※ 機甲兵団J-フェニックス [虚空の鳳凰] 設定用語集 (特殊用語編)





 

○「アスタリオン」

 地球帝国軍の誇る宇宙移動拠点。正式名称は[アスタリオン級機動要塞戦艦]で、今回惑星Jに派遣されたのは、その四番艦に当たる。
 全長200kmという化け物じみた巨艦で、逆さ円錐型の形状をしている。
 艦のコントロールそのものは完全コンピューター制御によって行われ、人間の手は必要としない。
 ただし特務クラスの軍人(サイボーグ)が常駐し、非常時にはサイバネティック・シフト接続で、コントロールをマニュアルに切り替えることが可能である。
 長距離転移システムを搭載するが、質量の大きさゆえエネルギーチャージには莫大な時間がかかり、連続転移は不可能。
 武装は各艦によって異なり、四番艦は武装がほとんどない代わりに、強力なエネルギーフィールドを展開できる防御優先型の設計となっている。






 

○「オペレーション・ファイナルフォース」

 惑星J側同盟軍が立てた最終作戦で、いわゆる総攻撃作戦である。
 ヴァリムのオーガル・ディラム型戦艦数隻と各国の残存PF部隊が参加。
 アスタリオンを正面から強襲するという、なんとも力任せな作戦だったが、実はこの作戦自体が[オペレーション・トリプルレイ]のための大規模な陽動であった。
 ただし、その事実は一般の兵士たちには知られていない。





 

○「オペレーション・トリプルレイ」

 惑星J側同盟軍の起死回生作戦。
 オペレーション・ファイナルフォースによって敵戦力を集中させ、その隙を突いて精鋭部隊をアスタリオンに突入させるというもの。
 アルサレア、ヴァリム、ミラムーンから、選りすぐりの精鋭たちが参加している。
 しかし、異常に勘の鋭いレレナによって、作戦はあっけなく露呈した。





 

○「ロイヤル・ガーディアン」

 正式名称は[アルサレア軍VIP警護部隊]。
 グレン将軍暗殺やクレア拉致事件によってVIP警護の甘さを痛感したアルサレア軍が、歴戦の兵士たちを集めて結成した特殊部隊である。
 [VIP(主にフェンナ)の護衛]が最優先任務となっており、よほどの緊急事態でもない限りは、参謀本部ですら彼らを別任務に就かせることはできない(オペレーション・トリプルレイはそれほど重要な作戦だったが、それでもヴァイス小隊だけにしか、命令は下されていない)。
 ヴァイス小隊、ライム小隊、カーマイン小隊の三小隊によって構成され、警護部隊総隊長は、ヴァイス小隊のヴァイス・ランドール大佐が務める(ちなみに副総隊長は、ライム小隊のライム・アレスティル少佐である)。
 各小隊全員がグレン小隊に匹敵する実力の持ち主で、専用PFの[J-キャヴァリアー]を駆る。





 

○「ヴァイス小隊」

 ロイヤル・ガーディアンの中でも選りすぐりの精鋭たちが所属する部隊で、ヴァイス・ランドール、シリア・ブルーナイト、ケイオウ・ロンドゲイル、カティル・クレイエンスが構成メンバー。
 隊長であるヴァイスの名にちなんで「アルサレアの白き小隊」とも呼ばれ、部隊の総合的な実力では、グレン小隊を超えると言われている。
 その秘密は彼らの持つ数種類の[連携攻撃フォーメーション]にあり、他の部隊では真似することはできない。
 ただ、実力とは裏腹に、作戦会議に遅れるなど問題も多いようだ。





 

○「オービット・ステーション」

 ミラムーンの軌道エレベーター最頂部にある衛星軌道ステーション。
 本来は宇宙空間でしか精製できない特殊金属などを造るための研究施設だったが、地球軍の侵攻によって衛星軌道基地としての特性を持つに至った。
 宇宙艦船用の巨大ドックが存在する。





 

○「ブラックホーク小隊」

 [オペレーション・トリプルレイ]に際して結成された、ヴァリム軍の精鋭部隊。
 レビ・プラウドを隊長に、双子の悪魔キサラギ姉妹とクィール・ハークス、リグワイト・ヴァナハルトらによって構成される。
 実力は確かにヴァリム随一の部隊だが、実はレビの存在を疎ましく思ったギルゲフが陰で暗躍しており、最も危険な戦場に彼を送り込むべく結成させたものである。
 そのため、まともに指揮など取れるはずもない問題兵だけを集めている。
 なお、ユイとマイは、密かにレビの監視及び暗殺の任務を受けていたが、なぜか直接的に手を下すつもりはなかったようだ。





 

○「地球帝国(アース・エンパイア)」

 惑星Jの遥か彼方に位置する人類発祥の惑星――そこを統べる帝政国家が、地球帝国である。
 帝政国家ではあるが、政治は政府の発案を皇帝が承認するという形で行われる。
 そのため、いわゆる独裁国家ではない。
 かつての統一戦争の際に軍が主導権を握っていたため、現在も軍部が強い影響力を持っている(事実、今の政府は傀儡に近い状態である)。
 しかし戦争のない日々が続き、人々の心が平和主義に傾くようになると、その存在を疑問視する声も出てきた。
 なんとか今の権力を維持するために[脅威となる敵]を求めていた軍部は、PFを開発した惑星Jに目をつけたのである。それが今回の戦争の発端となった。





 

○「長距離転移システム」

 地球側の恒星間航行技術の中核を為すものであり、惑星Jでは最近研究されるようになった。
 いわゆる瞬間転移の応用技術なのだが、エネルギー効率や空間転移座標の固定指数などに問題があり、思うような転移ができないのが惑星J側の現状である。
 試作型の長距離転移システムがグラン・ディラムに搭載されたが、これにも様々な問題があり、実戦での使用は危ぶまれていた。
 しかし切羽詰った戦況に、J側同盟軍は苦肉の実戦投入を決定したのである。
 ちなみに地球側では非常にポピュラーな技術であり、レレナのアースセイバー・カスタムには恒星間転移すら可能な、高性能の長距離転移システムが搭載されている。





 

○「グラン・ディラム」

 惑星J側同盟軍が開発した長距離転移突撃艦。試作型の長距離転移システムを搭載する。
 転移による奇襲作戦を前提とした艦だが、システムそのものが不完全なため、理論通りの性能を発揮できない状態にある。
 しかし、その他の性能はオーガル・ディラム型戦艦を上回るものであり、高周波衝角[ソニック・ラム]や防御用の[ディフェンス・フィールド]など、惑星Jの軍事技術の粋を結集した高性能な戦艦である。





 

○「フェンリル機動師団」

 ヴァリム軍の中でも勇猛なことで知られる機動師団。
 PFやその他の機動兵器によって構成され、様々な任務を遂行してきた。
 かつてはショウゾウ・セガワ中将に率いられていたが、現在は娘のシオリ・セガワ大佐が師団長である。
 なお、レビ・プラウドはその補佐を務める。
 シオリの能力を知らない&認めていない連中が多いため、最近はレビに[修正]される人間が、あとを絶たないらしい。





 

○「スレイブ・ユニット」

 アースセイバーなどの地球側機動兵器に搭載されている無人制御ユニット。
 後述するPSCSの指令を機動兵器の行動に反映させる端末の役割を果たすほか、簡易指令による特殊戦闘モード(レレナの使ったモード)や、コンピュータープログラムによる自立戦闘モードなどへの切り替えも自由自在である。
 パイロットへの負荷を考える必要がないため、通常の機動兵器を遥かに上回る強引な機動をさせることが可能だが、PSCSコントロールモード以外では、動きが画一化されてしまうのが欠点である。





 

○「PSCS(ピー・エス・シー・エス)」

 正式名称は[サイキック・スレイブ・コントロール・システム]で、指令者の思考命令をデジタル化して[スレイブ・ユニット]に伝達する。
 どんな人間でも使用可能だが、PSCS適応値の高い者のほうが、より効率的にスレイブ・ユニットを操ることができる。
 サイバネティック・シフトよりはメジャーな技術で、地球では軍事以外の面(医療など)にも利用されている。





 

○「サイバネティック・シフト・システム」

 人間の精神をデジタル化し、様々な機器(機動兵器など)との接続を行うシステム。
 思考命令を伝えるだけのPSCSと違い、機械そのものに侵入してコントロールを行うぶん、細部のコントロール精度は高くなる。
 しかし、接続に際してはサイバネティック・シフト用のデバイスを身体に埋め込む必要があり、誰にでも使えるわけではない。
 また、不慮の事故が発生した場合、使用者の精神が機械の中に閉じ込められる危険性もあるため、一般的にはあまり用いられていないのが現状。





 

○「ステルス・システム」

 アースセイバー・ステルス(シャドウセイバー)に搭載されている電子探査システム撹乱装置。
 厳密には姿を隠しているわけではなく、敵機の電子探査システム(カメラ、レーダー)に誤った情報を電送することで、こちらの捕捉を不可能とするものである。
 したがって、人間の目視に対してはなんの効果もない。
 大気圏内戦闘はともかく、人間の目視による確認が不可能な宇宙空間戦闘においては、利用価値は高いようだ。





 

○「指向性誘導ビーム発射システム」

 アルサレアの第三世代型PFの主要兵装となりつつある兵器。
 WCSの捕捉範囲内の対象物にロックオン用ペンシルビームを照射。続けて発射される荷電粒子ビームを、ターゲットへと誘導する。
 既存の兵器と違うのは、同時複数対象への攻撃が可能な点であり(荷電粒子ビームの同時発射数と同数の敵機への攻撃が可能)、ロックオンシステムの変更によって単体対象への集中攻撃も可能である。
 したがって、一対一から一対多数まで、様々な戦況に即座に対応することができる。
 さらに光速で飛ぶ誘導ビームは、事実上発射されてからの回避は不可能であり、非常に高い命中精度を誇る(特に空戦では重要な要素となる)。
 これによって、アルサレアの空戦型PFは、ヴァリム軍のそれを圧倒する戦闘力を見せた。





 

○「連携攻撃No.3 トライアングル・プリズン・フォーメーション」

 ヴァイス小隊が用いる[連携攻撃フォーメーション]の三番目にあたるフォーメーション。
 機動性に優れた単機を敵陣に突入させて撹乱。その隙を突いて残りのメンバーが敵部隊を囲むように展開する。突入した一機は敵の注意を引きつけることに専念し、攻撃は三方向に散らばったメンバーが行う。
 囮役は、敵の攻撃が仲間に向かないよう常に注意しなければならず、攻撃側は囮役を誤射してはならないため、非常に難度の高いフォーメーションである。
 見た目が[三角形の檻]のように見えることから、この名がついた。





 

○「神風のロンド」

 ヴァイス小隊のケイオウ特尉が用いる必殺攻撃。
 機体を上下左右と複雑に高速回転させながら突撃し、二刀による斬撃を叩き込む。
 単体から複数と、対象を選ばないのがポイント。
 絶大な威力を誇り、PFの装甲も紙のように切り刻んでしまう。
 機体周辺部にはかまいたち現象さえ発生するようだ。
 ケイオウ特尉の人間離れした平衡感覚があってこそ初めて成功する大技であり、常人には決して真似できない。
 見た目が[踊る風]のように見えることから、この名がついた。





 

○「夢幻星光流奥義・命我烈光破(むげんせいこうりゅうおうぎ・めいがれっこうは)」

 ヴァイス小隊のシリア少佐が用いる惑星J最古の拳法の奥義。
 全身の気を集中させたあと、一気にそれを放出。
 瞬間的に肉体(機体)を加速させ、目視不可能な拳撃を叩き込む。
 食らった側は閃光が走ったようにしか見えないため、なにが起こったかもわからずに大地に倒れ伏すこととなる。
 いまだかつて、破られたことがないとされる必殺の奥義だが、使った側もさすがに肉体の負担が大きく、多用することはできないとされる。





 

○「夢幻星光流・天昇爆砕蹴(むげんせいこうりゅう・てんしょうばくさいしゅう)」

 夢幻星光流の技のひとつで、背後の敵を倒すための技。
 気を脚部に集中させ、前転しながら後ろの敵を蹴り上げる。
 気のエネルギーと蹴りの威力に前転時の遠心加速がプラスされるため、高い攻撃力を誇る。





 

○「超絶大回転・葬らん!!(ちょうぜつだいかいてん・ほおむらん!!)」

 サリアが編み出した必殺技で、CBハンマーショットの延長線上にある技。
 X・ハンマーを水平に構えた状態で、機体を高速横回転。竜巻となって敵機に突っ込む。
 回避はともかく防御は絶対不可能であり、食らった敵機は文字通り、ズタボロになって空の彼方へ吹っ飛ぶこととなる。
 使用後に莫大な隙が生じるのが欠点(サリアが目を回すため)。
 機体――というよりはサリアの負荷が大きいために、多用はできない危険な技である。





 

○「ミカムラ流奥義・雷鳴爆砕降(みかむらりゅうおうぎ・らいめいばくさいこう)」

 アイリの使うミカムラ流空手の必殺奥義で、気を溜めたあとに、高速宙返りからの踵落としを叩き込む。
 モーションがでかく隙だらけに見えそうだが、攻撃動作に移るまでのスピードが異常に早いため、見てからの回避は完全に不可能。
 威力があまりに高く、下手をすると相手の脳天をかち割ってしまう危険性があるので、アイリも対人での使用は避けているようだ。





 

○「サイバネティック・フュージョン・システム」

 サイバネティック・シフト・システムの延長線上にある技術で、人間の精神を完全に機械と融合させてしまう禁断のシステム。
 一度使用すると二度と人間の姿に戻ることはできず、肉体は完全に植物人間と化す。
 ただし、融合を果たした機械は、その者の手足――などという表現を遥かに超えたレベルで、動かすことが可能となる。
 あまりにも非人道的なシステムのため、世論によって開発は中断されていたのだが、地球帝国軍部では密かに研究が進められていた。
 惑星J掃討軍のアスタリオン級四番艦にも密かに積まれており、最終兵器の起動実験に使用されることとなる。






 


 管理人より

 特殊用語の設定集を頂きました!

 これを見ると虚空の鳳凰の内容がさらによく分かりますね(笑)

 


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