Jフェニックスオリジナルストーリー

欠けた誇りと戦士の誓い

〜THE・KNIGHT・OF・RUSIFEL〜


プロローグ1 ロストナンバーズ始動







 

〜アルサレア要塞最下層将軍執務室にて〜


 机をはさんで2人の男が向かい合っていた。片方はアルサレアの最高権力者グレン・クラウゼン
 もう片方は20歳ぐらいの若者だった。

「ロスト・ナンバーズですか?」
「そうだ。ロイヤル・ガードが君しか残っていない今、新しい私直属の極秘部隊として運営する新しい部隊だ。」
「しかしそれでは、将軍の護衛がグレン小隊のみになってしまいます。危険すぎます!」

 俺はこれは命令だと判っていても食い下がらずにはいられなかった
 将軍は俺の反論を判っていたかのように

「エルディス・ネーピア大尉。君は今より少佐に昇進しロスト・ナンバーズの指揮官に任命する。」

 俺には軍人として命令されると抗うことができなかった。

「・・・・・・了解しましたグレン将軍。」
「そう拗ねないでくれ。ネーピア君。君にしか任せられんから君に頼んだんだ。
 それにグレン小隊を前に出さなければ大丈夫だろうしっかり頼むぞ。」

 俺は、それ以上の反論は無意味だと悟った。だから

「ではこれよりロスト・ナンバーズ隊長として戦います。グレン叔父さんも死なないでください。
 おじさんが死ぬとフェンナやクレアさんが悲しみますから」
「そうなったら二人のことは君とクルス君に頼むよ。」
「馬鹿なこと言わないでください!」

 俺はそう言って執務室を出て行った。







 

 アルサレア要塞参謀長執務室

「ネーピア少佐入ります。」

 中に入ると初老の男が後ろ手に手を組んで待っていた。

「エルディス君そんなにかしこまらんでもいいよ。」
「いえここがゴルビーおじさんの家やグレンおじさんの家ならまだしも今ここでは俺たちは軍人なんですから。」
「そうじゃな。ではネーピア少佐今よりロストナンバーズの隊長として働いてもらう。
 まずは今から第8格納庫に行って隊員と顔を合わせて来い。初任務は3日後に伝える。」
「・・・それだけなら将軍に伝えてもらえばよかったんじゃないですか?」
「なぁにお前の顔が死んでいないか確かめたかっただけじゃよ。」
と言いつつ部隊概要の書かれた書類を渡してくる。
「つまらん事をしないでください。ではエルディス・ネーピア。隊員との顔合わせに行ってまいります。」

 俺は書類の束を受け取るとさっさと部屋から出て行った。




 

 第8格納庫

 俺は、格納庫に入るとすぐに立ち止まった。
 なぜなら見慣れないPFがハンガーに鎮座していたからだ。

(見慣れない機体だなJ−ファーでもJファーカスタムでもないかといってフィール計画の機体でもない。)

 と考えにふけっていると後ろから

「エルディス・ネーピア少佐ですか?」
と声がかかってきた。
「確かにそうだが君は?」
「私はロストナンバーズのオペレーター兼副官のマリン・ダーネス中尉です。よろしくお願いします隊長。」
「よろしく頼む。マリン中尉。早速ですまないが他のメンバーを集めてくれないか。」
「わかりました。では5分後にブリーティングルーム集合とゆうことで。」
「わかった。ではよろしく頼む。」


 

 5分後

 俺を含めて5人の人間が集まっていた。
 とりあえず俺は、4人を1人1人見てから

「今日から君たちの隊長を勤めることになった。エルディス・ネーピアだ階級は少佐で年齢は19歳だ。そんじゃあとりあえず左から順に
自己紹介していってくれ。」

 一番左の茶色の髪を束ねた女が立ち上がった。

「私はナナセ・カミムラ少尉です。17歳です。2番機のパイロットを勤めることになっています。」

 次に座っていた桃色のセミロングの少女が

「私はエスト・レムリア少尉です。年齢は15歳3番機のパイロットです。」

 3人目は緑色の髪を1本に編んだ俺と同世代の女の子だった。

(あれ?この娘何処かであったような・・・)

「私の名前はミーナ・ラグランジュです。階級は技術大尉。チーフメカニックです。
 お久しぶりね。ディス君」
「ミーナって隣住んでたラグランジュさんか?。」
「ええそうよずい分出世したじゃない。」
「まあその辺の話は後でしよう。最後にマリン中尉お願いします。」
「いえ私はもう顔見知りなので必要ないかと。」
「了解した。それではメインメンバーはこの5人と言うことになるな。
 初任務は3日後ゴルビー参謀長閣下直々に教えてくださるそうだ。何か質問は?」
「は〜い。」
「それじゃあエスト少尉言ってみてくれ。」
「隊長って以前はどこの部隊に居たんですか?」
「それは・・・機密事項になっているから教えられないな。」
「そんな〜良いじゃないですかこれからは同じ部隊だし。」

 俺は苦笑いしながら答えた

「確かにそうだな。・・・・仕方ないな俺の前の所属はグレン将軍護衛部隊ロイヤルガードだ。1週間前俺を残して壊滅した。
 そのためロイヤルガードは解散俺はこっちにまわされたってわけさ」

  部屋の空気が一気に凍りつく。否一人だけ烈火の如く怒り始めた者が居た。

「あなた一体どうゆうことよ!あなたたち三人にグレン将軍が居たらたとえ黒夜叉が居ても負けないでしょう!?」
「ミーナ過大評価しすぎだよ俺たちだって無敵ではない。ましてやあんな機体が相手じゃな。」

 俺は涙を堪えながら続けた。

「ヴァリムの連中はな。正攻法では俺たちを潰せないと知ると爆薬を満載したPFを使って特攻してきやがったんだ。
 そのとき俺はフォルセアの相手をしていてあいつらを助けてやれなかった。気づいた時には将軍をかばって二人とも吹き飛んでたよ。」
「隊長・・・・」

 みんな何を言ってやるべきか思いつかないようだった。俺はすっかり沈んでしまったみんなを見回して

「まあ明日から合同演習やらなんやらで忙しくなるからとりあえず今日はゆっくりやすんでおけ。」

 俺はそう言って部屋を静かに立ち去った。




 

 これは失った誇りのかけらを探す一人の戦士の物語。
 ある人は侮蔑し、ある人は彼を見下すかもしれない。
 しかし彼は振り向かず立ち止まらず歩きつづける。
 胸に秘めた戦士としての誓いと共に・・・・・。
 欠けた誇りを見つけたときに天使の翼は蘇り、戦士は再び空を翔け、グレンの剣を振りかざす。
 その12枚の羽と共に・・・・・・・







 

プロローグ2へ続く

 



プロフィール

エルディス・ネーピア
19歳で階級は少佐。グレン将軍護衛部隊ロイヤルガード小隊を率いていたが敵の特攻により部下が戦死。そのためグレン将軍とゴルビー参謀長が設立しようとしていた極秘小隊ロストナンバースの隊長に就任する。長身で青い髪を後ろで束ねている。
あまり名が知られていないが実はグレンリーダーと互角の腕前で模擬戦では現在8勝6敗。
グレン将軍とはおじ甥の間柄。

他の人は次でまとめて紹介します。


 

 後書き

 どうも百夜の初投稿です。
 非常に拙い文ですが読んで感想を頂ければ幸いです。

 


 管理人より

 百夜さんより新作をご投稿頂きました!

 さて、グレン将軍の血縁の彼がどう活躍するのか……

 次回を楽しみにしてます!
 



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