つ。一応恋仲であるコウスケのナンパ癖の為なのか、それとも地なのか、とにかくやることが凄すぎです(汗)
マユ=ハイブリッド(神楽歌さん)
閃光の爪中隊第1小隊隊長。ケンが暴走族からスカウトしたとされる女性で、どういう経緯かは不明だが、この女性もヴァリム強化兵という過去を持つ。暴走族という過去を持っているためか言動や行動がやや粗野な面が見え隠れしている。ケンやシオンには友好的な態度だが、コウスケやタケルにはあからさまな敵対的な態度をしているとか(苦笑)
エヌス=ハイケルン(神楽歌さん)
閃光の爪中隊第3小隊隊長。任務遂行率や生存率は高いが規律に問題あると評価されているらしい閃光の爪中隊にあって、比較的真面目な存在である。
しかし、そのおかげか影が薄く、戦場以外では積極性に欠けるので周りに押し切られるような形で行動を共にしてしまい、不幸な目に逢う事が多いらしい?(汗)
ロキくん腕部内蔵兵器
その1「ミドガルズポイズン」
腕部に内蔵された、動体反応式浮遊機雷(手に持って投げる事も出来る)で弾数は肩腕10個で計20個。この名前はロキくんに合わせて付けられたもので、「ブリンカーズ・ボム」というのが正式名称である。
ニブル改・ウルクβの粉末と発光塗料、発煙剤、その他(秘密)を満載した閃光爆弾であり、爆発時は閃光と煙幕で視界を奪うと共に上記成分を広範囲に散布しPFに付着させる事でカメラ及びレーダー、WCSを動作妨害させる効果がある。
また付着したPFのBURMシステムに強制的に割り込みをかけて装甲を『ニブル改』であると誤認識させて、HMを強制的に終了させる。また、機体を一瞬硬直させる効果もある。(武器排除・武器破壊時と同じ効果です)
ただし、相手が無の境地(BURM0%)機体の場合、能力低下の代わりに瞬間転移機能(数回限定)を与える事がある。
当然ではあるがロキくんには通用しないように特殊なコーティングが施されている。
<参考>
爆発までの工程
射出した大玉機雷は上記成分を撒き散らすと同時にほぼ同じ構造の小玉機雷を八方にばら撒き、さらに小爆発を大量に起こして広範囲に上記成分を散布する(最初大きな花火が出て、その後小さい花火が無数に出るような細工花火と同じですね) 有効範囲は運(風向き、湿度)にもよるが、大玉の範囲はおよそフライキラーと同様と考えてます。(有効範囲:200+α(小玉発生分))
このような面倒な工程にしているのは……
1 より広範囲に影響を与えるため(中心並の濃度で広範囲に広げる)
2 相手を牽制・威嚇し強制的に動くのを停止させるため(殆どの人間は視界ゼロに加えてレーダー・WCS使用不可という状態になったら動くのをやめる(鈍る)が、AI機体なども想定している)
3 発光塗料を乾かすため(大玉と小玉の塗料を小玉の閃光で乾燥させるため)
…である。発光塗料については普通の物と大差はなく、光を当てれば反射する、夜だと若干光る程度でマーカーとしてしか機能しない。耐水コーティングを施している機体ならある程度除去できるが…これはあくまで二次的な目的であり、本来の目的はウルクβやニブル改をより効率よく付着させるのが最大の目的である(苦笑)
その2「フェンリルクロー・ファング」
高周波伝導用の特殊金属を流用し、高周波発信装置付きの柄に付けて、両肩部装甲を改修して脱着出来るようにしている、投擲用の小型高周波ブレード。左肩が曲刀(クロー)、右肩が小太刀(ファング)と言った感じの形状をしている(シンザンの肩パーツをイメージしてください)
ただし、これらを手にしている時は「一刀侍魂」が解除される欠点がある。
普通に剣のようにも扱えるので、エクスが破壊された場合の予備にもなり、使いようによってはブーメランのように扱う事も可能で、投げた(脱着した)後10秒以内にロキくんが触るか肩に戻さないと爆発する、自爆装置付き。
肩のパーツは大きさが微妙に違う5枚の刃を重ねる事で形成されており、肩に装着された状態でも高周波ブレードとして運用可能である。
なお、この特殊金属については(自爆装置も含めて)レイジから提供された技術であり、曲刀と直刀…2種類の刃を装備しているのは、試作品なので使い勝手を確認して貰いたいからである(苦笑)
管理人より
ヨニカさんより第4話をご投稿頂きました!
いやはや、やはり巻き込まれてしまいましたね……(汗)<ミナ
しかしグッドマンにブライス……確かに会いたくないですよね(苦笑)
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