聖暦0021、惑星Jにおいてヴァリムとアルサレアの戦闘が激しさを増し、戦火が広がった時代。
この戦いの時代であっても人々は必死に生き抜こうとしていた。
これはそんな人々の中で『ジャンク屋』という道を選んだ者の記録だ。
ここはアルサレア要塞に程近い町カンツス、
ここでガイギス達はアルサレア、ヴァリムの一部と連絡を取り合っている。
「え〜とつまり・・・・・PFのHM研究所の第一人者がアルサレアに亡命した訳だな?
・・・HM?」
「それに関しての資料もあります・・・・・・
何でも一時的に性能を向上させるがその後しばらく行動不能になる・・・だそうです。」
「ふ〜ん・・・・まあ俺には使えんな。
それよりなんかアルサレアで動きがあったと報告が来てるが?」
「はい、その事をゴルド大佐に訊いた所その亡命者がある情報を持っていたそうです。」
「それでか・・・・内容は?」
「そこまではわかりませんでした。
あ、後それとロウス達がタルカス用の脚部ブースターを渡してくれるそうです。」
「至れり尽くせりだな・・・・・けど良いのかな?」
「はい、なんでも補給物資に混じっていたそうで使わない物だからと言う事です。」
「解った・・・・PFの方はどうだ?」
「現在脚部は73%まで復元が完了しています。残りはブースターの強化と全体の装甲値のアップ、それに稼動スピードの向上です。」
「武装の方は?」
「現在メガフレアの改良、軽量し破壊力をあげる為の改造を施しています。
これはもうすぐ完成しそうです。
それとミチザネも完成、その鞘も完成しました。
それと他の回収した兵器のチェックも終了しています。」
「了解・・・・何か手伝おうか?」
「いえ、今までのままで良いです。ただなるべく傍に居て下さい。」
「ああ・・・・。」
ガイギス達は現在活動を一時中止し、
機体の回収したパーツの整理、改造、さらに情報収集にのみ努めた。
「何?バロルから?」
「はい、オースディン大尉から通信が入りました。」
「内容は?」
「ミラムーン上層部がヴァリムに付き、アルサレアを攻撃すると言う物です。」
「ほう〜ミラムーンが、それでバロル達は?」
「オースティン大尉、エル中尉は親アルサレア派にまわるそうです。」
「そうか・・・それで?」
「・・・今の所はそれだけです。どうしますか?」
「・・・この事をサン達は知っているのか?」
「多分知らないかと。」
「サン達と連絡を取って確認してくれ。まだゴルド大佐には言うなよ。」
「了解。」
レイはそう言うと回線を開いてヴァリムと連絡を取った。
ガイギス達は今もアルサレアの町カンツスにいる。
連絡などはカミオンで十分なので移動兼拠点のガウは近くの山中に隠してある。
「・・・どうやら映像回線は無理な様です。」
「まああいつ等の事だ、メッセージを残せば後で情報を送ってくれるだろう。
それより俺達はどうする?」
「私は貴方の傍に居られれば何処でも良いです。」
「・・・なんでそう恥ずかしい事をすらっと言うかね〜・・・ま、今しばらくはこの町に居るかな。」
「はい。」
ガイギスはそう提案するとレイは少し嬉しそうに返事をした。
ガイギスはその顔を見てもしこの町に被害が出るような事になったら守っても良いかなと思った。
「GF(ギガンティック・フレーム)か。」
ここはミラムーン上空、ガウはステルスシステムを作動中の為この機体を捉える事は不可能は低い。
「はい、全長は30メートルもある巨大な兵器です。」
「情報屋からの情報、間違いは無いのかな?」
「信用できる情報屋ですので・・・ただ発進と同時にGFは消えたそうです。」
「消えた?」
「これはロウス達からの情報ですが、ヴァリム内で瞬間移動の実験が行われているそうです。」
「へ〜・・・レイ、もしかして。」
「はい、
ミラムーンがヴァリムと手を組んでいるのなら瞬間移動の技術があっても不思議では在りません。」
「それに情報屋からの事も確認できる・・・か。」
「はい。それともう一つ、ヴァリム内の強硬派が何かを計画中との事です。」
「まあ、それは解らないんじゃどうしようもない。さて、俺達はどうするか。」
「ヴァリムにつくか。アルサレアにつくか。」
「または中立か、だな。」
「中立ですか?」
「正確にはちょっと違うがどちらにも属さないと言う事は中立だろう?」
「・・・理論上は。」
「まあ、難しく考えず俺達は俺達の意思で戦場を割るさ。」
「はあ〜、いい加減な。」
「毎度の事だろ?」
「そうですね。」
レイはそう言うと呆れながらガイギスの胸に頭を押し付けた。
「ですが無理だけはしないで下さい。あなたが私の居場所なんですよ?」
「わ〜てるって。心配すんな、俺だってお前の所以外の居場所なんてね〜よ。」
ガイギスはそう言うと寄りかかってきたレイを抱きしめた。
レイは気持ちよさそうに目を閉じてさらに顔をガイギスの胸に押し付けた。
「空中空母オーガル・ディラム・・・・この前の補給基地にある補給物資の行き場だったよな?」
「はい。今回はゴルド大佐が情報のみ提供していただけました。」
「情報だけ? 依頼とかじゃなくて?」
「はい、しかもその空母の詳細な位置まで・・・。」
「罠か、それとも俺達で壊してほしいのか・・・。」
「どうします?」
「場所は?」
「ここから15分の所です。」
「じゃあまずは様子見だな。ステルスモードで接近、その後は臨機応変にな。」
「・・・了解。」
レイは呆れながらも返事を返し空母上空に向けてガウを移動させた。
ここは空中空母オーガル・ディラムの後方上空、
ガウの持つ長距離レーダーでその範囲の半分の所に空母がある位置に付いている。
その場所に着いてから30分後アルサレアの輸送機と思われる機影が、空母前方から強行に何かを降下させたようだ。
レイはすぐその部隊、機体を確認した。
「あなた、どうやらあの部隊だそうよ。」
「例のグレン小隊か・・・・機体は?」
「機数は1・・・あ、今もう一つ増えました。
機種は・・・・初めの方は不明、後から出現したのはヌエのようです。」
「機種不明?・・・データを出来るだけ取ってくれ。」
「了解・・・・。」
その後2分でヌエは撃破された。
「・・・・レーダーに反応、この波長は・・・・グリュウ大尉の乗る黒夜叉です!」
「・・・・ヌエの撃破位置は?」
「確認済みです。どうやら足をやられバランスを失ったようです。
パイロットは脱出、回収されたもようです。」
「機体は?」
「・・・・どうやらうつぶせに頭から突っ込んだようです。」
「・・・・パーツ回収に行く、準備を頼む。」
「え?しかし。」
「今のグリュウじゃ機体性能の差がありすぎる。
パイロット同士の腕は互角と言っていいだけにこれは致命的だ。
しかも空母を守りながら・・・・それよりパーツを回収するぞ。」
「了解・・・・・・パーツは落下の衝撃でかなり損傷しているはずですが?」
「新しい技術が使われているかもしれない、その確認をかねてだ。」
「解りました。」
その後ガイギスの読み通り桟橋が破壊された空中空母は前人未到の大型人型兵器に変形を遂げた。
その頃丁度ヌエの機体を回収し終えたガイギス達は地響きがした。
「・・・なんだ?」
「空母が落とされたようですが・・・・・その空母に多数のPF、恐らくヌエが向っています。」
「そうか・・・・ちょっと気になる、行ってみるか。」
「はい・・・・これは!!!」
「どうした?」
「空母が変形をしています!」
「どれどれ・・・・。」
それはレーダーで確認したのはぼんやりとした輪郭だけだが、どう見ても人型だった。
「レイ、こいつの詳細な情報を出来るだけ現地で集めるぞ!」
「はい!観測始めます。」
「俺達も上空から見に行くぞ。」
「了解。」
レイはそう言うとヌエを回収し終えたばかりと言うのに急いで外に出ていた機材を回収、離陸した。
ここはヴァリム領内、ガイギスはサン達から色々な情報、パーツを交換していた。
「そうですか・・・・そういえば輸送機の調子はどうですか?」
「調子は抜群、ただレイ専用のPFが無いからちょっとレイがむくれているかな?」
「それは流石に今は無いです。今は少しでもPFは欲しいぐらいですから・・・。」
「解ってる、だから余ったパーツはある程度売ってるだろ?」
「しかし武器とかはほとんど無いですが?」
「それぐらい自分達で作れっての、それにダブったのはちゃんと渡してるだろ?」
「ヴァリムが作ったのだけですが?」
「当たり前だ。ただしダブったアルサレアのフレームパーツは渡してるだろ?」
「ええ、おっと、すみません。私はこれで・・・。」
「どうした?」
「なにやらアルサレアで宇宙に進出する為のシャトルが起動中との事、
現在宇宙にはヴァリムがその勢力で圧倒してはいますがいつ逆転されるか解りません。」
「なるべく宇宙には進出させないと?」
「はい、今回は1個師団を率いる事になってしまったので・・・。」
「手伝おうか?」
「いえ、大丈夫でしょう。では。」
「ああ・・・・武運を祈る。」
「そちらも、またどこかで・・・・。」
ガイギスとサンはそう言って握手をすると少しは慣れた所に居る女性二人の所に向った。
「さ〜て、どうするか・・・・。」
ガイギスはヌエ10機を前にそう呟いた。
ここはミラムーン領にある大統領ベルトリッチ・メガニドのいる宮殿の近くだ。
ガイギスはこの前乗っていたヌエとJファーとをごっちゃにした機体ではなく、それをさらに強化した機体だ。
外見はヌエの頭にJファーの腕、Jファーのメインフレームをレイが改造した物にタルカスをカスタマイズした足。
武装は左手にマシンガン、右手にバズーカ、腰には剣が鞘の中に収まって固定されている。
肩はメガフレアの改良型が右肩に、左肩はMLPがついていた。
「貴様は何者か!?」
ヌエの内一体が外部マイクを使いそう言った。
「俺か?俺は紅の死神、お前らに赤い絶望を見せる為に来た。」
「・・・敵と判断する!全機、攻撃開始!」
隊長らしき声がかかるとヌエ達は手に持つスマートガンを撃ちながら、ガイギスを中心にこを描くように並んだ。
ガイギスは向って左端の二機にバズーカを発射、スマートガンを持つ左腕と左膝さらにガトリングを破壊、吹き飛ばした。
当然左腕をなくしたヌエは射撃が出来ず、左膝を無くしたので倒れるしかなかった。
ガイギスはバズーカを撃った後、メガフレアとマシンガンを撃ちながら移動し、残りのヌエの持つガトリングとスマートガンを腕ごと撃ち落とした。
残った8機のヌエは唯一武装として残っているブレードを振りかざそうとしたが、ブレードを持つ右手と左足をバズーカでことごとく吹き飛ばされた。
その時遠くから信号弾が撃たれた。
ガイギスはそれ以上攻撃しようとはせず、輸送機に戻って行った。
「お疲れ様、機体の調子はどうでしたか?」
「機体は上々、今の所不満は無い。」
「そう、アルサレアの陣営が接近中でしたので信号を撃ちましたが・・・必要ありませんでした?」
「いや、問題ない。それより後はアルサレアの陣営に任せるぞ。」
「了解、この場を離脱します。」
ガウはゆっくりと上昇を開始した。
その下をアルサレアのPFがミラムーン中心部へ向けて走っていた。
「ん?宇宙?」
「ええ、ロウス達の情報では近頃アルサレアが宇宙にも進出してきたそうです。」
「ふ〜ん、まあ良いか。それ以外の情報は?」
「ミラムーンがまたアルサレアと組んだそうです。大統領も交代、元ミラムーン大使だそうです。」
「まあそれはどうでも良いんだが、そう言えばヴァリムの方で何か動きは無いか?」
「はい、『神佐』が動き出しているそうです。
それに平行してアルサレアの新兵器を奪取するという計画もあるそうです。」
「神佐はほうっておいて良いけど・・・
サン達に連絡、奪取計画員の運搬は俺達にも協力する用意があると。」
「すで伝えてあります。」
「・・・相変わらず速いな、それで向こうからの連絡は?」
「現在その作戦には輸送機が一機なので支援感謝するだそうです。
希望するならヴァリム内の所定の基地を使ってくれだそうですが・・・・どうします?」
「どう答えた?」
「まだこっちに居ると答えましたが・・・駄目ですか?」
「いんや、それでいい。
連絡がくるまでちょっと軌道エレベーター周辺をうろちょろしてくる。迎えは・・・任せる。」
「なぜ?」
「機体の微調整と試運転をしながら適当にパーツ集めをしてくる。
こっちから連絡する事もあるんでよろしくな。」
「・・・駄目と言っても行くんですよね、解りました。お気をつけて。」
「心配するな、お前の作ったこのPFはそう弱いもんじゃない。」
ガイギスはそう言うとその赤いPFを使って飛び上がった。
「あんたが今回あたい達についてくる運び屋かい?」
「運び屋じゃなくてジャンク屋なんだが・・・まあそうだ。」
「・・・元ヴァリム機甲師団隊長、四足兵器で今でもPFに勝てるのではと言われる腕前を持つ。」
「いや、流石に1対1では勝てないよ・・・。
レイとタッグを組めば3体2でも何とか一般兵ならなるんだけどな。」
「ふ〜ん・・・・・・姉貴、それって凄いの?」
「・・・生身の私達が四足兵器を相手にするような物よ、マイ。」
「・・・武器は?」
「PFの持っているものと同じタイプの武器でしょうね。」
「まあそれはそれとして、パーツを取るに当たって何か策はあるんですか?」
「そこは万全よ。私の計算があっていたなら簡単に取れるわ。」
「ふ〜ん。おっと申し送れました、私はガイギス・クリムズン。
サンから聞いているとは思うが今回の運び屋だ。んでもってこいつがレイ・クリムズン。俺の妻だ。」
「・・・・・・よろしく。私はユイ・キサラギだ。」
「あたいはマイ・キサラギ。」
「さて、時間は大丈夫なのか?」
「問題ない、作戦予定時間は今から25時間後よ。」
「了解、じゃあ今日はどうするんだ?」
「・・・特に決めてないわ。」
「じゃあガイギス!あたいと勝負しろ!」
「勝負?良いですよ。レイ、お前はどうする?」
「・・・見ています。」
「ええと・・・活発な方のキサラギ、どんな勝負するんだ?」
「活発な方って・・・。」
「マイ、貴方に決まっているわ。」
「あ、ああ。勝負といえば勿論PF同士での戦いだろ?」
「シミュレーターですね、こっちにありますので一緒に来て下さい。
暗い方のキサラギさんはどうするんですか?」
「あははは、暗い方だって。」
「・・・マイの戦いを見てるわ。」
「了解、それじゃレイ、シミュレーターの用意だ。装備は今の装備を登録してくれ。」
「解りました。」
レイはそう言うと先にスタスタと行ってしまった。
ガイギスはその事には気にせずに、シミュレーターに乗り込んだ。
シミュレーターの仮想空間はランダムに設定され、荒野に決まった。
ガイギスの赤いPFとマイの乗る黒紫と黄色のカラーリングされたシンザンは、向かい合って立っていた。
その後、画面に合図となる文字が出ると、まずマイが動き出した。
先手必勝とばかりに背中に背負っているミサイルをこっちに撃ち、自分もガイギスに向って来た。
ガイギスは、ミサイルを左手に持つサブマシンガンで撃ち落し、肩にマウントされているメガフレアでマイへと撃ち放った。
マイはそれをジャンプで避けつつゼリーを撒き、空中でミサイルとサブマシンガンを撃った。
ガイギスはそこで初めて移動しながらゼリーから遠ざかり、ミサイルをすんでの所で交わした。
マイは重力の法則そのままにガイギスに向ってその右手に持つ鎌を振り上げた。
ガイギスはマイにバズーカを叩き込むが当たらないのでその場をブーストを使って下がった。
マイは着地するかしないかで瞬間移動をし、その次の瞬間マイのいた場所にバズーカの弾が通り過ぎた。
「ふ〜ん、少しはやるな。」
「あんたこそなかなかやるな。ワクワクするぜ。」
「そりゃどうも。だが女の子ならもう少し丁寧な言葉を喋るんだな。」
「なんだと!?」
「さて、これで終わりだ。」
マイはガイギスの後ろに瞬間移動したのだがガイギスは、バズーカを強制排除、右手は腰に刺してある刀を抜きそれで串刺しにした。
「な、何で解ったんだよ?」
「何、瞬間移動ってのは遠くに行くか近くの敵の後ろに行くかしかないからな。」
「くっそ〜・・・あたいの負けだ。」
「了解、活発な方のキサラギ。まあ異名を取るだけあってなかなか強かったぞ?」
「うう、なんか活発な方のキサラギって嫌だな。あたいの事はマイって言いなよ。」
「了解。」
ガイギスとマイはそう言いながらシミュレーターから出てきた。
「マイ、敵を侮ったわね。」
「ああ、けどもし二人で全力でいっても勝てる気がしない・・・あいつかなり強いぜ。」
「そうね・・・」
マイがシミュレーターを出た後二人でそう話し合った。
「さて、暗い方のキサラギ、お前はどうするんだ?」
「・・・私の事はユイで良いわ。特に予定は無いわ。」
「そうか・・・それじゃ四人でゲームをしないか?」
「ゲーム?」
「お、なんか面白そうじゃん。今度はどんなルールでやるんだ?」
「・・・いや、PFから離れたゲーム・・・遊びだ。」
「何をするの?」
「ん?レイ、トランプとか色々合ったよな?」
「ええ、持ってくるわ。何処に運べば良い?」
「それじゃ俺の部屋に全員集合な。」
ガイギスはそう言うと双子を連れて自分の部屋に向った。
その日ガイギスとレイが双子に色々とトランプのゲームについて教えた。
内容はダウトとばば抜き、大富豪だ。
マイは少々覚えるのに苦戦していたがユイはすぐに吸収し、その日は夜遅くまで盛り上がった。
結果から言うと、ダウトはマイが毎回負け、レイとユイが一位を争いガイギスはたまに2位になるぐらいだった。
ばば抜きはガイギスが1番多く、2位がユイかレイ、ここではマイも一度だけ1位をとった。、
大富豪は接戦で、これはほかよりも多くやった。
結果を言えば一位はユイ、二位はレイ、三位はマイで、ビリはガイギスだった。
このトランプをしている最中、ユイとマイはおそらく今まで見せたことは無いだろう無邪気な笑顔を、ガイギス夫婦に何度も見せた。
そしてトランプが終わると、四人には何か絆めいた物があった。
「あたい今までこんなに面白かったこと無かったよ。」
「そうね、今まで訓練ばかりだったから・・・」
「そう言ってくれるとありがたい、なあレイ。」
「はい。二人がよければ他にも色々とあるからそれを一緒にやりましょ?」
「ホント?やるやる!な、姉貴!?」
「そうね、よろしければお願いします。」
「ま、その為にはとにかくお互い生き残らなくちゃな。」
「そういえばあなた達ってダルシメル大佐の部下・・・なのよね?」
「そうです。」
「それじゃあもし退屈でヴァリムに居たら彼らともこうゆう風な遊びをしてみたら?」
「そうだな、サン達には俺らから言っとくからさ。」
「へ?マジ!?」
「ああ、特にサンは大富豪とスピードが得意だったな。」
「「スピード?」」
「ああ、それの説明は帰ってからサンにでも訊いてくれや・・・
っと、もうこんな時間か、そろそろ寝ようか。」
「そうね。あなた達にはちゃんとベットが用意して有るからついて来て。」
「ああ、解ったよ。」
「解りました。」
双子の悪魔と異名を持つキサラギ姉妹は、レイにそう返事するとどこか子供の様にその後について行った。
ガイギスはしばらく自分の部屋でボーっとしていたが、案内し終わったレイが部屋に来ると、レイに話しかけた。
「あれが戦場では恐れられている姉妹かい、そうは見えないな。」
「はい・・・ロウスからの情報では彼女たちはまだ10代だそうです。」
「・・・寒い時代だな。そういえば彼女達の機体も?」
「はい、共にロウスの手でチューンナップされています。」
「そうか・・・なら安心だな。」
「はい・・・
ですがその時ちょうどもう一人分改造しなければならなかったそうで、
大変だったと言ってましたけど。」
「へ〜・・・誰だ?」
「元ヴァリム兵で現在は傭兵として参加している人です。
確か名前はマックス・ロンバート・・・名前はあなたも聞いたことがあるのでは?」
「・・・確かに。
射撃のスペシャリストと聞いたことがあるな。」
「はい・・・・ふぁ〜。」
「っと、こんな時間か。じゃあレイ、寝るぞ。」
「はい。」
レイはそう言うとそっとガイギスに寄り添った。
あとがき
作者>ふう、ようやく終わった〜。
アイリ>ご苦労様、けどこれってどう見てもヴァリムよりね〜
作者>ども、アイリさん。今回のゲストキャラはアイリ・ミカムラ嬢です。
アイリ>やっほ〜。よろしく〜
作者>さて、それでは方向修正を・・・
まあそれは仕方ありませんね、最初は見事にあの双子にしてやられますし・・・
アイリ>ううう・・・言い返せないのが辛い・・・
作者>まあヴァリムにも変態ばかりと言う訳ではないという訳ですよ。
アイリ>けどあの三人組は変態でしょ?
作者>またくその通り。
アイリ>けどあの双子ってああいう一面もあるのね・・・
作者>まあそうです。ついでにあなたより一つだけ上です。
アイリ>ふ〜ん・・・けどなんかあの二人のほうが幼く見えるよ?
作者>それは激しく同感です。まあけど事実は事実ですし・・・
アイリ>はいはい、解りましたよ。
作者>さて、ほかに感想は?
アイリ>あたしはこの小説に出るの?
作者>名前だけならあとで出そうかなと・・・・
アイリ>・・・名前だけ?
作者>はい。戦闘はたぶん無しですね。
アイリ>そ、そんな〜。
作者>そう言いながら八つ当たりはやめて下さい。
まあこちらまで届きませんが。
アイリ>何で!?何で〜〜!??
作者>作者の特権です。
ついでにこのバリアはヘルファイヤの80連発にも耐えられますので・・・。
アイリ>ううう・・・こうなったらキースに八つ当たりしてやる〜!!!!
そう言ってアイリ退場。
作者>・・・キースさんに合掌。
さて、名前の提供をしていただいたナイトメアさんに感謝し、ここまで読んでいただいた読者に深く感謝の意を述べたいと思います。
さらにもしオリキャラをこの小説に出してもいいという、奇特かつ心の広い方はぜひメールにて教えてください。
ただその際どういう扱いをされてもかみそりメールなどは送らないようお願いします。
それではまた次の話で・・・・
管理人より
ガイギスさんより第6話をご投稿頂きました!
ふむふむ、一気に進みましたね(笑)
そして次は……(ニヤリ)