読む前に:この話はガンパレードマーチのシナリオを元にして構成されています。話の中でのセリフのほとんどが作者が考えた物ですが、「原作のセリフを元にしたセリフ」がたまに入る事があります。話の関係上の為ですのでご了承ください



これは二つの物語が一つになった一例である。









機甲兵団Jフェニックス+高機動幻想ガンパレードマーチ




翼と翼をつなぐ歌









 

 第0話「二つの物語が一つになる例」



 アルサレア領第2研究所跡地上空



 アルサレア戦役が過ぎて早3ヶ月。第2研究所跡地上空を1機の新型輸送機が飛んでいた。

「こちらグレンリーダー。ルリエル、機体状況の最終確認は?」

 グレンリーダーはこの新型輸送機のパイロット兼整備士兼オペレーターのルリエルに無線越しで話し掛けた。

「はい!機体コンデションは最高ですぅ〜。では、10分後に瞬間転移の実験に入ります。」

「了解した!」

「なんて言いますか、小将閣下にそう言われるとすごく光栄に思えますねぇ〜」

「おいおい、今回は小将としてではなく少佐としてこの演習に参加してるんだがな」

 そう言いながらグレンリーダーは左襟に付いている小将の階級称を昔から使っていた少佐の物に変えた。

 なぜ高級将校である彼が、新型とはいえ輸送機の実験演習に付き合っているのか?理由は単純である。




 今回、グレン小隊及び閃光の爪隊指揮小隊(スラッシュ小隊)・ケイオウ・ロンドゲイル特尉率いるヴァールハイト小隊は新型輸送機の実験演習の護衛として乗っていた。

 答えになっていないだろうから追加で言うが、この輸送機は世界初、瞬間転移を装備した高速強襲輸送機として開発されたのだ。

 まだ答えになっていないから追加で言わせていただきますが(悪いと思うがゆえに敬語)、アルサレアの瞬間転移技術はヴァリムに比べかなり遅れていた。そのためこんな大型の物を瞬間転移させるのだから失敗したら何処へ行くのか解った物ではないのである。

 最悪、ヴァリム領に落ちたときは技術漏洩に成りかねない、そうなった時のための護衛である。

 グレン小隊の存在理由だが、まずこの計画の推進者がグレンリーダー本人であること、
もう一つは「このごろ将軍職の疲れがたまっていますよ」と首相のフェンナに言われたところ「休暇としてあの実験に参加させてもらうよ」と切り返したからである。グレンリーダーはこの実験の成功確率は高いと報告を受けていたため、実際は休みになると関係者を説得したのである。

 最も、彼の愛機であるJフェニックスは現アルサレアの象徴として改修中のためにJアームドを使用する事になっていた。






 

「こちらルリエルです。皆さ〜ん、用意は良いですか〜」

 機内無線からルリエルの元気な声が響き渡った。

「こちらグレン小隊。各員の状態は良好」

「スラッシュ小隊…うちの副官が君の事をナンパに誘おうとしていたのでシメておいた」

「ヴァールハイト小隊。俺の隊に緊張するようなかわいいヤツは居ないがな」

 スラッシュ小隊隊長ケン・サンジョウ少佐とヴァールハイト小隊隊長ケイオウ・ロンドゲイル特尉はかなり砕けた言い方(?)だった。真面目に答えているのは堅物のグレンリーダーだけであったがアルサレアらしいといえばそうであった。

「了解しましたぁ〜!では瞬間転移実験を開始しますぅ〜」

 ルリエルがボタンを押した時、輸送機の全体が陽炎の様に薄れ始めそして消えた。



 運命の神というのは残酷な物である。

 この瞬間転移は予定地点に転移成功するはずだった。

 だが、まさか転移開始地点その場所に空間の歪みで生まれたゲートがあった事は誰も知る由はなかった













 

 地球:九州地区熊本市街地



 瓦礫が散乱した市街地で紅い目をした怪物たちと巨人3体が一進一退の攻防を繰り返していた。

 3体の巨人はある時は銃をうち、またある時は手に持った大太刀で敵を屠っていた。



「こちら5121小隊、司令善行。敵後方2キロで子供が1人逃げ遅れている。

 全軍突撃!ガンパレード!
 総員、最後の最後までことごとく敵と戦って死ね!持てる全ての戦術を駆使しろ
!」


 5121小隊の司令、善行忠孝は指揮車の中でマイクを片手に叫んだ。だがその様子は冷静そのものだった。

「…俺は死ぬまで貴方を軽蔑しますよ。」

 同じ指揮車に同乗していたオペレーター瀬戸口隆之は部下に死を命令したことに冷ややかに言った。

「そう言われる事は慣れてます」

 善行はそう言っただけだった。



 

「壬生屋未央、参ります!」

 巨人の一体に乗っていたパイロット壬生屋は両手に持っていた大太刀を構え直し敵の集団に突撃をした。

「俺達だって子供だろう!?」

 同じく2番機に乗っていた滝川陽平は嘆くように叫んだ。だがそうは言いながらも彼も走りながら両手で持っている92ミリライフルを撃ちまくっていた。

「我らに選択肢は無い!厚志!!」

「うん!Gがきつくなるよ。」

 3番機複座型の操縦のメインを担当している速水厚志はパートナーで砲手として搭乗している芝村舞に言った。



 前線で巨人・士魂号に乗っている兵たちは、誰もが10代中盤から後半の少年少女と呼ばれるような年齢の者達だった。



 相方の突撃判断に答えると同時に3番機はジャンプとターンを繰り返し、1番機があけた敵集団の穴に飛び込んで行った。

「厚志!」

「ミサイル発射!」

 彼らの乗る士魂号。その3番機である複座型の背中に背負われている大型ミサイルポッドから計24発のミサイルが飛び出た。


 チュドドドォォォォォォ―――――――――!!!!


 そのミサイルは、ある物は敵の集団ごと塵に変え、またある物は建造物ごと敵を吹き飛ばした。

 3番機の周りから敵はすでに消滅していた。






 

 何故に彼等のような学生ともいえる者たちが戦っているのか?

 今から遡る事50年以上も昔に戻る




 1945年、意外な形で第2次世界大戦が終了する。



 突如、空に黒い月の出現、それに伴い地上には異形の怪物が人類を駆逐し始めた。

 幻のように現われ、命が尽きればまた幻のように消える。人はそれを幻獣と呼んだ。



 人類は核・生物兵器を使い生存圏をすり減らしながらも、その圧倒的物量の前に後退しつつ戦った。



 1997年、ユーラシアから人類は完全に駆逐され、人類の生存圏はアメリカ・南アフリカ・日本を残すのみとなった。

 そして同年、日本九州地区に幻獣軍上陸。



 1998年、ある事件が起きた。人類側の記録的惨敗である。

 九州南部八代地区にて幻獣軍1400万と自衛軍48万…およそ日本の保持する全兵力だった。

 核・生物・化学兵器にて同地の8割を焦土にするも人類側は戦術的勝利を収めた。
だが、自衛軍は30万もの兵員を失う事となる。




 1999年、国会に二つの法案が可決。九州熊本を中心とした本土絶対防衛線の構築。

 もう一つは14〜17までの徴兵年齢に満たない子供たちの強制徴兵、集められた数十万名を自衛軍の戦力回復までのつなぎとする事。

 政府の予想では彼等の99%が戦死するとされていた。




 こうして、彼等は戦っているのだった。



 今ここで新たな転換点が生まれるとも知らずに…








 


 後書き

 ども、神楽歌の無謀プロジェクトが今始まりました。
 まず、k.e.gさん、マジでごめんなさい!勝手にルリエルを使ってしまって…心からの謝罪を申し上げます。

 では、感想行きます。
 正直、ここでは誰もやっていないのでうまくできるか不安が残ります。
 自分なりに最善を尽くす予定です。
 それと、ガンパレードマーチについて知らない人が多いと予測されますので、「スペックダウン量産型ゴジラの大群によって人類が滅びかけている話」と思ってください。(著作権法違反的問題発言)
 一応は近いうちに用語・人物集を作る予定です。

 


 管理人より

 神楽歌さんよりガンパレのクロスオーバー作品をご投稿頂きました!!

 さて、これからどうなっていくのか、楽しみですね♪
 


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