始めにお断りを
この小説はアルサレア作戦会議室にある「機甲兵団J−PHOENIX コバルト小隊」戦士の覚悟と、戦場の希望のオマケストーリーです。
一応はこれ単体でも、それなりに楽しめるモノになっていると自負していますが、途中からは気持ち悪いという方は、アルサレア作戦会議室のギフトの踊る風の作品を読んでみてください。
「機甲兵団J−PHOENIX コバルト小隊」
戦士の覚悟と、戦場の希望
オマケストーリー:リンナの告白劇!!
コバルトリーダーの語りに一同拍手喝采のおお盛り上がりの中、キースは拍手もそこそこにリンナに耳打ちした。
「あいつの顔見ろよ、かなり機嫌が良いぜ!!このチャンスを逃すなよ」
キースはそう言うと、グラス片手にその場を後にした。
リンナはその言葉にコバルトリーダーの顔を見た。確かに機嫌が良さそうだった。
そしてコバルトリーダーはシラフ(重要)だった。
確かに今こそ、チャンスですわ!!
ガッツポーズとばかりにリンナは右腕を強く握った。
そして、リンナはなに食わぬ顔でコバルトリーダーに近寄ると、そのままコバルトリーダーの前を通り過ぎたのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
だ、だめ〜〜〜
勇敢に近寄ることは出来ても、足を止める勇気まではリンナに無かった。
しかし、うなだれた彼女の瞳には二つのカクテルグラスがあった。
そう、私はこれをコバルトリーダーに渡しに行くついでに告白すれば良いのよ。
そう、あくまでついでに話しかけるのよ。
思い立ったら一直線とばかりに、リンナはコバルトリーダーの目の前にたった。
「大丈夫か?顔色もそうだが、手が震えているぞ」
ガチガチに緊張したリンナは顔を真っ赤にして、両手のカクテルをこぼさんばかりに振動させコバルトリーダーの目の前に仁王立ちしていた。
「こ、コビャルトリーダーおお、おちとつ」
「落ち着け、リンナ。声がひっくり返ってる上に、ろれつが回ってないぞ」
大声で奇声をあげたリンナを皆が何事かと注目する中、リンナは両手のカクテルをなぜか二つともその場で飲み干した。
そして、
「コバルトリーダー私と結婚してください!!!!!」
「おおーーーー!!」
オスコットを始めとしたギャラリーがはやし立てる中、違う反応をするものが3人いた。
ブーーー!!
一人はウイスキーを盛大に口から吐き出したキースだった。
「だ、だめ〜〜〜!!リンナちゃん、コバルトリーダーにその話題はダメ〜〜〜!!!」
もう一人は、コバルトリーダーが何者か知っているアイリだった。
そして、最後の一人はキースに冷たい視線を送るコバルトリーダーだった。
そして、次の瞬間キースはコバルトリーダーとリンナの間に飛び込んできた。
それと時同じくして、アイリがリンナを後ろから羽交い締めにしつつ、リンナの口を塞いだ。
リンナがムームー行って大暴れする中、キースがコバルトリーダーに土下座した。
「すまん、読み間違えた。色々突っかかっていってたようだから、謝りたいのかと思ったんだ」
顔の前で両手をあわせてキースはコバルトリーダーに謝った。
「酔っぱらってるから、そう言うことになるんだよ。ふ〜〜、全く」
コバルトリーダーがあきれる中、リンナがついにアイリを振り払った。
「何のつもりです、アイリさん!!まさかあなたも」
「あ〜、それはない、ない。私はグレンリーダー一筋だから」
「じゃあ、どうしてジャマをするんですか!!」
「禁句なのよ、恋愛ごとわね。あなたも彼も、傷つくだけなの」
「それって、どうい・・・」
二人の押し問答を見たコバルトリーダーは、ため息をつくと言った。
「リンナ!!
は〜〜〜、お前が告白するのにどれほど勇気を振り絞ったかはよく分かる、だから俺もその勇気に答えよう。
・・・・・・、すまん!!
俺はお前とは夫婦になるつもりはない!!」
コバルトリーダーはリンナを見つめると、ぴしゃりと言った。
しかし、それを聞いてもアイリと熱くなっていたリンナの熱は下がらなかった。
「なぜ私とはダメなんですか?至らないところがあるなら、私努力します」
そう言ったリンナに今度はキースが口を挟んだ。
「リンナちゃんあのな、この話題はマジで洒落になんないんだよ。悪いことは・・・」
「部外者は黙っていてください!!」
リンナは立ちふさがったキースを押しのけると、コバルトリーダーに詰め寄った。
「訳を聞いたら、お前は絶対に後悔するぞ。それでも聞きたいか?どうしてもというのなら話してやるが、傍観者共も含め覚悟しろ!!」
コバルトリーダーは怒りの形相で、リンナを含めた周りのものを睨み付けた。
リンナはたじろぎ、キースは青くなった。
オスコットはマイペースだったが、周りの一同はゴクリと息をのんだ。
「あなたに告白することを考えれば、さしたるものではありませんわ」
絶対の覚悟が足りない、コバルトリーダーはそう感じた。
だから、真相ではなく真実を語ることにした。
コバルトリーダーは、はにかむと口を開いた。
「どうなっても、しらねえからな」
口元に笑みを付けたコバルトリーダーの顔は、笑っているのになぜか恐ろしかった。
「まあ、俺が仮にお前の告白を受けるとしてもだ。黙っちゃいない奴らが20数名いるんだが、お前はそれをどうするつもりだ?」
「へ?”!」
驚愕の真実が飛び出してくると思っていたリンナは、可愛らしく声を上げた。
コバルトリーダーは依然沈黙を守り、リンナを見ていた。
「告白を受けた以上、その人達には悪いですが大人しく身を引いて頂きます」
「それが出来ない立場のものが相手でもか?」
「????、はい?」
頭の上でヒヨコが踊っているリンナにコバルトリーダーは言った。
「お前、勘違いしているようだから敢えて言うが、その20数名ってのは言い寄ってくる女じゃなくて俺のガキ共の話だぞ」
コバルトリーダーがニヤリとする中、リンナの顔からはサーーー音と共に血の気が引いていった。
「コバルトリーダー結婚してたんだですかーーーー!!!!」
「いや、それ以前に何歳なんですか?」
「そもそも、20数名って多すぎですよ。犯罪だーーーー!!!」
その他、有象無象の罵詈雑言の中、キースは腹を抱えて笑い出した。
そう来たか!!
キースはどうしようもなく笑いこけた。
アイリはアイリでもうどうにでもなれとばかりに、近くの椅子にどかっと腰を下ろした。それから少ししてリンナがいきなり切れた。
「コバルトリーダー!!一体全体どういうことですか!!」
「人間、それなりに長く生きてると色々あるんだよ。あ、ちなみに俺独身だから」
リンナはコバルトリーダーの胸ぐらを掴むと、無言で前後に揺らし始めた。
コバルトリーダーはリンナの両腕をもの凄い力で捕まえると言った。
「だから言ったろ、覚悟を決めろと!!」
その眼光に気おされたリンナは、鳥肌を立てながら言った。
「私が、あなたのお子さんを説得したら結婚してくれますか?」
一同は待たしてもシーンとなった。
「は〜〜〜、陰極まれば陽になるか、は〜〜〜、分かってるのか?俺と結婚すると、20数名からお母さんと呼ばれるんだぞ?家のしきたりどころじゃ無くなるぞ」
「質問に質問を返さないでください!!」
リンナの顔は形容しがたい程に怖かった。
「そっちが答える方が先だ!!いいか、お前は自分より年下の女性をお母さんと呼べるのか?」
「え!!」
このときリンナはコバルトリーダーの家族構成を全く理解していなかった。
若気の至りで遊び歩いた末に、子供を押しつけられたダメ男としか思っていなかった。
「ふっ、トドメでも刺してやるか」
コバルトリーダーはニヤリと笑うと、ビクリとするリンナを見た。
「俺の娘の中には、既に結婚して子供のいる奴だっているんだ。ちなみに旦那は俺のせいで戦死しちまって、俺の家に住んでる。いいか、お前は結婚した瞬間おばあちゃんと呼ばれることになるんだぞ!!」
ゴ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!
PF用Xハンマーで後頭部を殴られたような衝撃に、リンナはマットに沈んだ。
流石にまだ女性と言うよりは女の子の部類を出ていない、若い身そらにおばあちゃんは痛恨だった。
そして、時計の秒針の動きですら聞こえてきそうなぐらいの沈黙の中、シュキがだめ押しの引き金を押した。
「ねえ、やっぱりそれ全部嘘なんじゃないですか?
どう考えてもそんなおっきい娘さんがいるのは物理的に無理があると思うんですよ〜〜、それにコバルトリーダーが遊び歩く姿なんて想像できないですよ〜〜〜」
その言葉を聞いた瞬間、リンナの目が光った。
「嘘なんですよね!!そうですよね!!」
立ち上がり様にコバルトリーダーの手を取ったリンナが言った。
「あのなあ、俺だって人間だぞ。たまには羽目を外して、さっきみたいにナンパしたりもするし、目が覚めたらあられもない姿という程ひどくない姿の女の子達を数人はべらかしてたことだって、一度や二度じゃきかないんだぞ」
もはや、コバルトリーダーの口から嘘でした以外の言葉を信じるリンナではなかった。
だが、神様は残酷だった。
「あ〜〜〜!!そう言えば、あたしさっきキースさんとコバルトリーダーが食堂で軟派してるの見ました」
「わたし、ナンパされました!!」
「あ、あたしも」
リンナの周りの女の子から口々にそんな言葉が聞こえてきた。
そして、キースとアイリがだめ押しをした。
「あ〜、その〜、なんだ。俺もそいつと一緒に二度程目が覚めたら〜〜〜〜にご一緒したことがあるんだが、は、はは」
「私も、9人ぐらいならそいつの子供に会ったことあるわよ」
もうダメだった、限界だった。
リンナは涙を流しながら脱兎の如くその場を後にした。
「コバルトリーダーのバ〜〜〜カーーーーーーーー!!!!!!!!!」
そう叫びながら
リンナのいなくなったその場に残されたのは、PFすらも一刀両断に出来そうな女の敵という視線だった。
「だから言ったんだ、覚悟しろと」
くすくす笑うコバルトリーダーにクランが言った。
「あなたの過去にどんなことがあったとしても、あなたがコバルトリーダーであることは変わりません。キースさん共々ここでは自粛してくださいね」
そう言うとクランは、きびすを返して立ち去ろうとしたがコバルトリーダーがその手を掴んだ。
そして、少し顔を赤らめたクランにコバルトリーダーはぬけぬけと言った。
「なにを勘違いしている?」
「離してください!!」
頭に来たのか、クランは乱暴にその手を振り払った。
そこにくすくすと笑い声がした。
笑っていたのは、キースとアイリだった。
「違うのよ、みんな、ぷははは」
「はははは、やっぱおまえは凄いよ、はははは」
大爆笑している二人を異様な目で見る一同にコバルトリーダーは言った。
「全部俺の思うとおりに、お前達は振り回されたんだよ」
「じゃあ、やっぱり全部嘘だったんですか?」
シータがホッとした顔で言った。
「うんにゃ!!全部事実だよ。ただ、お前らが悪い方に悪い方に受け止めただけさ」
ジータは難しい顔で腕組みしたが答えなど分かるはずもなかった。
「とりあえず、俺も我が身がかわいいから弁解して欲しいんだが」
キースの言葉にコバルトリーダーはもちろんとばかりに首を縦に振った。
「まず、俺の家族が20数名いるというのは事実だが、誰一人として血縁はいない」
「はぁーーー?!」
それでどうやって子供が出来るんだ?
ムラキは奇声と共にマジで悩んだ。
ジータも似たようなものだった。
「俺の家族はみんな戦災孤児だったり、友や基地の仲間の忘れ形見だ」
一同はその手があったかと、それなら納得とばかりにうんうんとうなずいた。
「あの〜、20数人って何ですか?」
シュキがまた考え無しに言った。
コバルトリーダーは悲しみを顔に浮かべていった。
「何人かはPFに乗って戦場に出たものもいた。
だがな、俺のミスから廃棄PFを自分達の機体と勘違いした双子が戦場に出て、・・・・・俺の目の前で殺された。
剥き出しのコクピットコアにマシンガンを叩き込まれてな。
・・・・・俺はな、例え死んでしまったからといって家族の数を減らしたくはないんだよだから、20数名なんだ」
皆がしんみりする中、キースはコバルトリーダーがはにかんだのを見過ごさなかった。
キースはその意味を理解出来た、それ故に胸が痛かった。
「コバルトリーダー、では目が覚めたら〜〜〜というのはどんなオチがあるのですか?」
今までの話に大いに納得したクランが聞いた。
「俺のこのぐらいの娘達が、うち恒例のスキンシップとしてやってる大枕投げ大会in俺のベッドの上で疲れ果てて寝ちまった日の翌日はいつもそんなもんだ」
コバルトリーダーは腰のあたりで手を振って高さを示した。
「いくら何でもベッド大きすぎやしませんか?」
ジータの疑問にキースが答えた。
「あいつの自宅は凄いんだよ、家族全員が川の字になって眠れるぐらいベッドが部屋一杯に並んでるんだよ。ちなみに俺も見舞いに行って枕投げにつきあったことがある、さっきのはもちろんそれだ」
「お見舞いですか?」
「俺はぶっ倒れるぐらいの大怪我しなきゃ実家に帰らなかったから、上体を起こすだけで出来る枕投げがスキンシップになったんだよ」
ホントに色々あるんだな、一同がそう思っている中でナンパされた女の子が言った。
「じゃあ、さっきのナンパは何なんですか?」
・・・・・・・・なんなんだ?
コバルトリーダーは固まってキースを見た。
「まあ、男同士のつき合いって奴だ。あ、誘ったの俺だから」
キースは当然とばかりに言って見せた。
これがコバルトリーダーならば、遺恨を残したのだろうがキースが言うとなぜか、そうなんだで済んでしまった。
これも人徳の成せるワザか?
コバルトリーダーは苦笑した。
大体の話が、コバルトリーダーの誘導による勘違いだと分かったクランが言った。
「コバルトリーダー、リンナにこのことを」
コバルトリーダーは少し考えてから言った。
「君から伝えてくれ、それと俺は決して誰も選ばないし、愛さない。そう伝えてくれ」
コバルトリーダーの顔は凛としていた。
「そんなの悲しい過ぎますよ、リンナもコバルトリーダーも」
シュキは自分のことのように瞳に涙を浮かべていった。
「俺は死人だ、死者の願いを叶える唯一の死人だ
俺は死者の願いを持って、明日を紡ぐお前達に希望を託した
そして、この先の俺は知らしめる者になってやる
戦争が俺という朽ちぬ死人を生んだことを世界に分からせるために
俺のような悪しき夢を再び生み出さないように
俺は知らしめる戦い続けてやる!!
シュキ、お前は明日を紡ぐことが出来るのだ
お前は土に帰るぐらいしか出来ない躯などに構わず、お前の幸せを考えよ
死者に捕らわれれば、未来は潰える
死んでしまった躯が動いたのだ、もうけものと思え」
コバルトリーダーは良い笑顔でシュキに微笑んだ。
シュキは泣き出した、何が悲しいのかよく分からなかったがとにかく泣いた。
「間違っています、コバルトリーダーは間違ってますよ〜〜」
「シュキ、この世で唯一許されない人種がいる。それがなんだか分かるかい?」
まるで、幼い子供に話しかけるようにコバルトリーダーはシュキに語りかけた。
「わかんないですよ〜〜」
コバルトリーダーはうなずくと言った。
「それは、許さない者
誰も許さない者は、誰からも許されないんだよ
自分を許すのは、結局自分自身だ
だが、俺は自分が許せない
全てを犠牲にしても守りたいと思った人を守れず
その後大暴走して無抵抗の人間を、投降してきた人までもPFで踏みつぶした
俺は、愛する人も、彼女がくれた希望も、誇りも、みんな打ち捨ててしまった
俺は空っぽの人間だ
俺は意志のない躯だ
しかし、俺は動くことが出来る
だから、俺は動けない者達の為に戦うと決めたのだ
もう、幸せなどいらない
ただ、誰かの願いの為にのみ俺は戦い続ける
そう、決めたのだ
だから、リンナの思いに俺は答えてやれない
それに、俺はどうせもう長くない」
コバルトリーダーはそう言うと、左腕を掻きむしった。
その瞬間左腕の皮が剥がれた。
そこからは極度のケロイドによって、さながら化け物のような腕らしきものが顔を出した。
一同騒然となった。
中にはそのまま気絶するものや、吐き出すものまでいた。
まあ、ジータのように飲み込んだものもいたが、見目麗しくない腕だった。
「ヘルファイヤーを多用しているからな、全身こんな感じだ。口腔粘膜を培養して作ったバイオスーツを着込んでいるから気づかないだろうが、顔以外はひどいものさ。
俺の命の灯火は、いわば地獄の業火の残り火のようなものだ。
せめて、好きにさせてくれ」
そういうと、コバルトリーダーはその場を後にした。
キース以外の全てのものがただ立ちつくす中、アイリとオスコットがビールかけを始めた。水に流そう、そんな思いがかけられているその行為にみんなは賛同したのか、皆盛大にビールかけにいそしんだ。
リンナもそれから程なくして、笑い声に誘われて帰ってきて楽しんだ。
PFの整備をしているコバルトリーダーのもとにキースがやって来た。
「ずるい奴だな、おまえは」
コバルトリーダーは笑って見せた。
「全身ケロイドなのは、俺に拾われた時から変わってないじゃねえか」
「俺は臆病者だからな、口に出したくない言葉も、認めたくない思いもあるんだよ」
キースは苦笑いをしたその顔で、うなずいて見せた。
「なあ、このまま、ずっとこのままでいるつもりか?
クレア様がくださった、お前だけの誇りを再び取り戻そうとは思っていないのか?」
「いや、この戦いが終わったら是が非でも返してもらうさ
あの称号は俺だけのものだ
たとえアルサレアに命を狙われようとも
世界を敵に回そうとも
あの称号の存在を持って、クレアの存在を知らしめてやる」
「はは、そうこなくっちゃな。それでこそ我が友、とく、いやコバルトリーダー殿だ」
キースはコバルトリーダーの肩に腕を回すと、その手に持っていたジュースの瓶をわたした。
「「乾杯!!」」
色々あって、少し変わってしまった友もこうやって笑っていられるのなら、それで良いのかも知れない、キースはそう思い二人だけの宴会は幕を開けたのだった。
その3日後、コバルト小隊宛に新たなる任務が届けられたのであった。
行き先はミラムーン領地ゴスティール山脈だった。
後書き
初めましての方、初めまして踊る風と申します!!
以後お見知りおきを!!
さて、オマケストーリーお楽しみ頂けたでしょうか?
いきなりここから読まれた方には、取っつきにくかったかも知れませんが、その辺はご容赦を!!
もし、この作品を読んで興味を持たれた方は是非下の方も目を通して頂けると嬉しい限りです。
常連の方へ
え〜気づくもなにも、今回のコバルトリーダーはケイオウ特尉です。
堂々と暴露!!でも本編では語らない(笑)
ケイオウ特尉が何者か分からない人は下を見てね。(好き放題に書いたので長いです)
俺の小説の常連さんも見てね、FC以後のことが書いてあるので
え〜今回は勢いのみで書かせて頂きました。
リンナがダッシュで消えるところまでは、始めっから考えてあったのですが、今回のこれは、大半が(全員か?)が、「戦士の覚悟と、戦場の希望」(今にして思えば、もの凄いタイトルだな。俺らしいけど)の読者である以上、ケイオウ特尉を出す以上は語らなければと思い、強引に語って見せました(笑)
今回語りたかったこと
許されざる者は、許すことを知らないもの
みなさん、広い心で多くの人や、物事を許してあげましょう
情けは人のためならずです!!(情けをかけるのは、その人のためだけではなく、自分の為でもあるという意味です!!)
そして、最後に自分も許してあげてくださいね!!
自分に厳しいばかりでは、人生損ですよ(笑)
まあ今回の話はおもしろ半分に思いついたが、作風を傷つけると思いカットした部分なので笑い飛ばして頂ければ幸いです!!
まあ、4時間かそこいらで書いたものなので乱筆乱文なのは大目に見てください!!
俺も書くつもりのない話を読めるものにしようと、無い時間で頑張ったものなので広い心でお願いします!!
では、設定を読まない人はここで終了です!!
出来れば感想など頂けると、大変嬉しいです!!
次回作への励みにもなります(笑)
では、お付き合い感謝します!!
ケイオウ特尉の設定(今回はこれだけ)
ケイオウ特尉の設定とは踊る風の全作共通の主人公!!
とにかく語りキャラの代名詞のような男。
また、枕詞(あたま)にヘルファイヤーが付く程にぶっ飛んだキャラ(機体&性格)
経歴:キースに命を救われたところから彼の話は始まった。全身大やけどのケイオウはキースに一命を拾われ、クレア・クラウゼンが入院している病院に担ぎ込まれた。そこでケイオウはクレア様に一目惚れしたが、特に何かあったわけではなかった(笑)
その後、メインボディーにヘルファイヤー2発を内蔵(発射は出来ない、あくまで自爆専用)し、各所関節を増設&可動域の上昇を計るなど、度の過ぎたカスタムPFで、多くの戦場で暴れまくった。
戦場ではアルサレアに吹く神風もとい「踊る風」の異名を取っていたが、ヴァリム軍からは「敵陣中央停止(誤字誤植なし)」やそれに失敗したと判断した途端に「自爆」するという奇行から「クレイジーウインド(狂気の神風)」の異名を持っていた。
あまたの任務に就くケイオウだったが、しょっちゅう自爆してクレア様のいる病院(そのぐらいの設備がないと、ケイオウは生き残れないような大怪我を数えるのがバカらしいほどしていた)に担ぎ込まれた。
そこで入院常連のよしみで、よくお見舞い(ケイオウだけでなく他の兵士にも)に来たクレア様と話しているうちに、いつの間にかケイオウが告白したことになっており(ケイオウの熱っぽい語り口調と、クレア様の免疫不足の成せる奇跡)、期せずして両思いになる(笑)
そして、オーガルディラム戦(オリジナルで中将救出作戦)での功績が認められ、アルサレアで唯一ただ一人のための称号、特尉(クレア様発案)を授かる。
ただし特尉には裏があり、表向きは要人を救った英雄のためと、クレア様にケイオウと会える機会が増えるといったものだったが、裏ではクレア様直々に作られ階級を持つものとして英雄の様に祭り上げ、グレンリーダーから少しでもヴァリム、ミラムーンの目をそらせるのが目的だった。
そして、ケイオウと不仲な(口先だけのお偉いさんや、少尉だった彼に両足を打ち抜かれた准将など)人からは、より名誉ある戦場に送り出す口実になるという意味も持っていた。
それによりお偉方の視線はグレン将軍から、ケイオウ特尉に向けられるようになったことは言うまでもない。
またケイオウは語りや、戦場での存在感が人一倍だったために、祭り上げられた英雄の役を見事にやってのけたのだった。
そして、お偉方の希望を手堅く交し、クレア様とも良い雰囲気になり、養子にした子供達もそれなりになって全てがうまくいっていたその時、悲劇は起きた。
ここから、未公開ネタなので簡易SSにしてみました。
本編16章 血に染まる天使
ヴァリム軍にアルサレアが猛襲を駆けていたことから、それは起こったのだった。
そして猛襲を駆ける部隊の一つにケイオウ特尉が率いる部隊もあった。
舞台はサーリットン戦線だった。
出先でラフール大学病院がテロにあったことを聞いたケイオウ特尉は、手持ちの全戦力をヴァリム軍基地に正面からぶつけた。
小細工無しの総力戦と勘違いしたヴァリム軍もこれに応戦し、総力戦が開始された30分後、単機で回り込んだケイオウ特尉は、基地に到着するとタイマーをかけ愛機を基地諸共自爆させた。
その混乱に乗じてヌエを搭載した高速シャトルを奪取し全力でラフール大学病院を目指した。
そこではハーメルンヴォイスに操られアルサレア、ヴァリム両軍のPFが修羅の地獄絵図を展開していた。
それを予測してヌエをフルマニュアルに交換してきたケイオウ特尉だったが、並み居る敵味方の猛攻に耐えきれず結局は機体を捨てて10キロ近い道のりを生身で走ることになった。
もっとも、操られたPFのWCSには人間のようなちっぽけな的はロック対象外だったため、流れ弾とそれに伴う爆風にさえ気を付ければ良かったのでPFにのって目的地を目指すよりは容易かった。
そしてラフール大学病院にたどり着いたケイオウ特尉を待っていたのは、クレア・クラウゼンの亡骸だった。
それを見たケイオウ特尉は、発狂せんがばかりに暴走したが精神が崩壊する前に体力の限界が来てそのまま倒れた。
その後数日の間だ拘束されたケイオウ特尉は、クレア様の葬儀に出ることを許された。
しかし、花の代わりにケイオウ特尉が持っていたのは2本のカタナであった。
ケイオウはクレアの遺体にキスをすると頬を赤らめ、最後の誓いを交し剣鐘を打つとその場を後にした。
日頃の奇行ぶりに馴れたアルサレアの大御所達は、ケイオウが以前とは異なるものになっていることをその時気づかなかった。
そして、クレア様救出にアルサレア軍が大半の戦力を裂いたことにより、もはやサーリットン戦線は壊滅状態にあった。
その場所にケイオウ特尉は現れたのだった。
彼は既に数える程しかなくなった部隊に、アルサレア軍は超長距離攻撃により再起を図るとつげ、アルサレア軍をサーリットン戦線から全軍撤退させた。
そして、ケイオウ特尉の独断がアルサレア本国に伝わる頃には、サーリットン戦線は既に戦場などではなくなっていた。
ケイオウ特尉は、彼専用の特殊カスタムPF30機を持って暴挙に出たのだ。
始めケイオウ特尉と交戦に入ったヴァリム軍は、勝てないと見るとPFから降りて投降を始めたのだ。
だが、いつもなら手厚い歓迎をするはずのケイオウ特尉はこともあろうか、投降した者達をPFで踏みつぶした。
そして、その情報がヴァリム全軍伝わったのは翌日の夕刻だった。
それまでの間だに、ケイオウ特尉は自分がいなくなる前と変わらないぐらいまで戦線を押し戻して見せた。
そして、二日目の夜にはケイオウ特尉を発見すると同時に逃げまどう部隊に、ケイオウ特尉は追撃をかけ、捕えきれないと判断すると自爆してでもその部隊をなぎ払った。
ケイオウ特尉がサーリットン戦線に来て3日目の昼には、既に戦争という状況は消滅していた。
そこにあったのは、ただヴァリム軍を掃討する悪夢があるだけだった。
結局4日目の朝日が昇る頃には、サーリットン戦線には、ケイオウ特尉のPF以外の何も残ってはいなかった。
そして、たった一機残ったヘルフェニックスをアルサレア要塞の封印施設に格納したケイオウ特尉は、そのまま消息を絶った。
あまりの暴挙と、あまりの戦場変化にアルサレア、ヴァリム両国は反応すら出来なかった。しかし、SSSクラスの危険人物と両国にレッテルを貼られたケイオウ特尉は、非公式に両国から指名手配されたのだった。
ちなみに英雄として扱っていたアルサレアの公式記録には、クレア様の死を悼んだアルサレア軍の者達がヘルファイヤーを持ち出しサーリットン戦線に特攻をかけ、特尉はそれを命がけで止めに入りそこで戦死したことになっていた。
その後、アルサレア戦役にケイオウは封印していたヘルフェニックスで参戦し、それに気づいた参謀長にアルサレア戦役後、コバルトリーダーになるように任命を受けたのだった。
ちなみにその時、過去の抹消と顔の整形などが施された。
ざっと、3ページにもなる長い設定でした。
長々とすいません、お付き合いくださった方感謝します!!
最後に感想頂けると、大変嬉しいです!!
管理人より
踊る風さんから投稿作品を頂きました!!
この作品は以前、アルサレア軍作戦会議室のほうで「新人獲得イベント」としてメール配信されていたものなので、見た事のある方もいることでしょうが、若干HTML化の時点でフォントを加えさせて頂きました。
その為ちょっと印象が変わっている所もあるかもしれませんね(笑)