モルモット小隊番外編

第??話 「Dead or Alive 〜“all is vanity” but I don't think so〜」


第十一幕







 

 濃厚な雲を抜けながら、赤いJフェニックスが一機、慎重に空を飛んで行く。雷雲が近いのか雷の音がどこからか聞こえてくる。
 すぐ近くに敵はいない。
レーダーがそう示してはいるが油断はできない。赤いJフェニックスに乗るコハク・ミカゲは、周囲を警戒しながら基地への帰還途中であった。
 いくら国際条約で定まっている後退信号によりお互いの戦闘行動は終わったとは言え、条約を無視してでも敵を倒そうとする者がいないと限らないのだ。、条約があるだけにそう言った者の存在は非常に厄介な存在となる。条約の存在で安全でもなんでもない環境を安全と思い込み気を抜いてしまうことがあるからだ。
 深空に無数に飛び交う電波の一つにJフェニックスのIFFが反応。
 入力された電波をJフェニックスが瞬時に解析し、それが味方だとわかると青いマーカーでレーダー上にその存在を映し出す。
 ノートン機かと初めは思ったが反応が三つある。違うようだ。任務で護衛の対象であったROUGE小隊の三機だろう。
 基地の方へとちゃんと向かっているようなのでコハクは安心した。護衛任務なのに護衛対象が無事に帰れないとあっては何の意味もない。彼女は近寄って無事を確認しようと思い機体を向かわせた。
 突然、甲高い金属音と同時に爆発の閃光が友軍機のいる方向から発生した。

(交戦していた部隊以外の敵? それとも……信号弾を無視して、さっきの残存兵力が逆に逆手にとって攻撃してきたの?)

 何が起こったのか。コハクの思考は様々な可能性をいっせいに考え出す……。
 逃げ出した敵の部隊とは考えにくい、敵の撤退した方向といま彼女が向かっている方向は正反対だからだ。もし、先ほどの戦闘で撤退した敵の部隊ならば、コハクのJフェニックスに見つからないように遠回りをし、彼女を追い越した事になる――伏兵がいたと言う可能性がなくもないか……撤退信号はこちらを油断させるためのフェイク。こちらの引き上げる方向は簡単に予想がつけられるから、PFを潜ませておけば奇襲は十分に可能となる……でも。
 可能性としてはあるが、それは考えにくい事だった。
 ヴァリム軍が国際条約を無視する事を前提とした作戦を堂々と取った事になる――後で「伏兵の兵士が独断で、命令を無視して取った行動だ」と言う言い訳でもすれば、問題はないでしょうけどね……軍にとって邪魔な兵士だったら、本人には命令だと思いこませて、条約違反を犯させ、処分できるし。
 近くにたまたまいた新たな部隊の敵との遭遇戦ならば、後退信号による国際条約の加護は得られない。よって、これは偶然の遭遇戦と考えることもできるがしかし、それも考えづらい。この一帯はヴァリムの勢力圏外なのだ……。
 可能性が浮かんでは消え、消えては浮かび。数瞬の間に何十通りと可能性を考慮すると。
 意表を突くため国際条約をあえて無視し、不意をつき攻撃してきたと考えるのが妥当だった。
 そう考えると、コハクの中に新たな疑問が浮かぶ。

(……国際条約を破って、そのリスクを上回るメリットはあるの? ROUGE小隊はただの増援に過ぎないのに……グレン小隊ならばまだわかるけど。ただの独立部隊にそこまでする価値が? あの小隊の少佐が乗っていた変形する機体が目的? でも、それはなさそう。条約違反とそれは関係ない)

 悩みは頭の中からすぐに消えた。答えが出たのはない。
 敵が見えたからだ。
 滑らかな曲面の黒い背中を持つ紛れもない敵、コハクの神経を逆なでするような、誰が見ても嫌悪感を抱くような行動をしている敵が。




 

「女じゃねぇかよ、ひひひひ」

 のっけから楽しみがないとあまり戦闘を行う気がしないキョウインであったが、
ちょうど発見した手負いのPFの中に乗っている獲物が女だとわかった途端。

「ひひゃひひゃひひゃひひゃひひゃ」

 咽喉の奥から独特の笑い声を漏らし、狂喜した。
 とりあえず、キョウインは目の前のうつ伏せに倒れているJファーカスタムの胴体、脱出ポッドが発射される辺りを踏みつける。
 ちょっとした隙に逃げられてはたまらないからだ。手に入れた獲物に魅せられたキョウインの目は血走りっている。
 身動きをできなくしたらば、次にバイオゼリーの滴る黒い爪で、レッグフレームの切断を開始。

『どうなってるの……何が起こって』

 くぐもった音で接触回線を通して、中の女性パイロットが震えた声が聞こえてくる。
 いったい自分がどういう状況におかれているのか、名前も知らないこの女は、まったくわからずに怯えているのだ。
 盲目とも言える状況のコックピットの中で、息を速め震えている女がわかっているのは、とつぜん現れた敵に地面に押し倒された事だけ。
 灯光が失せた、いくつかのモニター。
 残っているそれに映る映像は、ほの黒い灰色の、土ばかり。
 にじむように金属の壁の向こう聞こえてくる外からの音は、バイオゼリーがゆっくりゆっくりと機体を削る切削音。
 抵抗もできずに怯える女の姿を想像し、爛々と目を輝かせ、逃れられない女をいたぶる作業に、キョウインは没頭する。
 納得いくまで時間を掛けて切断作業を終えた彼は、

「よぉ、聞こえるかい、ひひひ」

 ひそやかに声を掛ける。

『……誰っ?』

 女パイロットは語気を鋭く言ったつもりだったようだが、声が震えている。それを聞いたキョウインは気が強そうだと思い嬉しくなる――気の強いやつほどヤり甲斐があるってもんよ。

「っひひ、誰って事はないだろう。今あんたの上に乗ってる男だよ」
『わたくし達を攻撃したのは貴方ね? わかっているの後退信号の後の攻撃は国際協――』
「はいはいはいはい。国際協定がどうしたって、あぁん? そんもんが、あんたを守ってくれんのかい? だいたいてめぇらはやれ正義だの道徳だの倫理だのルールだの、くっだらねぇ事を口にするくせに、自分らの都合を守るためにどんな汚ねぇことでも平気でやりやがる。そのくせ俺の行動にはけちつけんだからな」
『なにを言――』
「気にくわねぇってんだよっ!」

 爪を振り上げ、荒々しくJファーカスタムの右腕、左腕と斬り飛ばし、

「俺の行動はごく当り前のもんだ。試合してんじゃねぇ、死合ってんだからよ。ジョンとメアリーの子供、アンの夫、スザンナとハムネットとジュディスの父親……ぁぁ、名前忘れちまったが、そいつも言ってたろ。お前らがいるから俺がいられるんだ、俺がいるからお前らがいられるんだよ」

 続いてJファーカスタムの頭部を斬り落とす。
 接触回線の向こうから、女の短い悲鳴と何かが弾ける音がした。コックピット内で短絡が起きたのかも知れない。

「おぉ、すまねぇすまねぇ。つい熱くなっちまった。大丈夫だ、安心しな、今からはゆっくりじわじわとやってくからよ……ん?」

 キョウインの目に、モニターに映るPFのWCSによる捕捉された事を示す警告メッセージが飛び込んできた。

「っち。正義の味方参上ってかぁ」

 楽しみの邪魔をされ苛立ちを覚えながら、クロマティック・シャドウT6の上半身を旋回させ、敵の姿をその目で確認する。
 赤いJフェニックス。手にしている武装はカタールのみ。
 キョウインは爪に纏わりついているバイオゼリーを空中に浮かせ、一度Jファーカスタムの背中を踏みつけ脱出ポッドが作動できないようにフレームを歪ませると、後退を始め、Jフェニックスの様子を見る。
 バイオゼリーはゆっくりと地面に倒れているJファーカスタムへと向かう。

(悲鳴が聞けないのは残念だが、仕方ねぇよな)

 キョウインの考えはこうだ。
 Jファーカスタムは動けない、脱出ポッドも作動しない。放って置けばバイオゼリーの餌食になる。それはJフェニックスのパイロットにもわかるはずだ。普通のアルサレアのパイロットならばまず仲間を助ける。となれば動きが止まる。そこをまとめて始末する。
 しかし、アルサレアのパイロットは予想外の行動に出た。なんと……、




 

 コハクが敵をサイト内に捉えると、その黒い蜥蜴の様なPFはバイオゼリー放ち、後退を始めた。コハクは頭の中で余計な事は考えない。頭の中で考えをまとめる暇がないほど素早く行動する。
 まず、Jファーカスタムのメインフレームだけを残した残骸を蹴り飛ばす――他の兵器に比べ圧倒的な強度を誇っているPFの中でも、特に強度が高いメインフレームはパイルバンカーに代表させる敵の装甲を貫く兵器や、バイオゼリーなどの特殊な兵器でもなければ、外装を貫くことなどできない。表面的な衝撃に対し、内部のパイロットの安全は十二分に確保されているのである……もっとも、衝撃はしっかりと中のパイロットに伝わるのであるからして……――。
 そして、敵との距離を詰めようと加速する。Jフェニックスの方がやや速力が上のようで徐々にその距離が詰まっていく。
 それまで真っ直ぐ後退していた蜥蜴は、コハクが蹴り飛ばしたJファーカスタムとちょうど反対に向かって移動。
 Jファーカスタムの残骸と敵を結んだ直線上にコハクを置かれた瞬間。
 敵機は速度を落とす。
 一気に両者の距離が狭まる。
 ここで蜥蜴はミサイルを放った。コハクが見たことない軌道を描く、低空を滑空するように飛行するミサイルを。
 回避の間に合う距離ではない。普通ならば焦りの表情でも浮かべる所だが、彼女は、

「……」

 表情一つ変えずに対処した。
 スラスターのバランス調整レバー ――宇宙などで方向転換を行う際に使用される。AMBACが使用不能になった場合などに使用される予備的なもの――を指で弾き、下半身に比重を掛けると、まだ余裕のあったブーストペダルをいっぱいまで踏み込んだ。
 一刹那。前進を続けながらJフェニックスはその場で逆上がりでもするかのように足を上げ、地面と水平となる。
 二刹那。蜥蜴の放ったミサイルが宙に浮いたJフェニックスと地面の隙間を通り過ぎる。
 三刹那。Jフェニックスはさらに逆上がりを続け、地面に頭を向け逆さまになり、反応が遅れたミサイルの近接信管が作動し、あらぬ方向に子弾をばら撒く。
 四刹那。ブーストペダルから足を離すと 同時に調整レバーを元に戻し、Jフェニックスは再加速。
 コハクは回転による遠心力で、真っ白な顔になりながらも、意識を失わずに敵との距離をさらに詰めると、地を蹴り、瞬間的に増速。
 カタールを突き出した。




 

 キョウインはミサイルを放った瞬間、絶対に命中すると確信していた。PFの射撃戦の中では絶対に――ではなく九〇%っと言ったほうが正しいかも知れないが――回避不能な距離や位置と言うものが生じる、使用する火器やPFの速度によってそれはまちまちだが、卓越したPFパイロットほどその距離や位置の取り方が上手い。
 事実、キョウインがミサイルを放ったタイミングは絶妙のもので、ほぼ確実に命中するものであった……相手がコハク・ミカゲでなかったのなら。

「んなっ!」

 キョウインは赤いJフェニックスの取った回避運動を見て目を見開いた。

(逆上がりしやがった……ありえねぇっ)

 あんな回避、聞いたことも見たこともない。だいたい、あんな無茶な操縦をしたら中のパイロットが……だいいち機体の建て直しだって……。
 目の前で起こった事が信じられなかったが、赤いJフェニックスはまったく速度を落とすことなくミサイルを回避すると、さらに加速して距離を詰め、地を蹴りさらに加速する。

(……かわ――)

 キョウインの本能は危険を察知して、頭の中に言葉が浮かびきる前に動く。
 操縦桿から手を離し脱出ポッドの作動レバーを力いっぱい引く。

(――しきれねぇ)

 脱出ポッドがクロマティック・シャドウT6の背部から射出される。と、その直後。キョウインが居た空間を、Jフェニックスのカタールが貫いた。




 

 Jフェニックスのカタールが黒蜥蜴PFを貫いた。
 かなりの勢いで貫いたためその刃は背中まで抜けている。さらに、踏み込んだ速度もJフェニックスの方が上だったためニ機はそのまま惰性で直進を続ける。
 敵である黒いPFの胸部装甲を貫いた衝撃をコックピットで感じ、コハクは違和感を覚えたが、先の回転回避で脳の血が足りないので、その違和感の原因を思考する力はなかった。
 とにかく、コックピットを貫かれ、敵は完全に動きを止めたはず――Jフェニックスは腰を落とし、足を踏ん張り、地面を削りながら減速する。
 コハクはJフェニックスが完全に停止すると、カタールを引き抜き、動かなくなった敵PFを見下ろし観察した。
通常のものに比べやや背が低く、背中の丸まった黒いPF。
 コハクはモニターに映る黒いPFの背部に大きな開口部があることに気がつく。脱出ポッドが排出された後だ。
 周囲を見回したが、脱出ポッドは見当たらない。どうやら近くの森の中に落ちたようだ。

(あの敵……事後処理班に任せれば良いか……)

 国際条約を平気で無視する敵が気にはなったが、PF戦後のスクラップの回収や脱出ポッドの改修などを行う事後処理班に任せることにした。
 今は敵をどうこうするよりも味方の安全を確保する方が大事だからだ。
 コハクはJフェニックスを反転させ、顔も知らない仲間の乗る女性型フレームで構成されたPFの残骸の方へと機体を進め、

「こちらはコハク・ミカゲ少尉。PFパイロットの方、ご無事ですか?」

 近づきながら通信で呼びかけてみる。

『こちら、ROUGE小隊のエルシール・ミストリア・リシャール大尉。感謝します。来て下さらなかったら危ないところでした』

 ずいぶんと落ち着いた声が聞こえくる。コハクには自分が死にそうな目にあっていたという事をまるでわかっていないような口ぶりに聞こえた。

「いま基地に連絡を入れますので、もうしばらく待っていてください。PFの中が一番安全ですから。私は空で警戒します。念のために無線封鎖もしておいて下さい」
『了解。そう言えば、他のみんな元気かしら……』
『わほぉっ〜い、ウヅキちゃん元気だよぉ〜♪』

 通信を聞いていたのだろう、戦場には場違いな――アルサレア軍隊内では場違いでもなんでもなく、こう言うのが当り前であったりするが――声と、

『……あ、わ、私も生きてます』

 どこか気恥ずかしそうな声が聞こえてきた。
 モニターの隅には「From Sea-Rabbit」と表示されている。エルシールの言葉に反応して回線に割り込んできたのだろう。二人の声は同じ機体から発せられているのでもう一人いるはずなのだが、その通信は入ってこなかった。
 そのもう一人とは、さきほどコハクがJフェニックスで遠くに蹴り飛ばしたJファーカスタムに乗っていたガレフ・セキネだ。
 通信がないのは気になるがたぶん無事だろう。PFは宇宙で隕石に衝突したとしても、搭乗者が死ぬという事はないのだから。

「無線封鎖お願いしますね」

 コハクはそれだけ言うと機体を上昇させ、ある程度の高さまでくると機体をホバリング。高度を安定させる。そして、溜息を一つ。コハクは妙な疲労感を覚えていた。
戦いの後の疲れと言うよりも先の気だるい短い会話の疲れが主だ。

(なんか……この人たちと話していると、カレイドさんを思い出して疲れる……カレイドさん? カレイド……ヘッドハント……あれ……誰だっけ?)

 コハクは今まですっかり忘れていたカレイドのことを思い出したが、その次の瞬間にはそれが誰だったのか忘れてしまった。




 

 キョウインは脱出ポッドのハッチを開け、非常灯のともった赤い世界から痛む身体を引き摺り這い出た。

「ったく、ひでぇ目にあったぜ……どうなってやがるんだ」

 何時もにまして射出時の衝撃の大きかった脱出に、そうひとりごちると、まずはポッド内に備え付けてあったサバイバルキットの中身を確認する。そして、確認を終えると周りの景色を眺める。
 三六〇度、うっそうとした木々が生えている。
 上を見上げると折れた木の枝々。普通、脱出ポッドは緩やかな放物線を描いて射出される物だが、どうやらほぼ垂直に落ちたようだ。
 もう一度周りを見回す。
 奇妙な事にどの方向もまったく同じ景色に見える。気味の悪いぐらい出来の良いCGの合成映像でも見ているようだ。
 キョウインはそこらの兵士たちよりもサバイバル技術に長け、リュウハの部下となる前に一人でもっと大きな森なのかで半年近くも潜んでいた事もある。
 その彼の目にどの方向も同じように見えるというは実に奇妙であるが……事実、そう見えていた。

(……頭でも打ったかな)

 周りの奇妙な景色に首を捻りながらも、森の中へと足を踏み出した。




 

 コハクが基地に通信を入れると、二〇分ほどで事後処理部隊と護衛のPF部隊が到着し、ROUGE小隊の四人とPFの残骸の回収作業を開始。三〇分もかからず作業は完了し、コハクは基地へと帰還した。
 基地のPF格納庫でPFを固定。コックピットから出ると辺りを見回し、ハンガーの空きスペースを確認する。

(ロウ少尉はまだ戻ってないみたいですね……)

 彼女のJフェニックスの直ぐ隣に固定されているダークグレーのPF、そのハッチ開口部からパイロットと思しき人物がコハクに親しげに手を振っているのが見えた。アルサレア軍の軍服を着ていないのでどうやら傭兵のようだ。

(誰、でしたっけ?)

 どこかで見たことのある人物ではあると思うのだが……。
 コハクが思い出そうと記憶の糸を手繰り寄せていると、その男が駆け寄ってきた。

「いやぁ、もうまいりましたよ。機体は壊れちゃうし、置いてかれちゃうし。いやはやほんと、大変でしたよ。精気で再構成するのってけっこう手間掛かるんでね。まぁ近くにあった素材を使わせてもらいましたけど……ほんと、まいったまいっ――」
「すみません。貴方は、誰でしたっけ?」

 コハクは思い出せないので、一方的に話しかけてくる男の会話に割り込み、ずばり聞いてみた。

「え? 私のこと、記憶にない?」

 一歩下がり、大袈裟に手を広げ、男は驚きを身体全体で表現した。

「どこかで会ったような気はするんですが……」
「おい、どうなってるんだよ。しっかりサポートしてくれっ!」

 男は隣の誰もいない空間に向かって怒鳴りだした。

「だいたいな、前々からそうなんだ、実時間にして三時間四一分七秒前から手を抜いてるだろ。これは前、まぁ、今を基準に言えばもっと先になって言う事だけどなNの存在とその動きを――」

 コハクは関わり合いにはならない方が良いと判断し、気が付かれないように脇をすり抜けこの場から離れ、パイロットの待機室へと向かった。

(変なカレイドさん……関わり合いにはならない方が良さそうですね)








 

第十二幕へ続く

 



〜あとがき〜
 何も語りますまい、何も(遠い眼)
 2006/01/12 usagi.

 


 管理人より

 バーニィさんよりモルモット小隊番外編第十一幕をご投稿頂きました!!

 どうにか無事にROUGE小隊も到着……これで後はモルモット小隊の到着待ちでしょうか。

 しかし、キョウインは一体どこに落ちたのでしょうか……気になります。


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