読む前に:この話はガンパレードマーチのシナリオを元にして構成されています。話の中でのセリフのほとんどが作者が考えた物ですが、「原作のセリフを元にしたセリフ」がたまに入る事があります。話の関係上の為ですのでご了承ください



これは二つの物語が一つになった一例である。








機甲兵団Jフェニックス+高機動幻想ガンパレードマーチ



翼と翼をつなぐ歌







 

 第7話「風が止み、始まる聖戦」










 下関海峡陣地より300キロ離れた所の高度1万5千の上空



「今日も〜すてきぃんなぁ〜爆撃〜家業〜」

 高度1万5千の空を飛んでいたB−52のパイロット席でそのパイロットOは謎の歌を歌っていた。

 相棒の謎の歌を聞いたパイロットGは呆れながらツッコんだ。

「その歌…気が抜けるからやめてほしいゾイ!」

「そう堅い事言わなくてもいいじゃないですか〜。せっかくの俺ら「暗黒飛竜爆撃隊」の晴れ舞台だしね〜」

 そう、彼らは自衛軍関西方面飛行隊所属のパイロット達である。

 彼らの任務はB52で海中を進軍してくる幻獣に対して爆撃をくわえる手はずになっていた。

「そうであったゾイ…奴さん等に人類の…」

 そこまで言って彼等の本能が危険を告げた。

 パイロット席の左下にある脱出レバーを引き、イスごと射出された。

 そして彼等が機体から離れた瞬間、B―52の編隊が一瞬にして火だるまになりながら落ちていった。

 奇跡的に脱出できた二人は目の前の出来事に呆然としていた。

「いったい…何がどうなってるんだゾイ?!」

 パイロットOは相棒のGの問に答える事は出来なかった。




















 

「関西空港より飛行していた「B−52」40機全てが撃墜されました…」

 誰もが驚愕と戦慄に陥った。

 300キロ先の飛行隊が一瞬で全滅である。

 冗談でしか言えない様な出来事である。

 誰もが沈黙している中でルリエルと共に輸送機に乗っていた夕子から通信が入る。


「解析が出たわ、皆よく聞いてちょうだい。」

 夕子は誰もが驚いている間に冷静に解析をしていたのだ。

「あの新型…どうやら甲羅部分の全てがレーダーになっていると見て間違いないわ。
 そして尻尾。あれからレーザーが確認されたわ。
 威力的にはあんた達のレールキャノン級、ただ射程が尋常じゃないわ。
 推定だと高度2万メートルで半径500キロ圏内をカバーできる…まさに最強の防空システムね。」


 生で見たデータから算出されたもの故に解析内容は正しかった。

 だが、誰もその内容は認めたくない物だった。

 高度2万で500キロ圏内をカバー、さらに光学兵器の為に弾速は光速。

 まともにぶつかっては最強の空戦能力を持つと言われるJフェニックスですら太刀打ちできないだろう。

 そんな中で夕子はさらに続けた。

「はいはい、そこで落ち込まない!確かに命中率・射程、どれをとっても反則級だけど欠点もあるわ」

 その言葉に誰もが耳を傾けた。

 気を良くしたのか、夕子はワザと焦らす様に沈黙した。


 業を煮やしたタケルから通信が来る。

「早く言って下さいよ。早くやんなきゃ作戦が失敗すっかもしれないんですよ!」

 タケルの懇願が聞いたのか夕子は話始めた。

「まず、薄っぺらい装甲しか持ってない航空機ならともかく、あんた達のPFや戦車とかなら何とか耐える事は可能よ。
 もう一つは地球ってのは丸いわ。レーザーである以上は直接照準が前提ね。つまり、500メートル以下の低空飛行なら10キロ圏内までの接近は可能よ。
 あと長射程レーザーだけあって連射は効かないわ。低出力連射モードがあるなら話は別としてね。
 最後に何だけど、レーザーを撃つ前に少しの溜めと多少の予備動作が必要みたい。
超長距離みたく離れてるんならともかく、近距離なら溜め時間と予備動作を確認できるから撃つ前に回避する事ができるわ」


 そうである。レーザーの速度は光速であるから発射してからの回避は不可能である。

 しかし発射態勢に入った時点で回避すれば避ける事は可能だ。

 つまり、撃った瞬間が分からない長距離ならともかく、有視界戦闘なら発射のタイミングを掴む事は不可能ではなかった。

「それよりもよ。今から15分後に航空隊第2陣が離陸するわ。10分以内に撃破頼める?」

 普通なら誰も引き受けないだろう。だが、こいつらは違う。

「了解!」












 

 先ほどまでの戦闘表現で書き記されていない事であるが、海岸に多数のレーザー砲撃が撃ち込まれている。

 犯人は下関海峡を挟んだ九州側の海岸に居る長距離砲撃方の幻獣であった。

 下関海峡自体の長さは2キロほどの距離であり、お互いに肉眼で確認できない訳では無いのだ。

 その中を全速力で駆け抜ける11体の巨人が居た。

「目標補足!各機、散開して攻撃に移れ!」

 新型防空型幻獣(名が長いので次から防空と呼ぶ)の集団を確認したグレンリーダーは手短な指示を出すとJアームドのシールドを構えて肉薄しようとした。

「うぉぉぉぉ――――――!」

 グレンリーダーの雄叫びと共にJアームドが加速し距離が縮まる。

 だが、アームドの存在を危険に思ったのか防空型はグレンリーダーに狙いを定めると尻尾を左右に振りまくった。

 その行動を不審に思ったグレンリーダーは思わず機体を横滑りさせた。


 それから1秒後、グレンリーダーが元居た地点に無数の弾痕が出現した。

 その後景を近くで見たタケルは思いっきり叫んだ。

「ホントに連射モードありやがった!」

 シェルやラムスなど他のPFもその攻撃に遭遇したらしく「前進できない」とグレンリーダーの耳に入ってきた。

「煙幕装備していない事が裏目に出たか」

 PFには煙幕装置は装備されていなく、レーザーへの対策は装甲と持ち前の回避力のみであった。

 しかし、グレンリーダーは歴戦のプロである。

 僅かの黙考で対処法を考えだし、それを伝えようと通信を開こうとした。

 その時、隣に居たタケルが機体を加速させていた

「グレンリーダー!俺が突破口を開きます!」

 そう言ってタケルは誰もが予想しない行動に出た。









 

 彼は地面にアサシンファングを突き刺したままでブースターによる滑空を始めたのだ。

 激しい砂塵を巻き上げながらJファーカスタムは加速して行く。

 コクピット内に激しい振動が来るが、それに耐えてタケルは突き進んだ。

 無論、地面にアサシンファングを突き刺して滑空している以上は最高速度は低下する。

 防空型は連射モードでタケル機に何十発ものレーザーを浴びせた。





 

 だが、レーザーによって巻き起こった砂塵の嵐の中をほぼ無傷のままでタケル機は出てきた。

「思い付きをすぐに行動できるとはやるな!」

 ケイオウはタケルの行動を面白く感じながら見ていた。

 グレンリーダーもタケルの行動を頼もしく感じながら命令を出した。

「各機!実弾兵器を装備している者は地面を撃ちまくれ!」

 グレンリーダーの考えを理解した各員はすぐさま海岸を撃ちまくった。

 その一方で実弾兵器を装備していない者はタケルの後に続いて駆け出していった。




 

 グレンリーダーの策とは海岸の砂を巻き上げる事による砂塵効果だった。

 元来、レーザーは光である。光である以上はホコリや大気で減衰してしまうのだ。

 Jファーカスタムの奇行で大量の砂塵が巻き上げられ低出力のレーザーは当然として無力化していた。





 

 唯一の武器であるレーザーを無力化された防空型にアルサレア勢の攻撃に耐える術は何一つ無かった。

「12機目…こいつでラスト!」

 命令受諾から8分、アイリの最終撃破宣言と共に防空型の最後の一匹は霧散した。

 多少の傷は負ったものの致命傷には程遠い被害だった。

 だが、彼らの眼前に予想されていたが認めたくない現実が迫ってきた。


























 

「敵第2陣接近!数は…航空型幻獣が多数!敵陣海岸には陸戦型幻獣が集結中…推定して…第一陣の3倍と思われます!」

 あまりの内容に誰一人として声が出なかった。

 人類の乾坤一擲の反撃を嘲笑うかのような結果である。

「冗談きついぜ…」

 キースが口にした内容はその場はおろか、この戦闘に参加している全ての将兵の意見を代理したようなものだった。

 本来ならば援軍の航空隊が壊滅させている戦力であった。だが彼らは既にこの世からオサラバしていた。

「キース、諦めるな!俺達は帰るんだ、必ず!」

 グレンリーダーの言葉にキースは笑って返した。

「安心しろって、隊長。単なる武者震いだ」

 キースの言葉には強がりと思われる物も含まれていた。

 だが、グレンリーダーはそれについて何も言おうとはしなかった。

 誰もがそうであるからだ。

 励ましたグレンリーダーは表情には出さず考えていた。

(そうは言ったものの…現状を打破する何かがあれば!)






















 

 輸送機内部で夕子は通信機越しに思いっきり叫んでいた。

「だから!龍を出撃させなさい!今がチャンスなのよ!」

 夕子が誰と話しているのか気になったルリエルは通信先を調べてみた。

 その通信先を知った時、「この人、何者?」と思った。

「それに17戦隊も出しなさい!…なんですって?管轄が違う?」

 彼女が話している先は司令部の最高司令官であった。

 彼女はこの地区の最高司令に命令を出しているのだ。


「構わないわ!どうせ、あの戦隊はアタシの私兵よ!次に口答えしたらアンタのロリコン趣味もばらすわよ!」


 そう言って通信を切った。

 呆然とした表情をしているルリエルに笑いながら話し掛けた。

「ったく…なんで軍人共は頭が堅いのかしら。全く…ルリエルちゃんもそう思うわよね?」

 ルリエルに口答え出来るわけもなかった。

 口には出さなかったものの「あんたは無茶苦茶だ」と言いたかったのだった。















 

 輸送機内での出来事をアルサレア勢は知るよしも無かった。

 彼らは防空型を殲滅する為に敵陣の後方まで浸透してきたのだ。

 そこに大規模な援軍である、包囲されるのは当然の結果だった。

「ち!こいつは…久しぶりにあれをやる必要があるかもしれんな!」

 ケイオウは180度全方位から来る生体ミサイルを回避しながら言った。

 はっきり言って数による戦力差は1:50である。

 単体の戦闘力は勝っていても暴力的な弾幕と疲労から致命傷とは行かないまでも、無視出来ない被害が出始めていた。

「ぐっ!」

 熊本での仕返しなのか、特にケイオウのヘルフェニックスに重点的に攻撃が集中した。

 その所為でブースターに被弾し使用不能に陥ったのだ。

 そんな中でサリアは悲鳴を上げるように言った。

「援軍は来ないんですか〜?!」

 サリアの意見にグレンリーダーは答える事は出来なかった。

 実は先ほどから彼も援軍要請を出していたのだ。

 だが、現実は逆に援軍要請が来る始末だった。

「もうすぐ来る!それまで持ちこたえるんだ!」

 グレンリーダーは鼓舞した。

 そうは言ったものの、度重なる激戦の所為で稼動時間の余裕は無くなりつつあった。

(輸送機に強行回収を頼むか?それとも敵中央を突破して下がるか?)

 現状の解決案を摸索していたグレンリーダーの耳にタケルからの声が聞こえた。

「援軍です!援軍が来ました!」

 その瞬間、アルサレア勢を包囲していた幻獣の群れの一つが崩れた。

 見慣れない機体が幻獣に攻撃しているのだ。

「援護します!ここから下がって下さい!」

 その声はムラキと呼ばれた者の声だった。

 好機と見たグレンリーダーはすぐに叫んだ。

「各機!あそこを抜けるぞ!」

 ブースターが使用不能になったケイオウをアイリとキースが抱えつつその場を撤退に成功したのだった。













 

 脱出に成功したグレンリーダー達に、目の前のムラキ達が乗る機体から通信が入った。

「先輩、大丈夫ッスか?」

 マコトから心配したような声が聞こえた。

「当然。にしても、その機体って始めて見るんだけど?」

 タケルは心配ないと伝えると共に、はじめて見る機体について疑問をぶつけた。

 彼等の搭乗している機体は士魂号に非常に似ていたが、どこかPFと似たような雰囲気も醸し出していた。

 タケルの疑問に対して答えたのは夕子だった。

「本州・横浜基地で開発された完全機械駆動式士魂号「蒼風」よ。PFに似てるのはあんた達の補給部品を流用してるから」

 夕子の解説と同時にマコト機はガッツポーズを取っていた。

 誰もが新しい機体の登場で驚いていた。

 その驚きもすぐに収まった。

 後方から巨大な地響きが聞こえたからだ。



 ズシィン、ズシィン!!!




 疑問に思ったアルサレア勢が振り向くとキースとアイリとサリアは大声で驚いた。







「ナ…何じゃありゃぁぁぁー――――!」

「ナ…何よコレェェェェェ――――!」

「お…大きすぎますぅぅー――――!」





 いや…お前らの声の方がでかいって…

 大声で驚いたのは三人だけであったが、他の面子も驚いていないわけではなかった。

 巨大な物体が巨大な大砲を背負って4足歩行で歩いて来ているのであるからである




 分類的には4足歩行戦車と言えるのかもしれない。

 だが、列車に足をつけて巨大砲を載せた兵器と言える。

 なにより従来の昆虫型4足ではなく雷竜や犀・象のような猛獣型の4足だった。

 サイズも戦車のレベルを通り越して旧ドイツ軍が使用していた列車砲級。




 

 その中で夕子は喜々として叫んだ。

「アレがこの戦線の切り札…4足歩行列車砲「激震龍」よ!」






 

「激震龍…?」

 タケルは何とか声を絞り上げていった。

 そんな中で当の激震龍は態勢を低くし上部に背負ってあった超重砲の発射態勢に入った。

「全軍に告ぐ!激震龍の射線から外れなさい!ギガプラズマキャノンの余波で吹き飛ぶわよ」

 推定口径600ミリ以上の巨砲の余波である。

 プラズマキャノンだろうが火薬式キャノンだろうが近くにいたら無事なで済む訳無い。

 どの機体も必死で下がった。












 

 どの機体も射線から下がっている最中、夕子は激震龍の指揮者に直接命令を下していた。

「発射の手順は分かっているわね?」

 夕子は大佐の階級証を付けている車長に高圧的に話した。

 車長は少し不快そうな顔をして返答した。

「手順は分かっておりますが…アレは本気ですか?」

 しかし、夕子は当然であるかのごとく肯定した。

「マジよ」

「…」

 本当であると分かってはいたものの、車長はやはり嫌そうな顔をした。

 夕子はワザと聞こえる範囲の小声で言った。

日曜日の北市街地…

 その言葉を聞いた車長は青ざめた表情になって泣き叫ぶ様に言った。

「分かりましたよ!あの手順で行きますよ!」















 

 前線に出ていた者達が激震龍の射線から外れた頃、滅びの咆哮を上げようとしていた。



 背負っていた巨砲の砲身内部が輝きだした。

 約都市一個分以上の電力が砲身最奥部のプラズマ発生装置に収束してゆく。

 結果、凄まじい放電現象と共に高出力・高密度のプラズマ火球が生成された。

 同時に砲身内部でも、電磁レールがプラズマ火球を撃ち出すべく放電していた。





 オペレーターから発射OKのサインを聞いた車長は泣き叫ぶ様に叫んだ。

これが…真なるデス○ウ○ーの!真なる荷電○子○の威力だぁぁ――――!







ゴォォ――――ン!






 車長の魂の響き(?)と共に収束されたプラズマが超音速で撃ち出された。

 まぁ…確かにプラズマキャノンも荷○粒○砲の仲間だが















 

 吐き出されたプラズマ火球は下関海峡の上を飛んでいたスキュラやきたかぜゾンビ等の幻獣集団を一瞬で無に還した。

 そして下関海峡を挟んだ九州側の海岸に着弾すると膨大なエネルギーが臨界に達し、轟音と共に拡散した。









ズガガガァァァンー――――――!










 

「主砲の着弾を確認…海岸側の幻獣は完全に消滅しました…」

「言われなくても分かってるって…」

 激震龍から放たれた砲撃の結果を報告したルリエルにキースはうめく様に言った。

 そもそもセンサーを使わなくても九州側の海岸に幻獣が居ない事は確認できた。

 着弾点を中心に大きな岬が出来ていたのだ。

 激震龍の功績を見た全ての将兵の間に歓声が響いた。

 その状態はアルサレア勢も含まれていた。

 だが、その様子とは裏腹に夕子の表情は曇っていた。











 

「あんた達、油断しないで!」

 夕子の切迫した声がタケルの耳に入った。

 だが、激震龍の圧倒的な砲撃力を目の当たりにして真面目に取り合おうとしなかった。

「敵の残存戦力だってそんなに居ないですし大丈夫ですよ」

 だが、夕子は珍しく大声で言った。

「その残ってる奴が問題なのよ!」

 夕子の必死の呼びかけに呼応する様に、それは海の中から現われた。

「…何これ…」

「今度は…何だよ?」

 海中から出現したモノを見たキースとアイリは呆然としながら呟いた。







 

 海中から少数に減った中型幻獣と共に現われた新たな一匹の幻獣は今までのモノとは明らかに違った。

 ミノタウロスをスマートにした体格を持ち、まるで神話に出てくる巨神の様な風格を持ってはいた。

だが、人として根本的に違うものも持っている。

 まず、全長が80mなのだ。激震龍ですら大砲を除けば40mしかない。

 さらに太古の時代の支配者である恐竜のような尻尾、しかも背びれ付きであった










 

「キラー…」

 そいつを見たサリアは第一印象を言っている最中に通信が途切れた。

 だが、僅か1秒で直った。おそらく危険発言ゆえに世界が阻止したんだろう。

 そんな事はさておき、今までとは何かが違う幻獣を見て誰もが口を閉ざした。

「先生!あれって何モンっすか!?」

 タケルはかろうじて声をだした。

 それについて夕子は絞るように言った。

「個体名…アザント・ジョニー(以下、長いのでアザントと約す)…大型幻獣よ」





 大型幻獣。それはサイズが大きいから付いた名前ではない。確かに中型幻獣よりも大きい。
 しかし、ただ大きいだけではない。その攻撃力は天災と変わらず、その体は戦術核ですら表面をこんがり焼く程度で撃破には至らない。





「そいつは…それだけ強いのか?」

 一度は650m級空中空母「オーガルディラム」を一人で撃破した経験のあるグレンリーダーは自分の持つ疑問をぶつけた。

 夕子は淡々と答えた。

「あいつが最初に出現したのは確か第2次世界大戦末期のベルリン攻防戦。ソ連軍とドイツ軍が戦闘開始する直前にその中央に現われたの。1時間でベルリンごと両軍を壊滅させたわ」

 正直に言えばタケル以外は意味が理解できなかった。ただ、途方もなく強いという事は理解したらしい。

「マジで勝てるのか?」

 キースは言った。しかし誰も答えなかった。











 

 彼らの会話をよそに激震龍は咆哮を上げようとしていた。

「目標、アザント・ジョニー!主砲発射用意!」

 激震龍の主砲に電力が集中していく。

「車長!冷却が完了していない状態で撃ったら主砲は使用不能になりますが?」

 オペレーターが進言するも車長は無視した。

「構わん!討てぇぇー―――――――!」

 車長の頭には激震龍の破壊力とアザントを撃破できるという野心しか無かった。

(あのクソアマに目にモノ見せてやる)

 それだけしか考えていないのかもしれない。

 轟音と共に高密度のプラズマが放たれた。






 

 激震龍から放たれたプラズマ火球はアザントに直撃した。

 誰もがアザントの消滅を確信していた。








「ウソ?」
「マジッすか!」






 プラズマが直撃して発生した放電現象が晴れた先で、無傷のアザントが謎のフィールドを展開して立っていた。








 それまで沈黙していた自衛軍の将兵達から通信が聞こえてきた。

 どの声もまともな思考を感じさせない物だった。







「い…嫌だァァ―――――!」

「死にたくない…死にたくないよォぉー――――!」

「ふは?ふはははは…ひゃひゃひゃひゃ」





 

 戦場の誰もが恐慌状態に陥ったのだろう。

 その様子をアルサレア勢は歯噛みした。

「何か策は無いのか?」

 グレンリーダーは無いと分かっているが言った。

 その声に反応したのはケイオウだった。

「あるにはある!」

 ケイオウは激震龍の砲撃が効かなかった時点でアザントを撃破する方法を一つだけ考えていたのだ。

「本当か?」

「理論上は十分だ。ただ少し問題は残ってはいるがな」

 この言葉を聞いた時、タケル・キースはケイオウの考えが読めた。

「正気か?ケイオウ君!」

 しかし、ケイオウは普通に言った。

「俺が狂ったように見えるか?」

 ケンとコウスケとシオンは「元から狂ってんじゃん」と心で思った。

 そんな事は知らず、キースはケイオウを説得しようとした。

「そういう問題じゃないだろう!」

 ここまで言ってグレンリーダーもケイオウの考えを理解した。

「スマンが特尉。それは許可できない」

 グレンリーダーは力強く反論した。

(ここで彼を失うわけにはいかない。何が何でも皆を連れて帰る!)

 グレンリーダーにはそれが自分の義務だと思っていた。

 それでもケイオウが自分の策を主張しようとした時、激震龍から命令が入った。

「各機、攻撃を開始してアザントの動きを止めてくれ!」











 

 激震龍の司令室で一人の老人が立った。

 彼はこの列車砲と「宮内庁皇室警護隊・第17戦隊」の両方を統括する指揮官「御流美威(ゴルビー)だ。

「各員、速やかに退車せよ!」

 激震龍に搭乗しているクルーは彼の考えを理解した訳ではなかった。

 ただ、兵隊であるが故に命令どおり脱出に取り掛かったのだ。






 

「何をお考えですか!」

 同じく搭乗していた参謀の一人が叫んだ。

「ワシ以外が退車後に体当たり攻撃を敢行する!貴君等も速やかに退車したまえ、車長の様にな」

 列車砲の最高責任者の車長は砲撃が効かないと知ると真っ先に逃げ出したのだ。

 だが、残っていた参謀や副長達の3人はそれでも残っていた。

 参謀はただ一言だけ言った。

「自分たちはどこまでも付いて行く気です」

 その言葉に老指揮官は怒鳴った。

「こんな所で命を粗末にするな!貴君たちの戦いはこれで終わるわけではない!今を生き抜き次の戦いに備えよ!」

 誰も口答えしなかった。

 老指揮官は微笑みながら敬礼しながら言った。

「私は…最後に貴君達のような部下を持ったことに感謝する」

 参謀達は名残惜しそうに走り出していった。













 

「喰らいやがれぇぇー――――!」

「死にさらせぇぇー――――!」

 シェルとマコトは叫びつつ全力射撃をしていた。

 彼だけでない。この戦場を構成している部隊の全ての攻撃をアザントは受け止めているといっても過言でもない。




 だが、アームドのコアバスターやシェルのダブルバスターランチャーは展開したフィールドに阻まれ、陣地から発射されたミサイルや90式戦車の120ミリ砲はアザントの表面に傷一つ付ける事はできなかった。

「効いてるのかよ?」

 コウスケはガトリング・キャノン・ミサイルを撃ちながら愚痴った。

 アザントもただ立っているだけではなく攻撃を開始したのだ。


 アザントの目から放たれた光は戦車数両を飴玉のように熔けた。

 アザントが手を振るう度に「蒼風」は切り刻まれた。

 アザントの鼻から出たガスを吸い込んだ兵隊たちが腹をすかした。

 アザントが歩く度に地面が裂けて歩兵たちが生き埋めとなった


 その後景は地獄絵図としか言いようが無く誰もが絶望していた。

「何だ…激震龍が動く!?」

 タケルは驚いた。

 激震龍は一人を残して退車を完了したのだ。












 

「さて…化け物め!喰らいおれぇぇ――――!」

 老指揮官は叫びながら激震龍のスピードを上げた。

 激震龍は4足歩行であるが故に最高で100キロもの速度を出せるのだ。

「このまま踏み潰すわい!」

 老指揮官は激震龍の巨体と総重量を生かしてアザントを踏み倒すつもりなのだ。

 だがアザントも馬鹿ではない。

 目から怪光線を放って仕留めようとした。

 しかし、そんなもので老指揮官の信念を砕けるはずも無い。

 激震龍のスピードはまだ上がっていた。









 

「勝てる…勝てるぞ!」

 激震龍の特攻を目の当たりにしたタケルは勝利を確信した。

 激震龍の各部から火が噴き出してはいるが、己の傷に関係なく突き進んでいく激震龍に勝てるものはないと信じていた。

 そして遂に激突の瞬間が来た。


ズガガァァァ―――――――!









 

 だがタケル達の願いはあっさりと打ち砕かれた。

 アザントのパワーが激震龍のパワーを上回っていたのだ。

 激突したが受け止められ、そのまま両手の爪で破壊されたのだ。










 

 アザントは激震龍を破壊すると突如として変異を始めた。

 背中から翼が生えたのだ。

 アザントはその翼で高度1000メートル程度の高度まで上昇した。

 あわててF−15やヘリが攻撃するものの、翼より発生したカマイタチに切り刻まれていった。












 

 状況を見かねたケイオウは必死に言った。

「グレンリーダー。悪いが俺の策を使わせてもらう。皆で聞いてくれ」

 そう言って自分の考えを説明し始めた。

 スラッシュ小隊もグレン小隊も彼を止めたかった。

 だが、止めても彼なら一人で実行するだろうと思った、ならば彼が無事に帰れるように手助けしよう、と考え直したのだ。

 話そうとするケイオウにグレンリーダーはただ一言だけ言った。

「その前に特尉。必ず生きて帰ってくると約束してくれ」

 グレンリーダーの力強い声にケイオウは頷きながら話し始めた。

「俺の策だが…あのフィールドの解析結果だが電磁フィールド故に耐熱機能しか無い、実弾には効果が無いと見て間違いが無いんだ。だから、奴にフィールド内部での自爆攻撃を敢行する!」

 その言葉に皆は多少の安心を覚えた。

 だがアルサレア時代のケイオウを知らない夕子は驚いた。

「自爆って、死ぬ気!」

 その発言に解説したのはタケルだった。

「ケイオウ特尉は3桁ぐらい自爆してるから平気ですよ?」

 夕子は黙ってしまった。

 そんな事にはお構いなくケイオウは続けた。

「おそらく普通の自爆での撃破は困難だ。だからアザント内部で自爆攻撃を実行しようと思う。だが問題もある」


 そう言って一息つくとその欠点を話し出した。

「まず一つ目。
 敵内部への突入には神速の発動による神風のロンドで皮膚を切り裂かなければ突入出来ない。問題と言うのは奴の皮膚を破るには余分なエネルギーを使う余裕は無い。ブースターではなくジャンプで突入しなくては攻撃力が足りないんだ。
 もう一つは敵の迎撃だ。
 さっきも言ったとおり皮膚を破る為にも攻撃力と瞬発力が重要だ。敵腹部を中心に少なくとも100メートル圏内で飛ばなければ足りない。どうにかして奴を地上に引きずり降ろさなければならないし、仮に引きずり降ろしたとしても接近のためのブースターが破損していて回避能力が低下している」









 

 その説明の結果、可能性がゼロじゃない事だけが分かっただけであった。

 残された問題は不可能ではないものの、現状では限りなく時間が足りないのだ。

「俺に考えがあります!」

 思案に暮れている中でタケルが叫んだ。

 全員の注目を浴びたタケルは自分の考えを話し出した。

「俺の考えってのは片方を無人にしたPF2機を連結させて100m圏内まで運ぶんです。運び終わったPFを踏み台にしてジャンプすれば条件を満たすと思います」

 話が終わるとグレンリーダーもケイオウも感心したように肯定した。

「なら、踏み台の役は俺の機体だな?」

 タケルが言う前にケンは先に言った。

「どうして少佐なんですか〜」

 ケンの発言に誰も反論しない事に疑問を持ったサリアにケンは丁寧に解説した。

「まずブラスターやアームドみたいな重量級じゃ速度面で接近できん。次にミカムラさんやカーンさんの軽量級の機体は当然だが、JファーカスタムやJファーじゃ神速のジャンプの衝撃に耐えられないんだ。そうなると俺のフェニックス以外に全ての条件を満たす機体は存在しないんだ」

 サリアは納得したようだった。

 確認したグレンリーダーは叫んだ。

「作戦は一刻を争う。なんとしても成功させるぞ!」

















 

 「特尉、必ず生きて帰ってくれよ!」

 右手に機体を降りたケンを持ちながらグレンリーダーは2段連結している2機のフェニックスを見上げながら言った。

「無事を祈る」

 ケンの言葉は簡潔ではあるが本心であるとケイオウは解った。

「クレア様に会いに行こうなんて思うなよ!あの人はお前の無事を心から願ってるんだからな!」

 キースは珍しく真面目な表情で言った。

 続々とアイリやコウスケ達が励ましの言葉を言っていく。

 そしてシェルとラムスの番になった。

「親父しっかりやれよ」

「武運を」

 言葉上ではそれだけだったが、誰にも聞こえないようにと超高速言語を使って別の事を話していた。

『後は計画通りにやれ』

『『承知』』

 その言葉を誰も聞くことは無かった。

 そして最後のタケルになった。

「特尉、自爆記録を終わらせないで下さいよ?」

「解っている。また会おう!」

 最後の言葉と共にケイオウはヘルフェニックスの踏み台にしているケン用フェニックスのブースターを点火した。

 タケルは叫んだ。

誰もが望むハッピーエンド、プリーズ!





 

 そして2機のフェニックスが飛び上がる瞬間、ケイオウも叫んだ。

「己が望むものは己の手で手に入れなければ己の物ではない。
 他人の力で手に入ったエンドなどは所詮はまがい物。
 人は運命と言う名の物語をそれぞれ持っているものだ。
 喜劇も悲劇もしかり。
 ただ運命は宿命と違う。
 宿命は定められた物語だ。
 だが運命は運び運ばれる物!
 それを運ぶ者はあくまで己の意思だ!
 自分の道は自分で決めるのではない。
 己の決めた道だけを突き進むだけだ!
 分かったなら突き進め!」

 希望を乗せて2羽の不死鳥は空へ向かった。
















 

「それは絶望と悲しみの海から舞い上がる、銀の剣と翼を持つ王者
 その剣は誰も傷つけず、ただ悪夢を終わらせる為に鳴り響く武楽器
 その体は何も罪を犯さずに全ての業を背負うモノ
 その翼は陰謀と否定の世界の中から生れ落ちた義と肯定の化身
 全ての役者と舞台は出揃った!
 我、今ここで終幕の序章を奏でる」

 このケイオウの誓いはいつもの物とは根本的に違う物であったが、それでも1つの誓いだった。

 そうしている間にもフェニックスはアザントに近付いていく。

 アザントもただ手をこまねいている訳ではない、迎撃のための怪光線を連射し始めた。

 だが、地上に残ったシェルやキース、僅かに残った航空隊が決死の支援をしていた。


 そして、遂に目標ラインまで2羽の不死鳥は到達した。

 ケイオウは叫んだ。

こいつが人類の勝利の第1歩だぁぁーーーーー!」










 

 ケイオウが叫んだ瞬間、上側のヘルフェニックスは下側のケン専用フェニックスを踏み台にしてジャンプした。

 神速により強化された脚力によるジャンプである。ケン専用フェニックスは一瞬で崩壊した。

 飛び上がったヘルフェニックスは崩壊したフェニックスの遺志を受け継いだがごとくアザントに肉薄していた。


「神風のロンドォォ――――――!」


 跳躍による異常加速と神速の効果で数十倍の威力に跳ね上がった神風のロンドがアザントの皮膚を斬り裂いて行く。











 

 超斬撃により内部への突入経路が開くと右腕に持った斬馬刀をグレンリーダー達の下へ投げつけてアザント内部に入り込んだ。

 中央に到達すると、ニヤリと笑いながら叫んだ。


「人類をナメるなぁぁーーーーーーーーーーーーー!」


 アザントは光に包まれて消え去った。
















 

「特尉…」

 地上に斬馬刀が落ちてきた時、グレンリーダーは勝利とケイオウの死を覚悟した。

 だが、タケルは違った。

「グレンリーダー!特尉は「また会おう」っていったんですよ!早く捜す為にも、こいつ等を潰しましょう!」

 タケルの目から、彼は特尉の生を信じているのだと思った、いや彼だけでなく誰もがそうだった。


「よし!さっさと片付けて特尉を…」

 そこまで言ってグレンリーダーは話を中断された。

 変わって夕子が割り込んできた。

「悪いけどあんた達に頼みがあるの!今すぐ大阪に行って!九州の主力の奴らが四国を迂回して上陸したみたいなの!」

「な!ふざけんな!」

 その言葉にキースは露骨に嫌がった。親友を捜す事のほうが大事だ。


 だが、それにラムスとシェルが割り込んでくる。

「親父は無事だ」

「何があってもあの人の信念を止める事は出来ないんです。だから、我々に出来る事をしましょう」

 養子二人の説得もあり、キースは渋々と納得した。

 そして最後に落ちてきた斬馬刀を掲げながらグレンリーダーが締める。


「この剣を特尉に返す為にも俺達は生き残るぞ!」

「「おおぉぉぉーーーー!」」


























 

「な〜みをチャプチャプ掻き分けて〜。チャプ!チャプ!」


 下関海峡のど真ん中。

 ケイオウは波に揺られながら歌を歌っていた。

 アザントを撃破後に反動で飛ばされて海に落ちていたのだ。


 そして彼はのんびりとした口調で言った。

「さ〜て、厄介だな?」

 全身の火傷に海水が染みるものの、それよりも周りが黒い背びれの魚に囲まれている事の方が問題だった。

「フカヒレも中々いけるんだがな〜」

 その前に、逆に餌になりそうである。


(さて…そろそろだな?)


 ケイオウの考えどおり一隻の漁船が現われた。

 投げられた梯子を上って甲板に上がると一人の聖女が立っていた。

 そして言った。

「さあ!この愚かなお伽話に閉幕を」













最終話に続く
 



 後書き

 ようやく、次で最終回です(予定)
 たぶん最終回よりこっちの方がクオリティが上なんだろうな…
 ケイオウ特尉の語りを書いてみましたが難しいとしかいえません(人間出来ない事は無理にやってはいけないのかも)。昔に踊る風さんが書いた内容だったらどうしようとかなり焦ってます(NEO大汗)
 挙句は勝手に誓いを捏造するなどとんでもない事をやらかしてしまいました(謝)

 今回、とんでも兵器やロクデナシ幻獣を出したりと無法の限りを尽くした気分です。(特にゴルビーの平行存在を出したあたりが(笑))
 次で最後なので読んでくださる慈悲がある方は読んで下さい(願)




用語集


暗黒飛竜隊:関西航空隊の爆撃隊。冒頭で防空型幻獣で壊滅されるという、そのためだけに出てきた。
パイロットのOとGは想像にお任せします(笑)


新型防空型幻獣:オリジナル幻獣。目の付いた尻尾を持った亀の形をしている幻獣。
甲羅が全てレーダーに成っており、尻尾の目から放つレールキャノン級のレーザーで高度2万メートル、半径500キロ圏内の航空兵器を殲滅する。
形状から「玄武(ゲンブ)」と名づけられる。


蒼風(ソウフウ):オリジナル兵器。完全機械式士魂号として開発された。詳しくは最終回字に設定集にて。武装は士魂号と共用。
本来はアニメ版士魂号をデザインしていたが、上からフェニックス・Jファー・グラップラー・イリアの系統で組まれていると思ってください。


激震龍:オリジナル兵器。列車砲に4足をつけて、歩行できるようにした4足歩行列車砲。
(列車砲とは列車の上に大型の砲を載せた兵器)
従来の4足歩行戦車と違い動物系の4足を採用している為、速度と砲撃安定性は良い。
主砲は600ミリギガプラズマキャノン(大電力による放電現象で発生させたプラズマを電磁レールで射出する)で、他にも20ミリ対空ファランクスや対空ミサイル等も搭載予定だった(主砲以外は間に合わなかった)
モチーフはゾ○ドのセイ○モ○ウルス。


御流美威:「宮内庁皇室警護隊・第17戦隊」と激震龍を指揮する人。
部下からの信頼も厚く、義と情を大事にする。
ゴルビーの平行存在だが黒い噂(女性だらけの特務小隊の結成等)などは一切無い。
文中では表現されていなかったが激震龍から脱出に成功している。


アザント・ジョニー:一応はCDドラマの冒頭で出てきた大型幻獣。
形は作者オリジナル。
目から怪光線・爪はダイヤ級の硬度・鼻から空腹になるガス(笑)を使ってくる。
変異で羽が生えて飛ぶ事もできる。
また、電磁波を使ったシールドを張ることができ、光学兵器(だけ)を無効化できる。
激震龍に対抗させてゴジュ○ス・ギ○がモチーフではあるが…下を参照


キラー…:サリアが言ったアザントの第一印象。危険発言ゆえに世界が止めた(笑)
日曜日の朝、テレビ朝日でやっている某戦隊の悪メカにあまりに似通ったデザインの為にサリアが言おうとした。(汗)


何でケイオウが斬馬刀を投げたか:踊る風さんの小説を呼んでください(無責任発言)

 


 管理人より

 神楽歌さんより第7話をご投稿頂きました!!

 ケイオウ、遂に自爆!!(大爆笑)

 そして終局へと………
 


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