断崖が、すべてを拒む壁のように立ちはだかる。
荒れ果てた岩山には、生命の影はない。ただ、強い風が空しい音と共に駆け抜けるだけだ。
それは死神の呼び声か、亡者の招きか――いずれにしても、聞いていて心地のよいものではない。
そんな乾いた大地に姿を現す、無数の巨大な影。
響き渡る足音は、鉄の重さに満ちていた。人の――いや、生物のものではありえない。
辺境の渓谷地帯――そこに辿り着いた一団は、鋼鉄の鎧に身を包んだ巨人たちだった。
帝政国家アルサレアが実用化した戦闘用人型兵器、PF(パンツァーフレーム)。
その実用第一号となった機体はJ-ファースト――通称、J-ファーと呼ばれている。
それまでは陸海空と個々の領域に特化した部隊が戦争の主流となっていたが、高い汎用性を持ったPFの出現は、その後の両国の戦いに多大な影響をもたらした。
J-ファーの実用化から一年後――ヴァリムも同じく最初のPFである[JN-NE00]ヌエを実戦に投入。
惑星Jの戦争は、巨大人型兵器同士の血で血を洗う激戦へと変化していった。
いまや両国とも躍起になって新型PFの開発を行っており、戦争を優位に進めようと画策している。
それがまた、戦火を広げることになるのだとも気づかずに――。
「――ここか……なにか反応は?」
指令機らしき青いJ-ファーのコクピットで、黒髭の男はぶっきらぼうに言った。
恐らくこの部隊の隊長であろうが、あまり任務に忠実な様子には見えない。それが本人の性格によるものか、そうでないのかは別として、だ。
「――今のところは、反応ありません……」
「――そうそう。大体こんなところ、なんもありゃしませんぜ?本当にここが調査地点なんですか?隊長さん?」
どこか不安げな若い兵士の言葉に、無精髭の男が相槌を打つ。
隊長らしき黒髭の男は、無造作に頭を掻いた。
「――フン。それでもここだってんだから、しょうがねぇだろ?俺だってな、こんなくだらねぇ任務は願い下げなんだよ……」
飛び散ったフケに顔をしかめる。
彼はしばらく風呂にすら入れない日々が続いていた。
ここ最近頻発しているPF部隊の消失事件――上層部の命を受け、彼の部隊はその調査にやってきたのである。
「――そもそも、消息不明なんて大げさなんだよ……大方、臆病風に吹かれた連中が、まとめて逃亡でもしたに違いねぇ」
「……で、ですが隊長……ここは、ヴァリムとの国境間近じゃないですか……なにか、奴らが関わってるってことは……?」
「……おめぇ、アホか?そんなだったら、とっくの昔にドンパチが始まってらぁ。いきなり消息不明とかの理由になんかなるかい」
若い兵士をバカにしたように、隊長の男は笑った。
そもそもこんな辺境の地にヴァリム軍が攻め入ってきても、なんのメリットもない。
一番近い基地ですら300km以上先なのだから。
「……ま、適当に調べたら、とっとと引き上げるぜ。どうせ、たいした……」
やる気なさげにモニターを見た隊長の目が、若干鋭さを増した。なにかが、目の前に映っている。
「……なんだ?PFか、あれ?どこから現れやがった……?」
舞い上がる砂埃に隠れてよくは見えなかったが、それは間違いなくPFのシルエットだ。
そこに現れるまで、一切レーダーに反応がなかったのが不気味であった。
「……敵さんってわけですかねぇ?それとも消息不明のお味方さん?」
「……さぁてな。いずれにしてもただもんじゃねぇのは確かだ……警戒しな」
無精髭の男に答えると、隊長は口元に笑みを浮かべた。
どうやら識別信号は出ていないようだ。
だとすると、敵と見るのが妥当である。
いささか強引な結論ではあったが、それは命のやり取りをする戦場では当然の掟だった。
隊長はJ-ファーをゆっくりと前進させる。
残りの二人があとに続いた。
縮まる相手との距離――徐々に、その姿があきらかになっていく。
敵はヴァリムの量産機、ヌエのようだった。
その全身は暗い群青色に塗られている。
「――へっ!やっぱ敵だったか!だったら……くたばりなぁ!!」
隊長は咆哮すると、サブマシンガンを連射する。
同時に部下たちのサーマルプラズマライフルが火を噴いた。
無数の火線が、ヌエへと向かう。
敵はまったく回避運動を行わなかった。
直撃すると、誰もがそう思った。
だが、その瞬間――いきなりヌエの姿が、その場から消え失せた。
「――なんだと!?どこへ行きやがっ……ぐうあああああああああああぁぁ!!」
驚愕の叫びを発する黒髭の隊長――だが、それは断末魔の絶叫に取って代わった。
いきなりJ-ファーの横に現れたヌエが、レーザーソードをコクピットに突き立てていたのだ。
「――ばっ!化け物!?うわあああああああぁぁぁぁぁ……!!」
取り乱した若い兵士がライフルを連射するが、ヌエはいきなりとてつもないスピードでダッシュすると、彼の機体にソードを振り下ろす。
J-ファーの胸部装甲が、あっけなく縦に断たれる――パイロットは、即死だった。
「……貴様っ!!」
同じレーザーソードに持ち替えた無精髭男のJ-ファーが、ヌエに斬りかかる。
だが、ヌエはいきなり跳躍すると、彼の機体の頭を踏みつけて上空へと舞い上がった。
「……逃がすかっっ!!」
無精髭の男が、空を見上げて叫ぶ。
だが、そこにはなんの姿も、ありはしなかった――。
「――なにっっ!!」
次の瞬間――男は、自分の座っているコクピットが、後ろに倒れ込む感覚を味わった。
「な!!こっ!これは……!!」
凄まじい衝撃が襲ってくる。J-ファーが腰の辺りから真っ二つに断たれ、上半身が転げ落ちたのである。
「――ぐ!く、くそ……!!」
無精髭の男はコクピットハッチを操作すると、外へと飛び出す。
鋼鉄の屍が転がる岩場。
だが――そこにヌエの姿は存在しなかった。
「……バカな……俺は、幽霊でも見たってのか……?」
いきなり襲ってきた出来事をほとんど理解できぬまま、無精髭の男は呆然とその場にたたずんでいた――。
アルサレア要塞。
そこは帝政国家アルサレアの軍部の中枢であり、非常に堅固な構造の城塞として知られている。
外壁は厚さ10メートルものコンクリートで作られており、その内部には特殊合金製の装甲板が埋め込まれている。
弾道ミサイルの直撃にも充分耐えられる設計だった。
その最下層――AAAのパスを持つ者しか入ることの許されない一角に、将軍執務室はあった。
アルサレアの全軍を率いるカリスマ的指導者――グレン・クラウゼン将軍の私室。
その部屋の前に、一人の男がたたずんでいる。
白髪オールバックの壮年の男であった。
彫りの深いその顔には、年齢を感じさせる皺と無数の傷跡が浮かんでいる。
どうやら、歴戦の兵士のようだ。
男は、どこかかしこまった様子でドアをノックすると、続けて太い声を放った。
「――アルサレア機甲兵団特務第2中隊隊長、ヴァイス・ランドール少佐であります!将軍閣下の招聘に応じ、ただ今参上いたしました!!」
鉄壁を震わすかのような大音声に答え、ドアの中から響いてきた声はどこか静かな雰囲気を持っていた。
「――御苦労だった。少佐……さぁ、入りたまえ」
「失礼いたします!!」
ドアを開けて入った男――ヴァイス少佐は、奥にたたずむ二人の人間の姿を見る。
一人はアルサレア軍参謀本部長のツェレンコフ・ゴルビー。
そして中央の椅子に座っているのが、アルサレア軍最高司令官――グレン・クラウゼンその人だった。
その瞳は穏やかだったが、全身からは独特の威圧的な雰囲気を放っている。
そのグレン将軍の斜め前――ヴァイスの視界の脇に、さらに三人の人間の姿があった。
黒髪の青年と緑髪の女性、そして赤毛の少女である。
ヴァイスは、その三人をよく知っていた。
自分同様、特務部隊の小隊長を務める人間たちだ。
「――シュタインにライム、それにカーマインか……なぜ、お前たちがここに?」
「――私が呼んだのだよ。少佐……君と同じようにね」
グレン将軍は、あくまで静かに言った。
そして傍らのツェレンコフに目で合図する。
ツェレンコフは一列に並んだ四人を見据えると、厳格な声で言葉を引き継いだ。
「――ヴァイス・ランドール少佐、シュタイン・グレイス大尉、ライム・アレスティル大尉……そしてカーマイン・エクセリア中尉――お前たちを呼んだのは他でもない。グレン将軍閣下の勅命による特別任務を遂行してもらうためだ!!」
「――特別任務、ですか?」
意外だと言わんばかりのヴァイスに、グレン将軍は頷いてみせる。
「――そうだ。君たちも知っているだろう……先頃、連続して勃発しているPF部隊の行方不明事件のことを」
「――聞いたことはあります。なんでも、国境付近の渓谷で、偵察のPF部隊が続けざまに消息を絶っているとか……」
将軍の言葉に答えたのは、黒髪の青年――シュタイン・グレイス大尉だ。
まだ若いながらも、その顔には歴戦の戦士の風格が滲み出ている。
「――そうだ。ついこの間偵察に出した第66特務小隊からも連絡が途絶えた。彼らは実戦部隊の中でも腕は確か……それがこの結果だ。これは、もはやただ事ではない……ヴァリムの手によるものか、はたまた他の要因があるのか……それを早急に突き止めなくてはならん」
重苦しい空気が室内に満ちる。
それを切り裂いたのは、妙に明るげな声だった。
「――それで、あたしたちに白羽の矢ですかぁ?ずいぶん慎重なんですねぇ?将軍閣下も!」
「――なっ!カーマイン!!将軍閣下の前で、口が過ぎるわよ!!」
どこか無邪気な様子の赤毛の少女を、緑髪の女性が咎めた。
だが、少女――カーマインは、悪びれた様子もない。
「――だって、そうでしょ?ここに集まった人間って、アルサレアでも最高レベルの兵士たちじゃないですか?単なる偵察にしては、仰々し過ぎますよぉ!」
自分の娘よりも若い少女の言葉に、グレン将軍は思わず苦笑した。
聞き方を変えれば、あまりにも傲慢な言葉だったが、カーマインの言ったことは誰もが認める事実である。
そして、それがわかっているからこそ、グレン将軍も彼らを召集したのだった。
「――確かに、本来の所属部隊を無視してまで個々に集めたのは、君たちの腕を買ってのことだ……つまり今回の任務は、それだけの危険を伴うものだということを、理解しておいてもらいたいのだよ」
「……う〜ん、考え過ぎだと思うんですけどぉ……」
「……了解であります。必ずや、閣下の期待に応えてみせましょう」
まだなにか言いたげだったカーマインを制し、ヴァイスは固い表情で頷いた。
現に、実戦部隊の手練れが消息を絶っているのだ。
単なる行方不明事件であろうはずがない。
だとすれば、警戒し過ぎてもし過ぎることはないのだ――将軍の判断は正しいと言えた。
「――この任務の間、君たちはヴァイス少佐の指揮の下、第0番特務小隊――[グレン小隊]として動いてもらうことになる。必ずや事の真相を究明し、もし、我がアルサレアにとって不都合なものが存在したならば、速やかに排除せよ!」
「――はっ!!」
グレン将軍は、覇気に満ちた言葉で目の前の兵士たちに命ずる。
その、どこか有無を言わせぬ気迫に気圧されるかのように、四人は揃って敬礼した。
「――愚か者め。なぜ、見逃した……!」
薄暗い空間に、微かな無数の光が浮かんでいる。
壁一面に並んだ電子機器――低い唸りをあげる機械から放たれる光は、風情もない無機質なものだ。
その中に、二人の人間がいた。
たった今、不機嫌そうな声をあげた男の足元に、這いつくばっている影がある。
荒い呼吸を繰り返すその影――シルエット的には女性のようだ――は、男の足にすがるようにして懇願していた。
「……お許し、ください……もはや、あの機体は戦闘不能でした……あえてパイロットの命を断つような真似は……」
「――それが、愚かだと言うのだ!!」
男は怒声と共に、女の顎を蹴り飛ばす。
呻き声が室内に響き渡った。
「――よいか!!まだこの計画は実験の段階……ゆえにアルサレアの連中に知られるわけにはいかんのだ!!目撃した者をすべて抹殺せねば、いずれ奴らは嗅ぎ付けてくるだろう!そんなこともわからんというのかっ!!」
更なる蹴りが女を打ち据えた。壁際に転がった彼女が、身をよじるようにして苦しみを訴える。
男は、それを一瞥すると、忌々しげに吐き捨てた。
「……所詮は、実験体ということか……感情のコントロールが不充分とは……兵器としては、まだまだ使い物にならん……」
彼は懐からなにかの瓶を取り出すと、それを女に向かって放った。
受け取った女は、まるで取り付かれたかのように瓶を開けて、中の液体を飲み干してゆく。
彼女の身体の震えらしきものが、徐々に収まっていった。
「……よいか。逃げ延びたと思われるアルサレア兵を抹殺するのだ。そして、恐らくやってくるであろう調査部隊もすべて殺せ……貴様の大事な者の命が、すべて貴様の働きにかかっているということを忘れるなよ……」
「……かしこまり……ました……」
ゆっくりと立ち上がった女は男に一礼すると、痛みをこらえるようにして、部屋をあとにした。
その背中は、どこか悲しみに満ちているようだったが、男にとってはどうでもいいことだ。
「……フン、忠実なことだ。まったくなにも知らないくせにな……まぁ、あ奴も捨て頃か……」
小さくつぶやいて笑った彼の目に、再び剣呑な光が戻る。
入れ違いに別の人間が、部屋に入ってきたからだ――こちらもまた、女だった。
「――あらあら、レディに対して、ずいぶんひどい扱いをしているのねぇ……ドクター・キサラギ」
「……フン。フォルセアか……また、嫌味を言いにきたか?」
ドクター・キサラギと呼ばれた男は、女を見据えるなり舌打ちした。
ヴァリム諜報部所属――フォルセア・エヴァ神佐は、猫のようにいびつな光を瞳に宿す。
「――嫌味、ね……まぁ、ちっとも研究の進まないドクターにしてみれば、そう聞こえても仕方ないでしょうけど……」
彼女はそう言うと、無造作にコンソールパネルをいじる。スクリーンに、なにかの映像が映し出された。見たところ、人間のCG映像のようだった。
骨格、内臓、筋肉――それぞれの部分に細かな注釈らしきものが、びっしりと書かれている。
「――貴様!!勝手に触るなとあれほど……!!」
「――ギルゲフ様は……!」
怒りをあらわにするドクターを制するように、フォルセアは強い口調で言った。
「……ギルゲフ様は、道楽にお金をつぎ込んでいるわけではなくてよ?ドクターの提唱した完全兵士計画――[マン・マシーン・プロジェクト]は、一体いつになったら実用化できるのかしら?」
「フン……言われなくても、計画は順調に進んでおるわ。実験体を使ったテストは、おおむね規定値を満たした。まもなく、それを生かした試作型も完成するだろうよ……」
だが、答えたドクターの口調は、自信に満ちている。
少なくとも嘘やごまかしのある態度には見えなかった。
フォルセアはつまらなそうに、鼻を鳴らす。
前回の視察の時は、まったくかんばしくない状態だったが、どうやら今はそうでもないようだ。伊達にバイオケミカルの世界的権威と呼ばれているわけではないらしい。
「……ならば、いいわ……せいぜい、期待を裏切らないものを作ることね……」
PFの質ではいまだアルサレアに劣っているヴァリムが、今後の戦争で優位を得るためには、高い能力を持った兵士がどうしても必要になる――この計画はヴァリムの明日を担うものであり、それを行える人間は、今のところ目の前の男しかいないのだ。
立ち去りかけるフォルセアに、ドクターの皮肉げな声が飛ぶ。
「――お前のほうこそ、気をつけるがいい……わしの作り上げる兵士に、今の立場を脅かされないようにな……クククク……」
どこか人をバカにした冷笑に、フォルセアは思わず唇を噛んだ。
この男とは、どこまで行っても相容れることはないのだろう――そんなことを漠然と思いながら――。
かくして、時は聖歴20年、終盤――。
それぞれの思惑を乗せた物語の、幕が上がる――。
[Project Man-Machine Zero] 本編へと続く
◆ ごあいさつ&一部キャラ設定
皆様、こん○○わ。双首蒼竜でございます。
[虚空の鳳凰]に続く新小説――[Project Man-Machine Zero](通称PMMZ)をお送りします。
さて、プロローグを見ていただいてわかったかと思いますが、この話はJ本編よりも、さらに前の時間軸で繰り広げられる物語です。したがってグレン将軍は思いっきり生きてるし、ゲームの中における[グレン小隊]も、いまだ結成されてません(おまけにJ-フェニックスすら開発されていない)。
一応、話としてはシリアス&ダークなものになると思います。
なお[虚空の鳳凰]や、アルサレア作戦会議室の[EPHEMERAL EMOTION]をお読みいただいた方は、知ってるキャラがいきなり出てきたのに気づいたことでしょう(笑)。
一応、プロローグに出てきたキャラの設定を載せておきますので、今後の参考にどうぞ!!
○「ヴァイス・ランドール」
[虚空の鳳凰]に出てきた彼と同一人物です。今回の主役的人物――とも言えます。
年齢はこの時点で45歳(虚空の鳳凰は、5年後の話)。階級は少佐。白髪オールバックの男性で、指揮能力や戦闘能力、PF操縦技術など、すべてにおいて卓越した能力を持つ最強の軍人です。
人を食ったような笑みを浮かべるとこや、ヘビースモーカーなところも変わらず。
今回はグレン将軍の命により、特別編成の第0特務小隊――通称[グレン小隊]を率いる隊長となります。
○「シュタイン・グレイス」
プロローグにおける彼の表現を注意深く見ていただけた方は、薄々気がついたかもしれません。
そう。彼こそ、のちの[グレン小隊]隊長――すなわち[グレンリーダー]その人です!
いままではイメージを崩さないようにするため、あえてグレンリーダーで通してきたのですが、さすがに今回は[グレンリーダー]ではないために、名前をつけることにしました。
この時点での彼の年齢は19歳。階級は大尉と、すでに一流の兵士に成長しています。
今回は「グレン小隊の隊員」として活躍することになります。
○「ライム・アレスティル」
[虚空の鳳凰]の設定集に設定だけは存在している人物で、のちの[ロイヤル・ガーディアン]ライム小隊の隊長となる女性。年齢は20歳で、階級は大尉。長い緑髪を後ろで縛っています。
射撃の名手であり、その実力はキースと同等かそれ以上。
わりと面倒見のいい性格で、その様は頼れるお姉さんといった感じです。
実は密かにヴァイスに思いを寄せています。
○「カーマイン・エクセリア」
設定は今回初です。のちの[ロイヤル・ガーディアン]カーマイン小隊の隊長となる少女。
年齢は15歳。士官学校を13歳で卒業したスーパーエリートで、現在の階級は中尉。
兵士としての能力はそれほどでもないですが、高い状況判断能力やコンピューター並の情報処理能力を持ち、彼女がオペレーターを務める部隊は、常に高い戦果をあげてきました。
そのためオペレーターとしての能力はアルサレアでも一番と言われ[オペレーティング・コンピューター]の異名を持ちます。
ただ、その能力とは裏腹に、性格はまだまだ子供であり、周囲とトラブルを起こすこともしばしば。
今回は[グレン小隊]のオペレーターとして、任務に就きます。
○「ドクター・キサラギ」
ヴァリムのキサラギ生化学研究所長にして、マン・マシーン計画の提唱者。[EPHEMERAL EMOTION]にも出演しています。年齢はこの時点で55歳。軍人ではないので、階級はありません。
向こうではユイ、マイを相手に、憎たらしさを振り撒いていた彼ですが、今回もそれは健在。文字通りのマッド・サイエンティストである彼が、この物語にどう関わってくるのか見物です。
なお、ヴァリム諜報部神佐のフォルセア・エヴァとは、犬猿の仲という設定。
○「グレン・クラウゼン」
言わずと知れたアルサレアの指導者で、クレア、フェンナの父。本編ではいきなり暗殺されてしまった彼ですが、ここでは元気な姿を見せてくれます。
謎の行方不明事件調査のために、特例でヴァイスたちを第0特務小隊――通称[グレン小隊]に任命します(キースやアイリのいる、のちの[グレン小隊]もまた、彼の特命によって結成された特務部隊という設定です)。
多分、数あるJフェニ小説の中でも、彼を書いたのは私が初ではなかろうか?
まぁ、立場としてはチョイ役なんですがね(笑)。
なにぶんにも見切り発車なもので、どのくらいの規模の小説になるかは見当がつきません。
ま、プロット上、そんなに長くはならないと思うのですが……まずは、しばらくお付き合いを。
それでは、また!!
双首蒼竜
管理人より
双首蒼竜さんより [Project Man-Machine Zero] プロローグを頂きました!
ヴァイス達の過去……年代表からすると、この話の直後にグレン将軍が暗殺されるんですね……
せめてこの話の中でだけでも元気でいて欲しいものです。
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